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初めての外国人採用での学習~ダイバーシティとインクルージョンの欠如①~

はじめに

『初めての外国人採用での学習』と題して
はじめての外国人採用が上手くいくように、
🔵”失敗した”と考えらる要素にどんなことがあるのか?
🔵上手くいかなかったとなる場面ではどう対処したら良いのか?
🔵そこに、注力して解説しないと、読んで頂く方の役には立たないのではないか?
🔵予防策と失敗後の対応策について
整理して、お伝えしたい。。。そう考えました。
長くなるので、連載してこのテーマを書き続けています。

初めての外国人採用での学習~総括~|東城敬貴 keiki tojo (note.com)


6.ダイバーシティとインクルージョンの欠如について

日本企業が、日本国内で初めて、アジア諸国からの外国人を採用する際に、失敗のケースの中に、ダイバーシティとインクルージョンの欠如があります。この欠如は、多様性を受け入れる文化がない場合、外国人社員が、十分に能力を発揮できない可能性があります。

(1)ダイバーシティとインクルージョンの意味を押さえる。

ダイバーシティとインクルージョンは、多様性と包摂性を意味する言葉として、特にビジネスや組織の文化において重要な概念として取り上げられています。以下にそれぞれの定義と意味を詳しく説明します。

①ダイバーシティ (Diversity)

ダイバーシティは「多様性」と訳されることが多く、人々の違いや多様な背景を指します。これには、人種、性別、性的指向、宗教、年齢、障害、国籍、文化、経験など、多岐にわたる要素が含まれます。

ダイバーシティは、組織内の人々が持つ異なる背景や経験を認識し、尊重することを意味します。多様性を持つ組織は、さまざまな視点やアイディアを持つことができ、これがイノベーションや問題解決に役立つとされています。

②インクルージョン (Inclusion)

インクルージョンは「包摂性※」と訳されることが多く、組織内のすべての人々が平等に扱われ、その意見や価値が尊重される環境を指します。

インクルージョンは、単に多様性を持つことだけでなく、その多様性を活かして組織全体が共に成長することを目指す概念です。インクルージョンのある組織では、すべてのメンバーが自分自身を表現し、最大限の能力を発揮できる環境が整っています。

※包摂性(ほうせつせい)

※読み仮名を間違えていて、教えいただき修正しています。

「包摂性(ほうせつせい)」は、どんな人も差別されず、自分の持っている特性や能力、考え方を尊重され、大切にされる環境のことを言います。この考え方は、学校や会社、そして社会全体でとても大切にされています。

例えば、学校では、異なる文化や国籍の子供たちが一緒に学ぶ環境が増えてきました。

そんな中で、それぞれの子供たちが自分の文化や言語を大切にしつつ、他の子供たちとも仲良く学べるような環境を作ることが「包摂性」です。

それぞれの子供が持っている個性や背景、能力を最大限に活かせるような環境が求められています。ここでの「包摂性」は、そのような環境を実現するための大切な要素となります。

例えば、クラスにはさまざまな国籍や文化の背景を持つ子供たちがいます。ある子は日本で生まれ育ったが、親が外国出身で家では外国の言語を話す。

またある子は、最近外国から日本に来たばかりで、日本語がまだ完璧ではない。

そんな中で、先生や友達がそれぞれの違いを理解し、尊重することで、クラス全体が一つの大きなチームとして協力し合い、学び合うことができます。

また、学習のスタイルやペースも子供たちそれぞれ異なります。ある子は授業の中での学びが得意で、ある子は実際に手を動かして体験することで理解を深める。

このような違いを認識し、それぞれの子供に合った指導を行うことも「包摂性」の一環です。

また、会社でも、多様な背景を持つ人たちが働く中で、それぞれの違いを理解し、尊重しあいながら、一緒に仕事を進めることが求められています。

新しいアイディアや解決策は、多様な視点から生まれることが多いので、包摂的な環境はイノベーションを生む要因とも言えます。

さらに、社会全体としても、年齢や性別、障害の有無、国籍など、さまざまな違いを持つ人々が共に生活する中で、互いの違いを尊重し、助け合いながら共生していくことが大切です。それが「包摂性」の社会と言えるでしょう。


初めて雇用する際は、事前の計画と準備が重要です。しかし、それでも、上手くいかなかった場合でも、どうその失敗をチャンスに変えていくのか?諦めないで、そのことを見ていきたいと思います。

以上の続き、『ダイバーシティとインクルージョンの欠如』(1)何が問題なのか?について、明日以降に、書いていきます。


日本は、将来の日本の社会のために、
より良いしくみを構築できるはずです。

お読みいただき、本当にありがとうございます。



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