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\本当に良い声というのは〇〇声/
私自身、アナウンサーとして自分の声についてはかなり研究したり、悩んだり、工夫してきました。
生徒さんからも「先生、どんな声がいい声ですか?」と声に関するご相談って多いです。
でも、アドバイスがすごく難しい。
その中で私がみなさんにお伝えできることをお話しますね。
①日本人女性は声が高い
アドバイスが難しいのは、声は筋トレしないと上手くならないからです。
ひとこと言って変わるものではない。っていうのがなかなか難しいところですね。
世界で見ると、日本人女性の声はある決定的な特徴があります。
それは声の高さ。すごく高いんです。
日本の民放アナウンサー10人の声を計測して平均を取ったら、340ヘルツという高さだったそうですよ。 身長が160cmぐらいの成人女性だと地声の平均は本当は220ヘルツから260ヘルツぐらいということからも、声の高さがわかります。
これはアナウンサー本人の考えというよりは、番組や放送局に求められている部分があるので、社会が女性に高い声を求めていると言えます。
②世界平均のいい声は低い声
一方、世界の平均でみると、特に女性アナウンサーなど社会的ニュースとか、信頼感が必要な情報を伝える場合は、低い声を求められていることが多いです。
ということで本当にいい声っていうのは、低い声だと言われています。
でも、ただ低い声だと地味でボソボソしゃべりで聞こえなくなっちゃう。
これが難しいところで、本当にいい声は低い声だけれども、その声に張りも必要なんです。
声が低くて張りがある声だと大人の女性らしい、落ち着いたトークに聞こえます。
③高い声と低い声で魅力的な声になる
もう一つ。低い声だけだと表現力が狭いので、低い声から高い声まで自在に出せるようになると、たくさんのことが表現できます。
社会は高い声を求めているから、日本人女性が高い声になっている。
それを恥ずかしく思ったりする必要はありません。
高い声が出せるのはとてもいいことです。高い声と低い声、両方出せるようになると表現の幅がぐっと広がるっていうわけなんです。
だからね、「声が低くて地味なんです」なんて言っている方が多いけど、
低い声は、そもそもいい声なんですよ。
低い声で、もっと息が前に出る。そしてその声がひびく。
よくひびく声で低い声から高い声まで自在に使えるようになると、すごく印象のいい声になるんですよね。
④声は筋トレ
その為には、声の筋トレが必要です。鍛える価値が大いにあるんですよ。
普通、声って老化して低くなっていくのですが、声優の日髙のり子さんは若い頃よりも高い声が出せるようになったそうです。
そう、声って鍛えると高くもできるし、低くもなるんです。
だからね、訓練して低い声も高い声も出せるようになると表現力がどんどんついてきて、魅力的な幅のあるトークができるようになります。
みなさん、ぜひ声の筋トレにチャレンジしてみてくださいね。
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