＼嫌われる人は「否定」で話してる／#133

2024年7月20日 07:00

「否定が多い人は嫌われる」
皆さんも心あたりありませんか？

今日はそれのちょっと発展形で、何かをお願いする時の話し方です。

①駐輪場のポスター

例えば○○しないで下さいって言いたい場合、
『ここに自転車を置かないで下さい』
と書きがちですよね。

うちの近所にある病院は自転車で来る患者さんも多く、毎回その対応に困っているようでした。

最近駐輪場に貼られたポスターには、
『こんな風にきれいに自転車が並んでいると気持ちがいいですね』
と、きれいに自転車が並んだ写真付きで書いてあるんです。

それ以来、明らかに自転車の様子が変わりました。「これは上手いなぁ」と思って見ています。

嫌われちゃう人や言うことを聞いてもらえない人は、

・○○しないでください

と否定で頼んでしまいます。でも、

・こうしておいて下さい。
・こんな風にしてもらえると嬉しいです

こういった肯定の伝え方をするだけで、私たちも気持ちよく使いたいからっていう前向きな行動になりますよね。

でも、私たちは何かお願いするときについ否定文を使ってしまいます。

それには理由があって、実は否定文の方が人間の頭の中に残りやすいんです。

・ ○○してはいけません
・しないで下さい

と否定語で言われる方が、強く反応します。

印象には残るけれども、言われて嫌な思いがしてモチベーションが上がらない。という残念なズレが生じているんです。

例えば、
『この資料は絶対に遅らせないで下さい』
よりも、
『この資料の納期必ず守って下さいね。出来上がりを楽しみにしています』と言われる方がやる気が出ますね。

ポジティブな肯定形で伝えるっていうことは、とても大事なポイントです。

私にもあった話で、この間ある方からお誘いがありました。
「かわばたさん来週会いませんか」って。

来週は時間がないから断ろうかとも思いましたが、
「来週は無理ですが、来月だと時間があるのでゆっくり会えます」とお返事しました。

そうしたら先方がちょっと先の日程を提示してくださり、会えることになったんです。

こんな風に出来ないよりも出来るにフォーカスして伝えると、あなた自身の印象も良くて、相手も喜んで合わせてくれたりしますよ。

自分と相手の両方にハッピーな言い換え、『肯定形で伝える』をぜひ試してみてください。

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