失敗したことも、全部「財産」になる。

2024-06-24

社内向けに #問題解決 や #プロジェクト管理 の基礎研修を実施しています。受講者のみなさんから「あの時、失敗したのはこれが原因だったんだ」「思い当たる節がありすぎる」「かなりムダをしてきたのか…」と反省に近い感想をいただきます。「全部財産ですよ」と助言します。

▼一度も失敗しない人はいない。

どんな人も、試行錯誤しながら仕事を覚えるものです。 #プロジェクト はその典型だと思います。「 #プロジェクト を通じて人が育つ」。自組織で、大事にしている観点です。できないことに挑み、その過程を通じて人が育っていきます。その観点で大切なのは「これがうまくいかなかった」といった経験です。生きた教材になる。

▼悔しいからくり返したくない。

「失敗した」「もう二度と同じことをくり返したくない」という感情は、その人のなかに強く残ります。これがブレーキとして機能します。たとえば、アイデアベースで #プロジェクト を動かそうとしたときに、ふと過去の事件を思い出す。「このまま進めると、あのときの二の舞いになるんじゃないか」と心配になる。抑制が効くのです。

▼過去の経験を、データベースに。

失敗したことや、悩んだこと、うまくいかなかったこと。それを全部「なかったことにする」のはもったいないです。「 #失敗事例 をたくさん知っている」ということは、それらを避ければ、「 #成功確率 が上がる」ということになります。しかも、自分が実体験していることは、記憶に定着しやすい。だからこそ、 #失敗体験 は財産なのです。

「過去は変えられない、変えられるのは未来だけ」という言葉があります。過去の #失敗体験 は変わらない。ただ、その体験をうまく活用すると未来を変えていける。こうした物事の見方も、研修を通じて参加者に伝えていきたいです。

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