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純喫茶まとめ

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純喫茶・喫茶店さんを取材した記事を載っけています❥
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#カフェ

DUN AROMA(ダンアロマ)  ──しっとり上質。オトナな珈琲時間

DUN AROMA(ダンアロマ) ──しっとり上質。オトナな珈琲時間

都立大学駅から徒歩すぐ
仰々しく飾らず、トンと丁寧に本棚に本を置くように、そこに喫茶店が構えてある____ダンアロマさん

今回取材を快諾してくださったマスター(神永さん)は、渋い喫茶店の所謂『マスター』というよりも、想像よりお若い方で、
スラリとスマートな立ち振る舞いに、シックなお店とのギャップを感じ、思わず一瞬どぎまぎしてしまう

ダンアロマらしさ

神永さんは今年で24年目。
先代のオーナー

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立吉  『カーテンを選ぶように絵も選んで欲しい』 センスの光る昔ながらの喫茶店

立吉 『カーテンを選ぶように絵も選んで欲しい』 センスの光る昔ながらの喫茶店

今年で42年目になる立吉さんは吉祥寺、井の頭公園に向かう七位橋通りと住宅街の狭間に位置している喫茶店

お父様の代から始まったという立吉は今は娘さんがほとんどお店を切り盛り。

出迎えてくださった時の低姿勢で物腰が柔らかく、
静かにゆったり微笑んでお話する姿が印象的で、『ああ、立吉が愛される理由はここに詰まってるなぁ』と感じたほど。

隣に掛けていた常連さんは幼少期から知っていたということで『いや

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カフェフォリオ  『美大出身マスターが生む喫茶店空間』

カフェフォリオ 『美大出身マスターが生む喫茶店空間』

代官山で非常に本格派な珈琲が、1杯500円。

友達と代官山に行ったはいいけど、カフェや喫茶店探しに困った……
なんて思い出がある人は少なくないと思う。
代官山というと非常にハイソな場所というイメージが強いが、そんな代官山で本格派でありながら、ふらりと気軽に入れる喫茶店がある。
カフェフォリオだ。

代官山駅からすぐの大通り沿い
ちょこっと出ている看板に惹かれて入ったのが最初の出会いだった。

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カフェ・ファソン 「自分の手で喜びを提供したい」サラリーマンを経験したからこそのサービス

カフェ・ファソン 「自分の手で喜びを提供したい」サラリーマンを経験したからこそのサービス

『自分が作ったり、言葉にしたことから喜んでもらいたいんです』

ファソンを経営する岡内さんのそのひたすらに純粋な瞳に思わず目を奪われた

中目黒といえば飲食店の宝庫

庶民的なお店から高級店まで幅広く、また駅の高架下には気軽にふらりと入れる飲食店もでき、人の行き来も多い街である

そんな中目黒駅すぐの小道に入った三階。少し大通りの喧騒から静かに過ごせる空間がある___カフェ・ファソン。

Stor

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カヤバ珈琲 『大正3年の名建築とセンスの交差点』 (百名店)

カヤバ珈琲 『大正3年の名建築とセンスの交差点』 (百名店)

藝大の裏手。

木造の家屋の昔ながらの急斜度の階段を上がると、二階の畳のお座敷が目の前に広がる

青と赤の座布団の上にゆっくり膝を下ろすと、ガタガタと窓が軋む音がする。

体にも小刻みな振動が伝わってきて、誰もが最初は驚くかもしれない。大正時代の造りの建物は、道路沿いに面しており、一瞬「地震?」と思うかもしれないが、トラックやバスが通るたびに道路から伝わる振動であることにすぐに気が付くだろう

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喫茶サテラ 高級感を残してNew レトロに──

喫茶サテラ 高級感を残してNew レトロに──

喫茶サテラ 
2020年にOPENし、10月に1周年を迎えた渋谷にある喫茶店サテラ。

新しく改装しつつ、昔ながらのレトロ感でお客さんが絶えず足を運んでいる

Since 1971前身となったのは青山茶館さん。
渋谷に通勤するビジネスパーソンが足繁く通っていたという。

(今でも変わらず廊下に出ている看板)

経営されていたご夫婦は、48年間続いた青山茶館を2019年に閉める決断をし、惜しまれなが

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