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「0円で生きる」からの思考2

2021/6/20

本書は、反資本主義の思想を持つ著者が書いた本だから、脱資本主義を訴えている本になる。

しかし、「資本主義の何が悪い」という思想を持つ、湯浅が要約したならば、「資本主義って悪いんだっけ?」となる。

湯浅は、できるだけ、わかりやすく要約している。その中で、文章をまとめることもあるし、繋げることもある。順序を入れ替えることだってある。湯浅の捉え方によって、拡大解釈や、縮小・除外はある。しかし、事実と異なる内容はない。本書に記載してある内容に基づいている。

例えば、著者は、脱資本主義で、贈与経済を推している。しかし、そこに、贈与経済のネガティブな記載がある。「 " 人間関係の過密 " という要素もある」とある。湯浅は、そこをフィチャーする。資本主義を推している湯浅は、そこを切り取り拡大解釈する。

結局は、自分の思考に、収束していってしまう。

できるだけ、客観的に、モノゴトを捉えるようしても、そこには、どうしても自分の思想が存在する。自分の思想と同じ言葉と、異なる言葉を、同列に扱うことはできない。そこには、バイアスがかかってしまう。

商業的な文章を書けないのと同じ原理である。


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