小・中・高校生のジュニアバレーボールのケガの中で、最も多いとされているのが突き指で、トレーナー活動時には数えきれないくらい突き指の選手をみてきました。
バレーボール動作の中での突き指は、主にオーバーハンドパス、ブロック、レシーブの際に床に手を衝いた時に起きることが多くあります。
では、根本的に突き指とは一体なんでしょうか❓
というのが定義になります。
骨折、脱臼、捻挫、腱損傷などとありますが、まずは突き指の内容に入る前に、骨折、脱臼、捻挫、腱損傷について解説させて頂きます。
骨折とは、読んで字のごとく骨が折れることですが、大きく完全骨折と不全骨折(不完全骨折)に分類されます。
脱臼とは、骨と骨で形成されている関節が関節包(関節を包んでいる袋)を破り完全にズレることで、ちなみに亜脱臼とは、関節の骨が部分的にズレていることです。
捻挫とは、関節を構成している組織を捻ってしまうことで、一般的には靭帯・関節包の損傷をいいます。
捻挫には、損傷程度の分類というものがあり、以下を参照ください。
腱は、筋肉の両端にある骨に付着する部分の組織で、筋肉の収縮力を骨に効率よく伝える役割があり、そこが傷つくと腱損傷になります。
これらは基本的なことですので、是非知っておいてください。
この中で、突き指で最も多いのは捻挫になります。
後半は、手指の構造、突き指の各疾患、症状、対処法、施術、予防法を私のトレーナーでの経験を交えながら解説していきます。
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