「ひきこもり」の問題2 挫折と復活

前回の記事で、
今から約15年前、
2009年の4月から、
社会に参加したいと思い初めて求職活動を始めたこと、
その際に様々な支援機関をめぐり、
それらの支援機間での対応に疑問を持ち、
「「ひきこもり」の問題が語られる時、
「どうして支援機間での状況が伝えられていないのだろう?」
と疑問に思ったのがきっかけで、
「ひきこもり」の問題に関心を持ったこと、
その時の経験や問題意識を伝えたいと思い、
ひきこもり関係の集まりに参加し始めたこと、
そして、
それらの集まりで人々から共感を得たり、
問題だと感じている状況を伝えたり変えていくための協力が得られなかったこともあり、
数年間活動したものの挫折してしまったこと、
などを語りました。

それが30歳過ぎくらいの頃だったでしょうか。
挫折してしまったとは言っても、
ある程度はひきこもり関係の集まりやイベントには参加していた気がしますが、
30歳過ぎたくらいの頃、
とてつもない寂しさや絶望感や死にたいという気持ちが晴れなくなり、
とてもシンドイ状況に陥った日々がありました。

自分の産まれつきの障害、
視力矯正の不具合を始めとした様々な身体的な不調、
30歳を過ぎても仕事をしておらず、
それまでもほとんど仕事をしてキャリアを積んできていないという状況、
「ひきこもり」という問題の余りの大きさ、
本を読んだり勉強して「ひきこもり」を始め、
色んな問題に立ち向かっていきたいが、
視力矯正の不具合を抱えているため読み書きが充分にできないこと、
そして、
そんな状況の自分に協力してくれる人がいなかった、などの状況が重なったのが原因だったと思う。

とてつもない寂しさや絶望感や死にたいという気持ちが晴れなくなり、
鬱っぽい症状になり、
毎日シンドくて、
1日1日をただただ過ごしているのがシンドい。

自分の産まれつきの境遇と向き合いたい、
視力矯正の不具合を改善したい、
「ひきこもり」の問題に取り組みたい、
と思っても、
その当時の僕にはどうして良いか分からず、
ただ無力感を感じながら、
それでも何とかしたいという気持ちがありながらも、
どうすることもできず、
ただただ1日が早く過ぎ去ってしまえば良いと思いながら、
弟の部屋で『まいばすけっと』で買ったお酒を飲み、ツマミを食べながら、
お笑いやドラマ、バラエティーなどをテレビで観て、
早い段階で自室に戻り、
音楽を聴きながらベッドに横になり、
布団にくるまって縮こまりながら、
酒を飲んだ酔いの力を借りて、
眠りにつく生活を繰り返していました。

その時が人生で1番辛かった時期だったと思います。

(その頃、ベッドに横になりながら布団にくるまってよく聴いていたのはシガーロスの『()』というアルバムです。
note にも何度か記事を書きました。

『「熟成下書き」5〜好きな音楽2』
https://note.com/masaki_iguchi/n/nb33c252bcb98

心を整える方法18』
https://note.com/masaki_iguchi/n/n397698b24ded))

そんな時期がどのくらい続いたのか、
正確に覚えていないのですが、
そんな人生で1番辛い時期を乗り越える、
転機となる出来事が訪れました。

偶然、
母親の知人の、またその知人が千葉にある大きな病院の心療内科医・精神科医をされていて、
その心療内科医・精神科医の先生につないで頂くことになりました。

その先生がいる病院は東京駅からバスで2時間ほど掛かる場所にあるのですが、
せっかくのご縁なので、
当時の僕は藁にもすがる想いでその病院に行くことになりました。

その時の詳細は別の機会に書くとして...
その千葉にある大きな病院の心療内科医・精神科医の先生の診察を受けることによって、
僕は、
「とてつもない寂しさや絶望感や死にたいという気持ちが晴れなくなり」、
「ただただ1日が早く過ぎ去ってしまえば良いと思いながら、
弟の部屋で『まいばすけっと』で買ったお酒を飲み、ツマミを食べながら、
お笑いやドラマ、バラエティーなどをテレビで観て、
早い段階で自室に戻り、
音楽を聴きながらベッドに横になり、
布団にくるまって縮こまりながら、
酒を飲んだ酔いの力を借りて、
眠りにつく生活を繰り返してい」
状況を脱出し、
復活することができました。

復活後、
し自分の境遇と向き合うためにカウンセリングを受けたり、
自分の境遇と向き合うことと「ひきこもり」の問題に取り組むために社会を変えるための塾に入塾したり、
夢や目標を実現するための方法を身につけるためにコーチングを受けたり学んだり、
視力矯正の専門家を探すために行動していました。

しかし、いつの間にか身体が駄目になってしまい、
脈がほとんど動いていないということになり緊急入院をしたものの、
病院との相性が悪く急いで退院し、
今より20キロ以上低くとてつもなく痩せていたこともあり寒がりになっていて、
とても日本では暮らせないと思って初めての海外旅行でハワイに行って感動し、
ハワイに行っている時は元気に歩けたものの日本に帰ったらまた充分には歩けなくなったため毎日近くの公園を散歩をしたり地域のコミュニティに参加しながはリハビリをして、
ひきこもりの問題に取り組む以上にコーチングを使ってビジネスをしたくたり、
そのために改めてコーチングやビジネスを学んだり、ビジネス系の高額の講座を受けたり、
コミュニティーに参加したりしていました。

だいぶ駆け足で語ってきましたが、
それが今から約2年前。
ひきこもり関係の世界にいても報われず、
自分の能力も活かせずお金にもならず、
生活は向上せず、
問題意識を共有するという意味でも物足りず、
という状況だったので、
僕の気持ちはコーチングを使って独立してビジネスをする、
という方向に流れていたと思います。

そんな時、
再び「ひきこもり」の問題に関心を持つようになった転機となる出来事がありました。

それは、
ひきこもりUX会議主催の、
『カルクナルスタディーズ』第二期に参加したことです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?