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やすいゆたか新春の御挨拶2024年元旦
https://mzprometheus.wordpress.com/2023/12/29/yasuiyutakanengaaisatsu2024/ https://youtu.be/wSTX2a2zwBk 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくご厚情…
キラリ光る『源氏物語』紫式部の批評眼「第4帖 夕顔」―幻想の純愛への逃避
1、夕顔の娼婦性について夕顔は恋のシーソー心得て、源氏の輝き空目とかわしき
「第4帖夕顔」に入ります。「夕顔」については、『源氏物語のヒロインたち』の杉本苑子、円地文子の対談で「夕顔」の「娼婦性」が語られています。ここに転載します。
杉本 なんだか私、常識の逆ばかり唱えるみたいですけど、夕顔をあんまり好きじゃないんです。
円地 それは、どういう面で?
杉本 一見、いかにもかよわげな、それこ
対訳版 脱労働社会化の『資本論』:給付型国家の経済学 文責 やすいゆたか 'Capital' of de-labour-socialization : the economics of the benefit state :Written by Yusui Yutaka.
1、資本主義のダイナミズムが働かなくなったハイテクで新たな産業起こっても、最早そこでも人手は要らぬか
1. The dynamism of capitalism no longer works.Even if a new industry emerges with high-technology, it will no longer require manpower.
20世紀末、科学
脱労働社会化の『資本論』:給付型国家の経済学 文責 やすいゆたか
1、資本主義のダイナミズムが働かなくなったハイテクで新たな産業起こっても、最早そこでも人手は要らぬか
20世紀末、科学技術大国化した日本は、21世紀は世界経済をリードするようになるだろうと言われていました。エズラ・ヴォーゲルによる一九七九年の著書『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の予言は当たりそうな雰囲気があったのです。
ところがハイテク、AIを使った自動化は省力化を伴うので、雇用所得が頭
徴税型国家から給付型国家へ
今、構想しているのが、「徴税型国家から給付型国家へ」というテーマ。大いに異論があると思うので、突っ込んでください。
MMTでは既に税は財源ではないという、これまでの財政理論を根底から覆すテーゼが打ち出されている。財源は全て政府の負債である通貨発行で賄われる。徴税はその負債を消滅させるものである。
21世紀は第四次産業革命を押し進めなければならない。そうすると、省力化が進んで雇用所得が減少するの
日本建国の謎を解く:一、日本国発祥の地は河内である。文責 やすいゆたか
1、建国記念の日は亡国記念の日ではなかったか
西高輝彦:やすいさんは「建国の謎を解く」ということで8月18日には「一、日本国発祥の地は河内である」ですね。日本国は記紀によると、紀元前660年に神武天皇が大和橿原で建国宣言をしたのでしょう。『日本書紀』に「辛酉年春正月庚辰朔、天皇卽帝位於橿原宮」とあります。
やすいゆたか:もちろん辛酉年は辛酉革命説によるもので、紀元前660年の神武東征はありえま
やすいゆたか新春の御挨拶2024年元旦
https://mzprometheus.wordpress.com/2023/12/29/yasuiyutakanengaaisatsu2024/
https://youtu.be/wSTX2a2zwBk
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくご厚情の程お願いします。
今年は2024年、令和6年です。辰年ですね。幟龍の勢いで頑張ろうと思っております。
とは申しましても既に78歳
マルクス剰余価値理論と21世紀の価値理論(『岐路に立つ哲学』より)文責 やすいゆたか
1、初期マルクス研究会と疎外論自らが生み出したるにあらざるか、疎ましと思ふ己自身を
毎日文化センターで、『ポストコロナ後―新時代の思想構築へ』という講座を担当することになりまた。第一講は「マルクス剰余価値理論と21世紀の価値理論」にしましたが、果たしてマルクスの19世紀の剰余価値理論で、21世紀の経済を語れるのだろうかといぶかる方もおられると思います。
マルクス『資本論』のままでいいという
毎文講座【キラリ光る『源氏物語』:紫式部の批評眼】への抱負を語る 文責やすいゆたか
抱負を語る前半のyoutube
1、漢文が読み書きできる女は妖怪か
「一」すらも漢字で書けぬふりをして女まもりぬ紫式部は
いよいよ2024年1月からNHK大河ドラマ『光る君へ』が始まります。毎文講座【キラリ光る『源氏物語』:紫式部の批評眼】もそれに合わせて1月からの開講となりました。何故21世紀になって『源氏物語』なのかですね。その狙いや抱負を語っておこうと思います。
『源氏物語』は
本当に、薬師如来坐像は釈迦三尊像より新しいか?
この法隆寺金堂の薬師如来坐像と光背銘が、天皇号の始用が607年まで遡れる明白な物証になっていました。私の学生時代1960年代までは定説だったわけです。ところが光背銘は後世の偽作であり、薬師如来坐像もそのふくよかなやさしげな顔相により、飛鳥仏ではなく、白鳳仏ではないかという疑いがかけられています。
薬師如来坐像の光背銘以外にも、推古朝や天智称制期の天皇号の碑文がありますが、それらもすべて後世の
「とんでもなく下品」は誉め言葉か―「ラッパと娘」について 文責 やすいゆたか
「とんでもなく下品ね」、それは、今朝の朝ドラ『ブギウギ』は茨田りつ子が福来スズ子の梅丸楽劇団(モデルは「松竹歌劇団」(SKD))旗揚げ公演で、『ラッパと娘』を歌い踊る衝撃デビューの姿を見て、思わずつぶやいたセリフである。
すでに周知だが福来スズ子は笠置シズ子、茨田りつ子は淡谷のり子がモデルである。笠置シズ子はこの『ラッパと娘』でスウィングの女王と言われ、戦後『東京ブギウギ』でブギの女王と呼ばれ
毎文連続講座:キラリ光る『源氏物語』―紫式部の批評眼ー
2024年NHK大河ドラマは『光る君へ』です。『源氏物語』の作者紫式部のお話です。この機会に『源氏物語』について読んでみたいという人も多いのではないでしょうか。
さて『源氏物語』のテーマと言えば本居宣長以来「物のあはれ」が定番ですが、一般に「物のあはれ」を描くのが物語でして、『源氏物語』にはそれ独自のテーマがある筈です。その点故三谷邦明さんが『源氏物語の方法』で、「もののまぎれの極北」を描い
「包括的ヒューマニズム」宣言 -現代ヒューマニズムを超えて(文責 やすいゆたか)Declaration of “Comprehensive Humanism” – Beyond Contemporary Humanism(by Yutaka Yasui)
パソコンも花も月さえ取り込みてヒューマニズムを仕掛けたるかな
Let’s take in computers, flowers, and even the moon, and set up humanism.
これまで人間環境や社会的事物まで含めて人間として捉える人間観を何と呼べばよいか、試行錯誤してきた。近世ヒューマニズム、近代ヒューマニズム、現代ヒューマニズムを超克する新しいヒューマニズ
AIは人間の頭脳だとAIが考えているか
最近話題になっている対話式AIにズバリ尋ねていました。回答は想定内でしたが、そのうちこちらの思いを忖度して、もっと面白い答えが返ってくるようになるかもしれませんね。
【包括的ヒューマニズムでは、機械や原材料や建物などの社会的諸事物や環境的自然も含めて、広義の人間と捉え、AIも広義の人間の頭脳と見なすようです。そういう捉え方に対してAI自身は自らを人間に包括して捉えているのでしょうか、AI自身の見