9月26日やすいゆたか誕生日の短歌集

誕生日にプレゼントされた花の写真

生まれきて七十八歳を生きたれどまだ果てもなき無明さまよふ
過ぎし日は歳経るごとに消えてゆく赤子に成りて今日を生きるや
愛知者はその日その日がバースデー見るもの聴くもの皆新たなり
愛知者はその日その日が誕生日ガラガラポンで赤子に戻る
歳重ね命の名残を食べ減らし青き望みをなおも語らん

やすいゆたか近影

年経れば今も昔もなかりけりただこのひと時の耀きに生く
今日生まれ今日死ぬ虫もあるという七十八歳をいかに生きしや
誕生日何時の間にやら78後幾たびのおめでとうかな
三木去りし朝に生まれし我なれど継ぎし重荷の軽くならぬを
歳重ね終り近づく憂きなれど祝いの言葉に癒さるるかな
身内から祝いのテレはなけれどもフェイスの友から来るおめでとう
過ぎし日は七十八年ありとても思い出るは若き日ばかりや
誕生の祝いに歌を返しつつ今日の課題を積み残しかな
渾身の命を懸けし作品の陽の目みるまで死ねるものかは
お定まりお誕生日のバラ寿司も今年で最後とことわりし妻
この世紀さらなる飛躍の第四次停滞というエコノミストは
近代の共同幻想見定めて希望の未来共に拓かむ





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