津吹純平

駆け込み宿の「洋風民宿こころ」を経営しながら、ライフワークに、思想的には「愛と平和」、…

津吹純平

駆け込み宿の「洋風民宿こころ」を経営しながら、ライフワークに、思想的には「愛と平和」、表現形態としては「異論反論との対話」「自己内対話」をテーゼとした思索・執筆活動を行う。

最近の記事

平和を守るために、今----

【哲学的思想問題考20240725】 『憲法と戦争・戦時体制と日米同盟を検証する』 私は、再三のべているように、「改憲論者」だ。 それは大きく二つの意味をもつ。 一つは、「戦力」を持たないと宣言している現在の平和憲法、主権在民がうたわれている現民主憲法があっても、「戦争できる国」づくりから「戦争する国」へと暴走しつつある現状、また選挙における得票率が38.57%の自民党が議席では55.2%を独占し、内閣支持率が20%を割っている岸田政権(岸田首相)が、「民意」を全く無視して

    • 神は、存在するか?

      【哲学的思想問題考20240724】 『<神>と<摂理>-----神は存在するか?』 神は存在するか? 人が「神」と言う時、ふたつの意味合いを持つ。 一つは、多くの人が考えている「意思のある神」だ。 この「意思のある神」は、人間世界、そして個人にも関与してきて、時に「啓示」、また時に「称賛」、また時に「叱責」する存在である。 換言すれば、「愛」と「罰」の神である。 この神は、個人にとって、時に「味方」となるが、逆に時に「敵」ともなる存在である。 もう一つの神は、いわゆる

      • 戦争回避に向けて平和の営みを徹底せよ!

        【哲学的思想問題考20240723】 『戦争できない国日本』 やれロシアが北海道に侵略してくるだの、中国が台湾に進行してくるそしてそれはそのまま日本の死活問題だの、そればかりか、過去の(いわれなき)恨みから、日本を植民地化するだの、北朝鮮が対米戦争の代理戦争として日本にミサイル攻撃を仕掛けてくるだの云々。 こうした軍事防衛上の危機を声高に叫び、対抗措置を講じるべきとして、世界第3位にものぼる防衛費を増額させようとしている。 そのうえ、中国やロシアや北朝鮮の目と鼻の先で、

        • スケジュール管理とスマホ&手帳の使い分け

          私は、スケジュール管理を、Googleカレンダーで行っています。 悪筆なうえに、予定したプランをしょっちゅう日時変更を行う私には、紙の手帳より、スマホで管理したほうが断然goodなのです。 ただ、スマホでスケジュール管理をしている皆様の共通の不安だと思いますが、機械は突然壊れることがあります。データの保存という点では、現在のスマホに絶対的な信頼をおくことはできません。 そこで、紙の手帳の出番です。 もちろん紙の手帳だって、壊れることはないにしても、火や水には弱いです。万が

        平和を守るために、今----

          <非暴力>の「市民革命」を求む!

          【哲学的思想問題考20240716】 『<非暴力>市民革命の具現化を求む』 ハト派リベラルと思われていて、タカ派で反リベラルであり公的権力を私物化して私腹を肥やし民意を無視して強権政治を進めていた安倍政治とは一線を画し、穏健で良識ある民意を反映した政治を行ってくれるのではないかと期待された岸田政治だったが、今や、「聞く力」どころか民意を徹底的に無視し、「戦争のできる国」から「戦争する国」づくりに邁進する岸田首相。このままでは、憲政史上最悪の首相という汚名を被されることになる

          <非暴力>の「市民革命」を求む!

          愛と平和のため、非暴力の「市民革命」的運動を立ち上げよう!

          【哲学的思想問題考20240715】 『愛と平和のために、ニューリーダーのもと、市民は今立ち上がる!』 戦争とファシズムへの道を暴走する日本。 本当に、このまま火中に飛び込んでしまうのか? ここで、いったんとにかく立ち止まって、状況認識をアップデートすべきなのではないか? が、国民世論形成に大きな影響をもつマスメディアが状況を危惧して詳細に報道しないため、国民の間に危機感がつのってこないという現実がある。 ではどうすべきか? 愛と平和を希求する国民は、現象で示されてい

          愛と平和のため、非暴力の「市民革命」的運動を立ち上げよう!

          戦争とファシズム到来を危惧する

          【哲学的思想問題考20240714】 『戦争とファシズムへの道』 ここ昨今の政治経済の動きと世の中の風潮を見ていると、この国が「戦争のできる国」から「戦争をする国」へと暴走し始めていると思わざるを得ない。 ★戦争への道 ・改憲による第九条の破棄 ・軍事防衛費の大幅増額 ・NATOとの合同演習に参加 ・イスラエルへの荷担 ・ウクライナへの過剰な肩入れ ・反ロ・反中・反北朝鮮など危機感を過剰に煽ること ・台湾有事は生命線と参戦に前のめりなこと ・自民党議員や

          戦争とファシズム到来を危惧する

          今、ニュートラルな視点が必要ではないか?

          【哲学的思想問題考20240713】 『既存と既成を根本的に見直す時』 既存のもの、既成のものを、今、いったんリセットして、根本から見直すべき時かもしれない。 ★日本国内において ・先の都知事選においても明らかになった政党間の政治的戦いという位相からの脱却。 「反共」一点張りの「連合」に縛られた立憲民主党の<限界>に鑑みて、政党政治そのものを根本的に見直し、市民の市民による市民のための政治の具現化に向けて言わば「市民革命」とでも称すべき政党より市民が主役の政治システムの構築が

          今、ニュートラルな視点が必要ではないか?

          戦争を是認する政党の存在

          【哲学的思想問題考20240712】 『戦争と現政党と民意と憲法という位相における論点』 ・平和憲法を否定し「戦争できる国」から「戦争する国」づくりに暴走するがごとき政党の存在と、彼らによる「憲法改悪」の事態は、極めて深刻だ。 ※「戦争する国」とは、具体的にはどういう国の事か? ・<専守防衛>の原則を捨て、他国の主権が存在する<敵国の国土>はもちろん、<敵基地攻撃>を認めたりすること。 ・<自衛のための武力行使>の原則を捨て、他国からの<侵略>や<先制攻撃>の事態が発生し

          戦争を是認する政党の存在

          日本共産党問題とこんにちの日本の政治状況

          【哲学的思想問題考20240711】 『日本共産党問題』 ・共産党の<現象的存在>は「社民主義」。 ・が、<本質的存在>には、「全体主義・一党独裁主義」の可能性がまだ<有る>ように感じられる。 ・党自体の体質と党員の体質が、そう懸念を抱かせしめる。 ・無謬主義。 ・対他存在(特に、党への批判者)への過剰な攻撃など、その懸念の理由。 ・ゆえに、「支持政党無し」の私としては、例えば、「共産党単独政権」を支持するまでには、至っていない。 ・が、こんにちの日本の政治において、日本

          日本共産党問題とこんにちの日本の政治状況

          敵とは何か---人間の尊厳を・個の尊厳を求めて。

          【哲学的思想問題考20240710】 『敵とは何か?---人間の尊厳・個の尊厳を求めて』 公平・平等、自由と民主主義を尊ぶ「愛と平和」を希求する我々の「敵」とは誰か・何か? 我々は、今、どのような「敵」と戦っているのか? それは、端的に言って、「弱肉強食思想」だ。 それも、<開き直り>と<嘲笑>の「確信犯」という最低・最悪の「敵」だ。 現代日本における「弱肉強食思想」の持ち主たちは、己のエゴイズムの野望を果たそうとしている。そのためなら、その目的成就のためなら、「選挙

          敵とは何か---人間の尊厳を・個の尊厳を求めて。

          実存主義哲学と日本の政治改革

          【哲学的思想問題考20240709】 『パリの五月革命と実存主義哲学の衰退』 フランスの五月革命(ごがつかくめい)は、1968年5月に起きた、フランスのパリで行われた新左翼主導の一斉蜂起の開始から、翌月の議会選挙で シャルル・ド・ゴール政権への多数派国民による支持が判明し、急速に鎮静するまでの期間を指す。 五月危機ともいう。 ---かつて上記のような出来事があった。 「新左翼主導」とは、哲学思想のうえでは、サルトルが提唱した「実存主義哲学」のことだ。換言すれば、「五月革命

          実存主義哲学と日本の政治改革

          ジャーナリズムの使命と役割を放棄したマスメディア

          【政治時事的問題考20240708】 『マスメディアの責任』 今回の都知事選で、小池現職都知事候補との2強対決になるかと思われていた蓮舫氏がまさかの3位大敗だった。その原因は、様々な視点からあれこれ言われているが、私は、「知らせること・伝えること」を以て社会に存在するマスメディアが、ジャーナリズムとしての使命と役割に背き、「公正」と「中立」という大義名分のもと徹底して「争点隠し」に終始したことによる「情報格差」が著しかったことこそ、最大の原因であろうと考えている。 twi

          ジャーナリズムの使命と役割を放棄したマスメディア

          実存と摂理(=神)、愛を生きる

          【哲学的思想問題考20240707】 『<摂理>としての神の存在を信ず』 「実存は、本質に先立つ」というサルトルの言葉は、無神論の立場に立てばそのとおりだし、たとえ(意志を持つ)神が存在しようとも、その<神の啓示>を直接感じ取れない私においては、本質を受容するにも、その前に主体の存在(現存在)が大前提になるという意味で、やはりサルトルの言葉は、有効だと考えざるを得ない。 果たして現存在たる主体は、絶対的自由と可能性を有しているか、換言すれば、「<構造>が、<現存在>たる主

          実存と摂理(=神)、愛を生きる

          報道の公平と中立とは何か?

          【哲学的思想問題考20240706】 『報道における<公平>と<中立>とは?』 いよいよ東京都知事選挙が明日に迫っている。 twitterなど見ていると、なかなか白熱した選挙戦が展開されているようだ。 ところが、である。 大手の新聞やテレビなどでは、異常なほど報道が為されていないのだとか。 特定の候補に有利にならないように、また不利にならないように、という「公平」を担保するためだという。 報道機関が、選挙結果を左右しかねないような役割を果たすべきではなく、あくまでも「中立

          報道の公平と中立とは何か?

          「市民による市民のための市民の政治」

          【哲学的思想問題考20240705】 『政治の危機の<超克>と市民革命』 ここで言う「政治の危機」とは、マスメディアや自民党議員が言うものとは異なる。くだんの「政治危機」は、もちろん裏金問題や統一教会との癒着をはじめとしてモリカケ問題等安倍政治に象徴的な「自民党政治の危機」であり、「自民党」という一政党の危機である。それをあたかも立憲民主党や共産党なども関係する「政治」の危機であるかに装うのは実に卑劣だ。 今、日本が直面している<危機>は、マスメディアが印象操作し誘導して

          「市民による市民のための市民の政治」