平和を守るために、今----

【哲学的思想問題考20240725】
『憲法と戦争・戦時体制と日米同盟を検証する』

私は、再三のべているように、「改憲論者」だ。
それは大きく二つの意味をもつ。
一つは、「戦力」を持たないと宣言している現在の平和憲法、主権在民がうたわれている現民主憲法があっても、「戦争できる国」づくりから「戦争する国」へと暴走しつつある現状、また選挙における得票率が38.57%の自民党が議席では55.2%を独占し、内閣支持率が20%を割っている岸田政権(岸田首相)が、「民意」を全く無視して、国と国民の運命を決める権力の座に居座りつづけている現状に鑑み、真に平和と民主主義を担保し、<なし崩し>や「解釈改憲」なぞという欺瞞を許さない権威と実効性をもつ憲法が必要だという認識と思念を意味する。

もう一つは、しかしながら、日本の<主権>と<独立>を脅かす、それこそ日本の現平和憲法の理念と精神に悖る<危険>な国の存在があるという現状に鑑み、どう考えても、現憲法上、「違憲」と言わざるを得ない自衛隊を、平和主義と民主主義の位相から根本的に改革をおこなうことを前提としてその存在を明記し、わが国の平和と安全を守り抜くという認識と思念を意味する。

つまり、私は、上記の観点いわば「現実的平和主義」という思想哲学に立っているわけだが、しかし、これも再三指摘していることだが、「原発」をもち、「資源」の乏しい日本において、もはや「戦争できる国」足り得ない現状に鑑み、改めて、現平和憲法の「絶対平和主義」を根本から考えてみたいと思っているのである。

また、戦後ずっとつづけてきた対米関係の在り方、「日米地位協定」や「日米合同委員会」体制という「日米同盟」をさらに緊密にし、もはや<一体化>とも言うべき現状をそのまま容認してしまってよいのかという観点での考察もおこないたいと思っているところなのである。

★追記
※上記のごとき事由から、今私は、改めて、読書計画を立てている。
・「現平和憲法」および「大日本帝国憲法」関係の本。
・「絶対平和主義・非武装中立」および「ガンジー」関係の本。
・戦争と戦時体制を知るための「軍国主義」と「ファシズム」関係の本。
・「日韓併合」関係の本。
・日米関係において、日本の<主権と独立>の実態を知るための「日米地位協定」と「日米合同委員会」関係の本。
・「日米安保条約」関係の本。
・「米国の覇権主義」関係の本。
・平和運動と市民運動を知るための「ベトナム戦争とベトナム反戦運動」関係の本。などなど。

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