愛と平和のため、非暴力の「市民革命」的運動を立ち上げよう!

【哲学的思想問題考20240715】
『愛と平和のために、ニューリーダーのもと、市民は今立ち上がる!』

戦争とファシズムへの道を暴走する日本。

本当に、このまま火中に飛び込んでしまうのか?
ここで、いったんとにかく立ち止まって、状況認識をアップデートすべきなのではないか?

が、国民世論形成に大きな影響をもつマスメディアが状況を危惧して詳細に報道しないため、国民の間に危機感がつのってこないという現実がある。

ではどうすべきか?
愛と平和を希求する国民は、現象で示されている以上に、潜在的に多くいることは伺い知ることができる。

今ここで必要なのは、民意の結集である。
マスメディアがその社会的使命と役割に背く権力と癒着し、どころか権力の宣伝広報機関と堕してしまっているこんにち、ではどうするか? どうしたら良いのか?

一つ言えることは、護憲の立場に立つ人たちにおいても、マスメディアに依存し、その期待が裏切られている事態を批判し嘆くだけにとどまっているのではないかということ。

その他力本願的な姿勢から、愛と平和を希求するわれわれは、直ちに脱却しなければならない。

政治が応えないのであれば、マスメディアが応えないのであれば、市民自身が声をあげるべきだろう。

今、状況が求めているのは、「救国救民」統一戦線的な組織の立ち上げと運動である。

その際、重要なのは、社会的に著名な人々が今こそ声をあげること。
公にメッセージを発する機会を得ている著名人が、一斉に声を上げることが、今重要ではないか。

戦後平和と民主主義を守るためにその運動を引っ張ってきたのは、日本の場合、作家や学者たちだ。
そこに研究者、ジャーナリスト、芸術家や俳優・歌手などの文化人たちが加わって、デモと集会を立ち上げることが今再び求められている。

私の友人であった作家でベ平連の小田実や優れた歴史学者の色川大吉のような行動力のあるリーダーが既に他界されているのは実に残念であるが、嘆いてばかりいられない。
戦争とファシズムの時代に堕しつある今、強力なニューリーダーの出現を緊急に求めたい。

私は、個人的に、歌手で女優の小泉今日子さんが、最近勇気ある発言をされておいでなので、彼女に旗振り役になってほしいと願っている。

原爆を語り、平和を語っておられる女優の吉永小百合さんや大竹しのぶさんたちが、小泉今日子さんを支えてくれるだろう。
そのあとに、多くの文化人と言論人が続いてくれるだろう。

そして、一人街宣という新たな運動の形を作り出した市民が、草の根運動を立ち上げるだろう。

もちろん、1回のデモや集会に終わらせてはいけない。
ベトナム反戦運動の立役者だったかつてのベ平連のように恒常的で行動力のある運動を展開していく必要があるだろう。

今、そうした「救国・救民」統一戦線を、いわば<愛と平和>を具現化した「市民革命」を、われわれは起こす時である。

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