戦争を是認する政党の存在

【哲学的思想問題考20240712】
『戦争と現政党と民意と憲法という位相における論点』

・平和憲法を否定し「戦争できる国」から「戦争する国」づくりに暴走するがごとき政党の存在と、彼らによる「憲法改悪」の事態は、極めて深刻だ。

※「戦争する国」とは、具体的にはどういう国の事か?
・<専守防衛>の原則を捨て、他国の主権が存在する<敵国の国土>はもちろん、<敵基地攻撃>を認めたりすること。
・<自衛のための武力行使>の原則を捨て、他国からの<侵略>や<先制攻撃>の事態が発生していない時点で、日本から、「他国からの先制攻撃を受ける危険がある」とか、「攻撃は最大の防御だ」とか、「やられる前にやってしまえ」といった理由や軍事的戦略や感情のもとに、日本から<先制攻撃>を仕掛けること。
・主権と独立を守るためではあっても、極力<局地的な戦闘>にとどめるのではなく、戦場や戦闘兵士を拡大(国家総動員態勢や徴兵制の導入)し、<全面戦争>を行うこと。

・「戦争する国」に暴走する政党とは、自民党・維新の会・国民民主党などと、昨今立ち上げられた諸弱小政党。
・これらの政党の存在は、「愛と平和」「自由と民主主義」そして「人間の尊厳」「個の尊厳」を守る位相においても、極めて深刻だ。
・率直に言えば、くだんの政党の<解体・消滅>を、望む。
・但し、それは、<公権力>の介入によってではなく、政治家・ジャーナリスト・学者と専門家・市民などからの批判によって、選挙を通して国民から支持を失うことで解体・消滅という形になることを望む。
※公権力介入とは、「閣議決定」はもちろん、通常の「国会での採決」によるものも含まれる。
・あくまで、<民意>の直接的反映でなければならない。

※上記の問題は、「違憲政党の存在は、憲法によって保証されているか?」という憲法論議の位相に繋がる論点となる。
そして、もし保証されないとしたら、その憲法の<絶対化>すなわち革命でも起きないかぎり、<恒久憲法>になってしまうという陥穽をもつことになりやしないかとの論点を生じる。
※上記の問題は、また日本共産党における「一党独裁」体制の問題にも繋がる論点となるだろう。

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