そのうちに

映画や音楽が好きです。

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最近の記事

結婚相手の選び方(私の場合)

結婚相手は一人だ 今のところ、日本では だから、あなたはたった一人を選ばなきゃいけない この世界から ついこの間まで子供で、学生だったというのに なんていう重責 私は 自分で相手を選べるとは到底思えなかった 誰かに決めて欲しいとまで思っていた お金も格好良さも別にいらなかったし、 結構誰とでも仲良くやっていけるのではないかと 本当に思っていたのだ 問題は親が納得するか、だけだった 面倒くさいから、早く決めてしまいたかった けれど、私は夫に出会った時、 絶対にこの人が必要だ

    • 手伝ってもらう側の人

      雨の中、自転車で傘も差さずに信号待ちをしていたら、 スッと雨が止んだ 誰かが傘に入れてくれたのだ 知り合いかと思って思わず顔を見たら、全然知らない方で、 驚いてお礼を言うと、彼女はにっこり笑った 素敵な傘と素敵な人 そこから黙って信号が変わるのを待った 時間と景色がまるで、美しい映画を見ているみたいだ 私は見知らぬ方に助けてもらうことが多い 若い頃からそうだった バックパックを背負おうとしてかける紐が片っ方みつからないと 後ろの人がかけてくれたり スーパーで指が乾いてビニー

      • Noteを読ませて下さった方と読んで下さった方にありったけの感謝を!

        私はとてもやさぐれた気持ちで、Noteを始めた どこにもいけない感情を 吐き出す術がほしくて 本当に汚いものを吐き出すみたいに書いた ごめんなさい、ごめんなさいって謝る気持ちで だからピンポンダッシュみたいに 速攻で逃げる(削除する)準備をしていた それなのに、私はそのNoteに スキをつけてくださった方がいた時は、本当に泣いた 今でもそうだ、涙ぐんでしまう 大変気持ち悪いことを告白してしまうけれど 現金なものだ 皆様の書いた文章もたくさん読ませていただいた 書き方や内容

        • フォトジェニックな彼女

          彼女はきれいだ きれいなのはもちろんなんだけれど、 どの写真に写っていてもサマになる 背も高くて、スタイルも良いし、 ブスになる瞬間なんかないみたいだ いいなぁ、と私は思う そうなりたいと思うほとんど全てを持っている彼女 なんか、強いのだ 目を引く、かわいい子はたくさんいるけど、 彼女は全然強い もっと目立ちたいとまで言っていた 昔いつだったかうっかり同じ鏡に映ってしまって、 自分がとてつもなくブスに見えたことを思い出した 公開処刑ってやつだ そんなこんなで、彼女は好

        結婚相手の選び方(私の場合)

          1122~夫婦ということ

          今はセックスレスとか、女性風俗とか 全然タブーじゃなくなってきた いいことだと思う 結婚せずにパートナーとして子供を育てるとか 不倫公認の夫婦というのもあるらしい 「1122」というドラマを少しだけ見た うーん、これはよくあるやつなんじゃないかな 不倫相手が逆上するサスペンス風味にも(ちょっとだけする) 女たちが逆襲するスカッと風味にもなっていないけれど 構造的にはいつものやつ いくら高畑充希が上手い演技で現代的に見せようと 岡田将生が人好きのする顔で笑ってみせようと 不倫

          1122~夫婦ということ

          自分語り

          自分語りには抵抗がある 自分のことを聞かれると、 迷った挙げ句、真実のような、真実でないような 訳のわからないことを言ってしまう 真実はオチもなく、面白味もなく、場合によっては 自己愛が気持ち悪いのでそうなるしかない それでも私はnoteで思いを吐き出し、昇華させている 何度も自分の気持ちを反芻して、 心のざらつきをなぞって ぴったり合った言葉を見つけられた時、 私はやっと、その思いを手放すことができる あぁ、そうだったのか、と私は納得する 恐れていたほどの闇はなかったり

          不登校やひきこもりや発達障害~普通って何?

          「普通」って何だろうか、と未だにわからない 普通の人、普通の顔、普通の背丈、普通の頭脳 普通の会社員、普通の子供、普通の家族 大多数ということなら、 「普通」はとても楽だ 世の中はその人たちに向けてデザインされている おめでとう 紛れられて、放っておいてもらえる切符を手にした その代わりあなたはミスれない ミスしたなら、あなたは「普通じゃない」に転落 多くの人は必死になって、普通にしがみついている 音に過敏な人がいるなら、BGMなんていらないし、 大勢でいることが負担なら

          不登校やひきこもりや発達障害~普通って何?

          沈黙 サイレンス

          私は宗教が苦手だ いや、宗教そのものは興味があるし、嫌いではない 聖書が真理をついていると深く頷くこともあれば、 仏教の聖典を読むこともある 宗教にすがる人の気持ちも理解できる 生きていけないくらい辛いことは 世の中にいくらでも存在するから けれど、同時にそういう生身の優しい弱い気持ちは危険だ 鋭い嗅覚を持った人が群がり、いくらでも利用されてしまう そういう危険をはらんでいるものだと思っている 私の叔母は第一子の子育てが困難に感じ、 逃げるように四人も子供を産んだ挙げ句、

          沈黙 サイレンス

          毎月一定期間落ち込む話

          どうやら月の半分以上は 私は「私なんて」と言いながら 過ごしているらしい 生理の一週間前から10日後位まで続く 私の生理周期はとても短いので、 「私なんて」と考えずに過ごせる時期は 一週間もない計算だ 自分の失敗やダメなところを数えて、 自分なんかいなくなってしまえばいいのに、と思う うちひしがれて、なぜ生きなくてはならないのかと考える もう無理だ、歩きたくない もう何十年も(ということは何百回も) 繰り返しているのに、この絶望に慣れない 絶望し、復活する 慣れた頃にまた

          毎月一定期間落ち込む話

          グッドウィルハンティングをやっと見た

          皆さんは観たことがあるだろうか グッドウィルハンティングという映画を。 私はなぜか敢えて見なかった (グリーンマイルとかショーシャンクの空には見たのだから ロビンウィリアムズの結末が悲しいせいかもしれない) そして、今日やっと見たのだ 良い映画だった、たぶん、間違いなく 上手に作られているし、 とにかくロビンウィリアムズが素晴らしい 彼が出てくるだけで、泣きそうになってしまう でも、ん? これは感動できるんだろうか。 これは、特別な頭脳の、選ばれたものたちの世界の話だ ウ

          グッドウィルハンティングをやっと見た

          彼にもバカでいる権利がある

          ままならない、全くもって だけど、大人しく引き下がるつもりもない 私は実は 本当にほしいものなんてないんだ だけど、何とか煩悩に火をつけて 足をどうにか進ませている どちらかといえば、 怖い、怖い 怖いので、それを受け入れた人たちの ストーリーをいくらでも読んでしまう どうして平気なのだろうと 世の中に起きる悲劇 悲劇? 全てはあったら便利、くらいのもんだ なくなったらそれまで 命でさえも 子供を産むことで 私はモンスターになった いつか不幸になるという幻覚が視え続

          彼にもバカでいる権利がある

          全ては変わっていく

          変わっていく 世界も 自分も もう二度と あの時の場所や自分には会えない その思いにはまりこみ、 悲しみからうまく抜けられなかった 海外旅行の話 私の楽しみの最上位に来ていた海外旅行 コロナ前と比べ 航空券の値段は上がってしまったし、 GWと場所もあってホテルもとても高かった 全てのオペレーションは変わり どの情報も最新でない 初めから苦労ばかりだったけれど 行けば楽しいはずだと思っていたのに、 それはもう不便なものだった 新しく知らない世界 私は一番の楽しみを失って

          全ては変わっていく

          好感度って必要?

          自分で言うのも何だが、 昔から好感度は低くはなかったと思う 夫もそうだし、 そう育てたつもりはないのに、 子供たちもどうやらそうらしい たまにいい子ぶって!というような 非難めいた雰囲気を出されることもあったけど、 私にしてみれば、 好かれたいのに、何でいい子ぶらないの?って感じだった わざと毒づいたり、汚ない言葉を使ったりして、 墓穴を掘って嘆く人の気持ちはわからなかった こんなに歳を取るまで気がつかなかったけれど、 私はそれをかなり意識してやっていたようだ 今で言う、

          好感度って必要?

          季節がない街

          私は気がついている 多様性という言葉にまだ 悪口の要素が含まれていることに 「だってほら、多様性の時代だから」 努力もしないで、怠け者なだけでしょ なのに主張ばかりして 世の中はそういうものなんだよ 文句ばかり言ってないで合わせる努力すればいいのに 昔は良かったのに、という人もいる 昔のやり方でうまくいってたと けれど、それは違う はまらない人の存在は無視して、 いなかったことにしてただけ 楽で、うまくいってるように見えただけで 多様性なんてどこに? 偏見は溢れている

          季節がない街

          グレイテストショーマンがささりすぎる

          彼はもう満ちている 全然空っぽじゃない 何も入れなくても大丈夫なのだ みんな勘違いしている 彼は諦めたのじゃない 捨てたのだ 必要じゃなかった もう満ちていたのだから きっとわがままにしかみえないだろう 彼にとっては全く迷いなく 選びとったものたちで埋めていることは 周りを見ろ! もっと迷え! もっと疑え! それでも、何も入っていかない彼は 既に完全体でしかない いつかみんなもそれに気づく 自分たちとは違うことに 彼の持っているものの 強さと 輝きに それは圧倒的な

          グレイテストショーマンがささりすぎる

          性格が悪くなる

          今でも覚えている。 その人は言った。 悪くなるよ、性格、と。 気をつけた方がいい。 文句ばっかり言ってると、 本当に性格悪くなるんだよ。 時は就職氷河期、 私は35倍だかの倍率を勝ち抜いて、 リアルに死ぬ気で、やっと入った職場だった。 そこがひどくブラックで、 全力で上手くはやっていたのだけど、 口を開けば文句ばかり言っていた。 私は、初対面である先輩の友人に、 職場が嫌すぎて、 このままだと性格が悪くなりそうだと 愚痴を言った。 そこで、先述の一言。 実際にその時自分

          性格が悪くなる