そのうちに

お菓子作りと絵画鑑賞と植物と旅行が好きです。

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最近の記事

不登校やひきこもりや発達障害~普通って何?

「普通」って何だろうか、と未だにわからない 普通の人、普通の顔、普通の背丈、普通の頭脳 普通の会社員、普通の子供、普通の家族 大多数ということなら、 「普通」はとても楽だ 世の中はその人たちに向けてデザインされている おめでとう 紛れられて、放っておいてもらえる切符を手にした その代わりあなたはミスれない ミスしたなら、あなたは「普通じゃない」に転落 多くの人は必死になって、普通にしがみついている 音に過敏な人がいるなら、BGMなんていらないし、 大勢でいることが負担なら

    • 沈黙 サイレンス

      私は宗教が苦手だ いや、宗教そのものは興味があるし、嫌いではない 聖書が真理をついていると深く頷くこともあれば、 仏教の聖典を読むこともある 宗教にすがる人の気持ちも理解できる 生きていけないくらい辛いことは 世の中にいくらでも存在するから けれど、同時にそういう生身の優しい弱い気持ちは危険だ 鋭い嗅覚を持った人が群がり、いくらでも利用されてしまう そういう危険をはらんでいるものだと思っている 私の叔母は第一子の子育てが困難に感じ、 逃げるように四人も子供を産んだ挙げ句、

      • Mrs.GREEN APPLEが救ってくれる

        どうやら月の半分以上は 私は「私なんて」と言いながら 過ごしているらしい 生理の一週間前から10日後位まで続く 私の生理周期はとても短いので、 「私なんて」と考えずに過ごせる時期は 一週間もない計算だ 自分の失敗やダメなところを数えて、 自分なんかいなくなってしまえばいいのに、と思う うちひしがれて、なぜ生きなくてはならないのかと考える もう無理だ、歩きたくない もう何十年も(ということは何百回も) 繰り返しているのに、この絶望に慣れない 絶望し、復活する 慣れた頃にまた

        • グッドウィルハンティングをやっと見た

          皆さんは観たことがあるだろうか グッドウィルハンティングという映画を。 私はなぜか敢えて見なかった (グリーンマイルとかショーシャンクの空には見たのだから ロビンウィリアムズの結末が悲しいせいかもしれない) そして、今日やっと見たのだ 良い映画だった、たぶん、間違いなく 上手に作られているし、 とにかくロビンウィリアムズが素晴らしい 彼が出てくるだけで、泣きそうになってしまう でも、ん? これは感動できるんだろうか。 これは、特別な頭脳の、選ばれたものたちの世界の話だ ウ

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          彼にもバカでいる権利がある

          ままならない、全くもって だけど、大人しく引き下がるつもりもない 私は実は 本当にほしいものなんてないんだ だけど、何とか煩悩に火をつけて 足をどうにか進ませている どちらかといえば、 怖い、怖い 怖いので、それを受け入れた人たちの ストーリーをいくらでも読んでしまう どうして平気なのだろうと 世の中に起きる悲劇 悲劇? 全てはあったら便利、くらいのもんだ なくなったらそれまで 命でさえも 子供を産むことで 私はモンスターになった いつか不幸になるという幻覚が視え続

          彼にもバカでいる権利がある

          全ては変わっていく

          変わっていく 世界も 自分も もう二度と あの時の場所や自分には会えない その思いにはまりこみ、 悲しみからうまく抜けられなかった 海外旅行の話 私の楽しみの最上位に来ていた海外旅行 コロナ前と比べ 航空券の値段は上がってしまったし、 GWと場所もあってホテルもとても高かった 全てのオペレーションは変わり どの情報も最新でない 初めから苦労ばかりだったけれど 行けば楽しいはずだと思っていたのに、 それはもう不便なものだった 新しく知らない世界 私は一番の楽しみを失って

          全ては変わっていく

          好感度って必要?

          自分で言うのも何だが、 昔から好感度は低くはなかったと思う 夫もそうだし、 そう育てたつもりはないのに、 子供たちもどうやらそうらしい たまにいい子ぶって!というような 非難めいた雰囲気を出されることもあったけど、 私にしてみれば、 好かれたいのに、何でいい子ぶらないの?って感じだった わざと毒づいたり、汚ない言葉を使ったりして、 墓穴を掘って嘆く人の気持ちはわからなかった こんなに歳を取るまで気がつかなかったけれど、 私はそれをかなり意識してやっていたようだ 今で言う、

          好感度って必要?

          季節がない街

          私は気がついている 多様性という言葉にまだ 悪口の要素が含まれていることに 「だってほら、多様性の時代だから」 努力もしないで、怠け者なだけでしょ なのに主張ばかりして 世の中はそういうものなんだよ 文句ばかり言ってないで合わせる努力すればいいのに 昔は良かったのに、という人もいる 昔のやり方でうまくいってたと けれど、それは違う はまらない人の存在は無視して、 いなかったことにしてただけ 楽で、うまくいってるように見えただけで 多様性なんてどこに? 偏見は溢れている

          季節がない街

          グレイテストショーマンがささりすぎる

          彼はもう満ちている 全然空っぽじゃない 何も入れなくても大丈夫なのだ みんな勘違いしている 彼は諦めたのじゃない 捨てたのだ 必要じゃなかった もう満ちていたのだから きっとわがままにしかみえないだろう 彼にとっては全く迷いなく 選びとったものたちで埋めていることは 周りを見ろ! もっと迷え! もっと疑え! それでも、何も入っていかない彼は 既に完全体でしかない いつかみんなもそれに気づく 自分たちとは違うことに 彼の持っているものの 強さと 輝きに それは圧倒的な

          グレイテストショーマンがささりすぎる

          性格が悪くなる

          今でも覚えている。 その人は言った。 悪くなるよ、性格、と。 気をつけた方がいい。 文句ばっかり言ってると、 本当に性格悪くなるんだよ。 時は就職氷河期、 私は35倍だかの倍率を勝ち抜いて、 リアルに死ぬ気で、やっと入った職場だった。 そこがひどくブラックで、 全力で上手くはやっていたのだけど、 口を開けば文句ばかり言っていた。 私は、初対面である先輩の友人に、 職場が嫌すぎて、 このままだと性格が悪くなりそうだと 愚痴を言った。 そこで、先述の一言。 実際にその時自分

          性格が悪くなる

          ハートの女王な彼女

          彼女に強く責められたときも、 私は彼女を責めなかった。 何度も言い返そうとしたのに、 私は感情と言葉をぐっと飲み込んだ。 言ってしまえば苦しまなかったのだろうか。 未だに答えがわからない。 私は許そうとし、少し無視し、 何事もなかったように振る舞って、 今でも、配慮をやめられずにいる。 彼女は強くて、暴君のように振る舞う、 ダークサイドの人間。 それは彼女のせいか。 私が自分の美徳と思っていた部分は みんな周りが懸命に私にくれたものだった。 それならば。 彼女との会話が

          ハートの女王な彼女

          Cloerのワッフルメーカー

          Cloerで焼いたワッフルが食べたくて食べたくて、 もう何日も血眼になって、 ワッフルメーカーを探している。 四角くない、ハート型。 薄くて、カリふわ。 あのごつい、一枚でお腹いっぱいになっちゃうやつじゃなくて、 何枚でもたべられそうなやつ。 どうしてないんだ、と私は泣きそうな気持ちになる。 母が焼いてくれたワッフル。 どうして無くなってしまうんだろう。 この間まで当たり前にあったはず。 細かい違いが気になって、 私はずっとずっと悲しみにくれている。 永遠に失われるもの

          Cloerのワッフルメーカー

          MY LITTLE LOVERの時代

          落ち込む準備はできている。 そんな予感がする日がある。 ここ数日私は奥田民生やらPUFFYやら MY LITTLE LOVERやら 過去の素晴らしかった音楽にもぐり込んでいる。 ドラえもんのでんでんハウスみたいに もう心に反響して心地がいい。 今はアウェイ感がすごくて、 自分だけ間違った時代にいるみたいだ。 素知らぬ顔をして、しれっと紛れているけれど、 一人だけ間違っていないかとビクビクして、 どうやったって自分を変えられる気配なんかないのだ。 新しい時代に賛同していると

          MY LITTLE LOVERの時代

          奥田民生になりたいガール

          私は男に生まれたかったと言った。 じゃあ誰になりたいのかと言えば、 圧倒的に奥田民生。 奥田民生さんがみんなにかっこよすぎとか、 奥田民生になりたいボーイとか言われて、 どう思っているのかはわからないけれど。 男の(女でも?)価値観でいう、完全体じゃないかと思う。 作る曲はもちろん、 演奏しても歌ってもしゃべっても、 いつの時代を切り取っても、 漏れ出るエピソードも全部かっこいい。 (Wikipediaで読んだトータス松本を諭した話なんか、 本当にシビれた) 嘘だと思うな

          奥田民生になりたいガール

          ホワイト社会の到来を喜びたい。

          人間には4つの窓があるらしい。 (ジョハリの窓→開放、盲点、秘密、未知の4つ) これを知った若い時、私は 他人から見た自分の窓にばかり興味があった。 自分は加工してから外に出すものだ。 多くのSNSみたいに。 それなのに今になって私は強烈な自己愛に気付く。 自分を知りたい。 加工してきた自分しかわからなくなって、 そのまま死ぬなんて嫌だ、怖すぎる! どろどろの(かどうかさえわからない)、 真実の自分を知りたい。 私は自分の悩みや悲しみ、怒り、考えについて、 少なくとも放っ

          ホワイト社会の到来を喜びたい。

          不適切にもほどがある。

          男に生まれたかった。 私は割と早い段階からそう思っていた。 羨ましい部分。 主張しても美徳となるところ。 平気でバカになれるところ。 誰かに頼らずとも生きていけるところ。 受け身でいる必要がないこと。 破天荒はほぼ男のための言葉だ。 思えば私は、 結婚して子供を産んでという、 割と早い段階に来る着地点を、 幼い頃から意識していたように思う。 時代だったから、疑問にも思わなかった。 今はシンデレラストーリーのその後。 あまりにも短い人生。 従順でない女なんか、 化け物だと

          不適切にもほどがある。