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コードギアス名言Vol.21「生きろ!」

物語と名言

神根島に流れ着いた4人。ルルーシュとスザク達は、それぞれ夜を明かす。
神根島に流れ着いたと予想していたシュナイゼル達も島を訪れていたが、この島には遺跡があり、スザクを捜索しながら遺跡の研究をしていた。

明かりを確認していたルルーシュとスザクは、島を探索していると鉢合わせしてしまう。そこはちょうど遺跡の上で、足元にギアスのマークが浮き出ると、床が崩れ、遺跡に落ちてしまう。そこには、シュナイゼルもおり、ナイトメアの「ガウェイン」を起動していたことで、ゼロはカレンと共にガウェインを強奪し、脱出する。ギアスの影響を受けたスザクは放心状態になってしまう。

残されたスザクを横目に、ルルーシュはスザクにギアスをかけたことを悔やむ。

スザクに捕まってシュナイゼルn攻撃を受ける瞬間、ルルーシュがスザクに掛けたギアスが今回の名言。

「生きろ!」

式根島にいたのに突然神根島にいたのは、ギアスにかけられたスザクが、「俺は生きなきゃいけないんだぁ!」と、軍の命令を無視して離脱したからだった。スザクは命令違反を咎められることになってしまう。

名言の本質

スザクにだけはギアスを使いたくないと言っていたルルーシュだったが、追い詰められ、命の危機に瀕した時、スザクに掛けたギアスは「生きろ!」というものでした。「俺を助けろ」でもなく、「生きろ!」と命じたのは、親友であり、ルルーシュの本心だったのでしょう。

しかし、スザクは戦争を止める為に父を殺し、その間違ったやり方によって得られた結果を受け入れながらも、その結果を認めることができず、自分の行いを後悔して生きてきました。名誉ブリタニア人になり軍に入ったのも、「ブリタニアを内側から変えたい」と言っていたのは表向きで、その実は自分の死に場所を探していたのです。

戦いの最中にも、人助けをするほど死を嫌うスザクでありながら、自分の命だけは死を望んでいた。そんな死を望むスザクに対して掛けられたギアスは自分の思いとは真逆の「生きろ!」というものだったのです。このギアスが、後々に大きな影響を与えるわけですが、このギアスはルルーシュの願いだったのでしょう。

それでも「生きろ!」と言う

人は誰に言われなくても生きていくし、死にもします。このギアスは、スザクに生きることを強制するギアスになるのですが、死を望むから、生きることが苦しく感じますよね。あまりにも辛くて、死にたいと思うこともあるかもしれませんが、そんな時に生きなきゃいけないと思うのは、確かに辛いです。

死んだらどうなるかなんて、死なないとわかりません。宗教やスピリチュアルによって、死後のことを知ったり感じたりすることはありますが、それだって本当の所はわかりません。人間である以上、何の為に生まれたのか、死んだらどうなるかということは、何千年にも渡って追求されているテーマだと思いますが、明確な答えは存在しないのではないでしょうか。

生まれた意味や死んだ後のことを考えるのは、無駄とは言いませんが、正直それに意味はないと今は思います。だったら、考えなくても納得して生きていけることの方が、よっぽど重要だと思っています。生きるのが辛いからと言って、「死んだら楽になる」と思い自殺する人もいますが、楽になる保証だってありません。生きることは、辛いことの方が多いと思いますが、だからこそ喜びや幸せも大きくなるはずです。

幸不幸を決めるのは自分次第です。今は辛くて先は見えなくても、自分次第でその先はいくらでも変えられます。辛い時にこそ、この「生きろ!」というギアスを思い出して、己を奮い立たせて生きていきたいものです。

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