どこでもドアののび太
「どこでもドアののび太」
意味:どこでもドアを使うのび太が行きたい場所は、しずかちゃんのお風呂場だ。
類義:シュレディンガーの猫
(例)「本当にこのドアの向こうに、可愛い子がいるのかなぁ?」「どうかなぁ?開けてみないとわかわないよ。まさに『どこでもドアののび太』だな。」
さぁ、今回はいきなり意味不明な始まりでしたが(笑)、皆さん、ドラえもんは好きですか?一度は見たことありますよね?
ドラえもんのひみつ道具の中でも、トップ3に入る有名な『どこでもドア』はご存知ですよね?
ドアを開ければ、どこでも行きたいところに行けるのが『どこでもドア』です。
そして、ドラえもんで何度も描かれている有名なシーンが、
「しずかちゃんの入浴シーン」
です。なぜかのび太は、しょっちゅう入浴中のしずかちゃんのお風呂場に現れ、
「のび太さんのエッチー!!」 出典 ドラえもん/藤子・F・不二雄 小学館
とお湯をかけられ、桶を投げられます。
しずかちゃんの入浴シーンは偶然なのか?
さぁ、このシーンが今回の創作ことわざの本質です。
皆さん、のび太がしずかちゃんのお風呂に行くのは、偶然だと思いますか?それとも、計算だと思いますか?
私は間違いなく「計算」だと思います。ただ、その為には検証が必要です。
のび太がしずかちゃんのお風呂に現れるのは、
「しずかちゃんに会いに来たのか」
それとも
「しずかちゃんの家のお風呂場に来たのか」
ということです。
『どこでもドア』は、「行きたい場所」に行けるドアです。ということは、「しずかちゃんに会いに来た」というより、「しずかちゃんの家のお風呂場に来たらしずかちゃんが入浴していた」という方が正しいのではないか。つまり、のび太は、入浴してタイミングを見計らって、お風呂場に現れたわけです。
健全な男子であれば、好きな女の子の裸は見たいものです。「女の湯」は、男にとって永遠の憧れであり夢ですよね。
ということは、のび太がしずかちゃんのお風呂に現れるのは、しずかちゃんの入浴を見たいのび太の確信犯なわけです。
おわかりいただけましたか?
のび太は小学五年生なので、性に目覚め始めてもおかしくはなく、しずかちゃんの入浴を見たいエッチで健全な男の子であり、お湯をかけられ桶を投げられるのを分かっているのに、見に行ってしまうドMなのです。
のび太の行動は量子力学的
さて、今回はこれでは終わりません。
しずかちゃんの入浴シーンは、のび太が意図して見に行っている事を証明しましたが、類義語の「シュレディンガーの猫」はご存知ですか?
詳しくはコチラをご覧ください。
「どこでもとののび太」を簡単に言うと、
「どこでもドア」の向こうに、しずかちゃんが入浴しているかしていないかは、扉を開けなければわからない。
ということです。「シュレディンガー猫」は、もっと具体的なんですが、のび太がしずかちゃんのお風呂に現れたとしても、しずかちゃんがいるとは限りません。下手したらお父さんが入っているかもしれず、そうなったらジ・エンドです。人生詰みます。
のび太の行動は、そんなリスクを背負ったものだったんですね。
しかし、これには裏があります。のび太を舐めてはいけません。
しずかちゃんはお風呂が大好きで、1日に最低3回はお風呂に入ります。
つまり、朝晩で2回なら、狙い目は学校から帰って来てからの夕方です。休日であれば、お昼ご飯を食べた後なども考えられるでしょう。
このように、「狙い目」があるのです。夜でなければ、お父さんも帰っておらず、お母さんが入っている可能性もなきにしもあらずですが、お母さんであれは百歩譲って、「我に一片の悔いなし!」とラオウばりに片腕を天に突き上げて叫ぶことでしょう。
・・・それはいいとして、多少なりともしずかちゃんの入浴の可能性を上げているのです。
もしかしたら、お風呂には誰もいない可能性ももちろんあり、実際にいなかったこともあるでしょう。そういうシーンはきっとカットになっており、オンエアーされていないのです。ただ、その失敗を糧にして、失敗したことで「この時間にはいない」とチェックし、もちろん入浴していた時間もチェックして、可能性を上げていることでしょう。
まぁ、勉強が苦手なのび太が、そこまで計算できるかって話ですけど(笑)。いやいや、健全な少年の性欲・・・じゃない、好奇心を舐めちゃぁいけない。それとこれとは別なのです。諸説ありますが、将来のび太はドラえもんを直す科学者になった言われています。学校の勉強は、そこに情熱がなかっただけで、「しずかちゃんの入浴シーン」という情熱があれば、潜在的な能力を持ち合わせているわけです。
「シュレディンガー猫」は、量子力学の基本で、わかりにくいかもしれませんが、これからは「どこでもドアののび太」ということわざを、
「物事は蓋を開けるまでわからない」
「そこに望むものがあるならば、覚悟を持って扉を開けよ」
「可能性を上げるために、全ての失敗と成功をチェックせよ」
という意味を込めて、使って見てくださいね!
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