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あの頃は自転車があればどこへでも行けるような

今でも覚えているよ

私が小学1年生になって初めて買ってもらった自転車
大好きな濃いブルーですごくかっこよかった。

ギアチェンジも6段階まであり
ハンドルを握りバイクのように手首を回してギアチェンジするのには男のロマンを感じたよ。

そして何故か
濃いブルーでコーティングされていた私の自転車の
フレームにはアルファベットで大きく
『Fire Boy』
と書かれていたのは今でも覚えているし思い出す
だけでも笑ってしまう。

Fire Boyは私の世界を広げてくれた。
スマホもGPSもマップもなかった時代で無限の可能性を感じるように

どこへ行くにしても直感で走り続けた
ディズニーランドにも自転車で行ったし帰りも迷ったけど辿り着いた。

茨城にも地図なしで行けた。
先が分からない人生って楽しい!!と思えた。

スマートフォンが出てから私はなんとなく
この世の摂理について知り世界の仕組みを理解しはじめた。

何も考えずに挑戦することがくだらないと感じるようになった。

そして自分にも自信がなくなった
事ある毎に環境のせい、人のせい、
自分に低い限界を作ってしまい
回避能力だけがポイント全振りのように上達する。

あの頃にように『どこまでも行ける』希望も
当時の目の輝きもない

歳をとるってそういうもん
わかっていても結局何か固定概念にとらわれる。

挑戦にも慎重になり

何をやるにしてもロジカルな思考
そんな人間に私は出来上がった。

あの頃の純粋な喜びが蘇ることはないだろう
その光をも覆い隠す闇で汚い人間になったからな

今でもくだらないことをしていたなと私の記憶の中に『後悔』という意味で残っていくだろう。

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