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【エッセイ】サマータイム・アーカイヴ(仮)
爆発した。僕がだ。
視界が奪われる。赤い熱風と砂埃に包まれる。体の制御が利かなくなれば、静かに暗転する。ブザーが作戦終了を告げ知らせる。
僕の所属する地球連邦軍は、敵のジオン軍に、手も足も出ずに敗北した。液晶にはゲームオーバーの文字。とっとと帰れと促すように、「お忘れ物のないように」とアナウンスされる。
ゲームセンターの筐体は、命令に従順で、慈悲の欠片もない。握っていたレバーが、ほんのわず
【批評】映画版ルックバック
はじめに
漫画と映画の違いは、読者および観客が物語の速度を制御できるか否かにある。自分に合った速度で、しかも何度も巻き戻せる漫画とは対照的に、映画は常に一方通行で(上映後にもう一度見るというメタにでも踏み込まない限り)、二度と振り返ることはできない。
映画は過去に戻れない媒体である。その映画において、顧みる物語『ルックバック』がいかに作用したか、それに追随する物語性とは何であったかを考えて
【エッセイ】現在形でのモノクローム
土曜日が好きだった。とたけけに会えるからだ。
僕が金髪美少女凄腕プロゲーマーなのは周知の事実だ。しかし、得意なゲームジャンルはあまり知られていない。結論から言ってしまえばACTとRPGなのだが、それだと話が進まないのでサンドボックスということにする。
サンドボックスは良いジャンルだ。明確な目標やストーリーがなく、プレイヤーが自由に行動できる。例を挙げると『Minecraft』『Terrari
【エッセイ】僕でない僕の神話
誰も禁じちゃいないけど、なんとなくで遠慮することがよくあった。
たとえば、給食のおかわりは一日一回。ご飯をおかわりしたら、味噌汁の追加ができないってわけ。余り物のデザートを勝ち取ったら、一週間はおかわりを控えていた。そんなルールないのにさ。
なんで遠慮したんだろうとか、どうしてデザートにこだわりがあったんだろうとか、それは置いといて。ここで言いたいのは、自分自身に意味わからん縛りを課していた
【エッセイ】スーパーマン
私の後ろには、よく人が並ぶ。ちなみにスーパーの話である。
大学進学をきっかけに、私は親元を離れて一人暮らしを始めた。しかし、突然見知らぬ土地に放り出されたものだから、右も左も猫も杓子も分からない。小田急線ってなんだよ。唐突に投げられた、膨大な情報。二項定理で展開しながら処理する。
その結果、三つのことを覚えた。猫の見分け方、ご飯の炊き方、それと空腹の苦しみである。
まさに、猫も杓子も空
【ウディコン】圏外の上にも三年
まず、私という制作者が大変恵まれた人間であることを前提とさせてください。皆様の感想なしに私は存在できません。
次に、これから書く内容は自分語りです。自分が生きた証を文書として残す目的でもあります。
創作論を語るのは、個人的には好きではないのですが、もしも私の考えが今後上位を目指す皆様の礎になるなら、と思い、今回筆を執るに至りました。
また、この記事において、誰かを傷つける意図がないというこ
【第15回ウディコン】『零落と紺碧の海神』ダウンロードリンク
どちらのリンクからでも落とせます。勘で選びましょう。
零落と紺碧の海神:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!] (freem.ne.jp)
零落と紺碧の海神[フリーゲーム夢現] (freegame-mugen.jp)
【第15回ウディコン】『零落と紺碧の海神』コメント返し&雑記
結果第15回ウディコン総合6位でした。
皆さんが手に取って、評価してくださったおかげです。本当にありがとう。
『零落と紺碧の海神』
順位:【 6 】位 総得点:【 133.0 】点 【ダウンロード】クリック数:803
【部門別総獲得ポイント】
熱中 34.1点 + 斬新 12.0点 + 物語性 29.1点 + 画像音声 14.9点 + 遊びやすさ 35.9点 + その他 7.0点
【部門別