小夜子

るるるん

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【批評】映画版ルックバック

はじめに  漫画と映画の違いは、読者および観客が物語の速度を制御できるか否かにある。自分に合った速度で、しかも何度も巻き戻せる漫画とは対照的に、映画は常に一方通行で(上映後にもう一度見るというメタにでも踏み込まない限り)、二度と振り返ることはできない。  映画は過去に戻れない媒体である。その映画において、顧みる物語『ルックバック』がいかに作用したか、それに追随する物語性とは何であったかを考えていきたい。 ※この文章は、『ルックバック』のネタバレに大きく踏み込んでいく。原作

    • 【エッセイ】現在形でのモノクローム

       土曜日が好きだった。とたけけに会えるからだ。  僕が金髪美少女凄腕プロゲーマーなのは周知の事実だ。しかし、得意なゲームジャンルはあまり知られていない。結論から言ってしまえばACTとRPGなのだが、それだと話が進まないのでサンドボックスということにする。  サンドボックスは良いジャンルだ。明確な目標やストーリーがなく、プレイヤーが自由に行動できる。例を挙げると『Minecraft』『Terraria』であろう。好き勝手に行動する(それこそ幼少期の僕らのような)子供にはピッタリ

      • 【エッセイ】僕でない僕の神話

         誰も禁じちゃいないけど、なんとなくで遠慮することがよくあった。  たとえば、給食のおかわりは一日一回。ご飯をおかわりしたら、味噌汁の追加ができないってわけ。余り物のデザートを勝ち取ったら、一週間はおかわりを控えていた。そんなルールないのにさ。  なんで遠慮したんだろうとか、どうしてデザートにこだわりがあったんだろうとか、それは置いといて。ここで言いたいのは、自分自身に意味わからん縛りを課していたって事実だけ。僕はそれを神話と呼んでいる。なぜなら僕は熱心な無神論者だから。  

        • 【ウディコン】圏外の上にも三年

           まず、私という制作者が大変恵まれた人間であることを前提とさせてください。皆様の感想なしに私は存在できません。  次に、これから書く内容は自分語りです。自分が生きた証を文書として残す目的でもあります。  創作論を語るのは、個人的には好きではないのですが、もしも私の考えが今後上位を目指す皆様の礎になるなら、と思い、今回筆を執るに至りました。  また、この記事において、誰かを傷つける意図がないということを伝えておきます。  それでも良ければ。 はじめにWOLF RPGエディター

        【批評】映画版ルックバック

          【第15回ウディコン】『零落と紺碧の海神』ダウンロードリンク

          どちらのリンクからでも落とせます。勘で選びましょう。 零落と紺碧の海神:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!] (freem.ne.jp) 零落と紺碧の海神[フリーゲーム夢現] (freegame-mugen.jp)

          【第15回ウディコン】『零落と紺碧の海神』ダウンロードリンク

          【第15回ウディコン】『零落と紺碧の海神』コメント返し&雑記

          結果第15回ウディコン総合6位でした。 皆さんが手に取って、評価してくださったおかげです。本当にありがとう。 『零落と紺碧の海神』  順位:【 6 】位 総得点:【 133.0 】点 【ダウンロード】クリック数:803 【部門別総獲得ポイント】 熱中 34.1点 + 斬新 12.0点 + 物語性 29.1点 + 画像音声 14.9点 + 遊びやすさ 35.9点 + その他 7.0点 【部門別 元ポイント内訳】  熱中度 平均 6.66 (10位:21点) + 合計 10

          【第15回ウディコン】『零落と紺碧の海神』コメント返し&雑記