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大きなマグカップと木の机

どうも皆様こんにちは。

順に春に近づいているとはいえ、まだまだ寒さは手を緩めてくれそうにありませんね。

そうそう。先日、呪術廻戦の映画を見て参りました。
アニメは観ていましたが、漫画は一回も読まずに観に行ったので概要は掴めているが映画の展開は知らない状態でした。

呪術師では最強と謳われた二人の男たちの物語・・・だけではないのですが、本当に感動しました。

映画館で見ること自体、久しぶりでしたので非常に良い時間でした。映画のみならず、かなりインプットの方に力を割いた数日間でした。

皆様もぜひ。(笑)

それでは本題に入りましょう。本日もやんばるの生き物たちです。

イボイモリ Echinotriton andersoni 

沖縄、そして鹿児島県の天然記念物。

大きなマグカップには、いつの間にか注がれた水道水。
波間に揉まれる子供の歓声とミンミンゼミの気だるそうな鳴き声が延々と続いていく。


と、タイトルに即して思い出したので書いておきます。

マクロでもちょこっと撮らせて頂きました。

いやぁ、夢の中で聞いた蝉の鳴き声…
起きたらそれなりに寒い時期ですので、一瞬脳が「?」と止まってしまいます。

夢の中の舞台は多分、房総、安房鴨川だったと思うんですがね〜。昔からよく家族で行ってますし。


クロイワトカゲモドキ Goniurosaurus kuroiwae kuroiwae

そうした夢で見た風景ってのは偶に、ひょんな事から芋蔓式に思い出されるのです。

例えば今日のタイトルは作業BGMで流していた夏の海辺の環境音楽だったのですが、それを聴いていたらいつの間にか思い出してた、という具合です。

皆様は一人一人、違う「夏」をご自身の中で通説的な立ち位置で持っていると思います。

私は昔から蝉の声が好きで、あれを聞くといそいそと虫取りに行くために準備を始めた部屋のタンスの前や玄関に転がった靴、時折揺れるリビングの薄緑のカーテンや遠くを走る見た目も音もゆらめき走る電車などを思い出します。

音というのは大袈裟では無しに、時間旅行ができるものなのは皆様もご存じの通りでございましょう。

一番好きな季節かも知れません。
学校は夏休みだから毎朝嫌な気持ちでランドセルは背負わずに済むし、蝉たちは私らなんかに目もくれず愛の歌を歌う、そんな季節だけが私の拠り所だったのかも知れません。

シマサルナシ Actinidia rufa

映画やアニメなんかも夏の作品の方が好きですね。
海獣の子供はもちろん、最近ですと打ち上げ花火、上から何ちゃらみたいなタイトルのも観ました。千と千尋の神隠しやサマーウォーズなんかもそうですね。

また、私の実家は集合住宅でしたので夜中も明るく、その所為で蝉が深夜に鳴くんですよ。
決まって、アブラゼミ、クマゼミの二種が鳴きます。

まぁそれはちょいと特殊なパターンだと思いますが…。


昼の蝉の鳴き声が落ち着くのとほぼ同時に、夜の鳴く虫が増えていく儚さも夏が好きな理由の一つです。


今まで25回の夏を過ごしてきました。
何歳の時にどうだったとか具体的なことは覚えてないのですが、なぜか過去の夏がずっと繰り返されるようなそんな感覚に落ちる事があります。
その夏が何回めの夏なのかはわからないのですが、確かに当時のその夏に自分が意識と感覚を持ったまま立っているのです。

言葉じゃ言い表せないような美しさを、音で、色で、昆虫たちは教えてくれました。


それではまた〜。
ごきげんよう〜。


お楽しみいただけましたら幸いです^^