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『ジョン・レノン』について3つのトピック ー 名曲『イマジン』、アルバム『ロックンロール』、そして『ジョン・レノン暗殺事件』について

今回はミュージシャン『ジョン・レノン』に関して3つのトピックに分けて、記事を書こうと思います。

『ザ・ビートルズ』関連の2つのnote過去投稿の記事リンクです。

①名曲『イマジン』オノ・ヨーコとの関係

IMAGINE. (Ultimate Mix, 2020) - John Lennon & The Plastic Ono Band (with the Flux Fiddlers) HD

アルバム『イマジン』ジョン・レノン 2nd 1971

『イマジン(IMAGINE)』という曲自体は2017年以降、NMPA(全米音楽出版社協会)によって、オノ・ヨーコを共作者としました。

『イマジン 〜 ジョン&ヨーコ〜』ジョン・レノン

2018年 未発表の写真とアーカイブのインタビューで、ジョン・レノンの78歳の誕生日に発表された新しい本が、『イマジン』の裏話を語っています。

以下重要な部分の抜粋です。

ジョンは『グレープフルーツ』(ヨーコの詩集)について言及する。
・「『これを想像して』や『あれを想像して』のように言っている部分がたくさんある」
・「ヨーコなしでは決して書かれなかったと想像してみてください」
・「『IMAGINE』は実際にはジョンとヨーコによって書かれたけど、僕はまだ十分に利己的で、ヨーコの貢献に気づいてなかった」

本書の中のインタビューでジョンが言っているのは、

「『イマジン』と言う曲自体は、ヨーコと一緒にいることで学んだことと、それに対する自分の気持ちを表現している。 彼女(オノ・ヨーコ)はその曲(『イマジン』)の多くに貢献したので、『イマジン』は本当は『レノン/オノ』とクレジットされるべきなんだ」 ージョン・レノン

『イマジン』と言う曲は、
「『ヨーコの影響』によって生まれた曲」どころか、
ヨーコがいなかったら存在しなかった曲です。

2017年 全米音楽出版社協会(National Music Publishers Association/NMPA)が『レノン/オノ』を認定。

NMPA 2017: Yoko Ono and Sean Lennon accept the Centennial Song Award for "Imagine"

2017年 NMPA(全米音楽出版社協会)式典にオノ・ヨーコと息子ショーン・レノンが出席。

ショーン・レノン「僕の人生で一番誇らしい日」

「NMPAが『IMAGINE』を世紀の歌として表彰してくれたんだ。
でもそれだけじゃない!サプライズがあった!
NMPAが父のインタビュー音声を流したんだ。
「『イマジン』は『レノン/オノ』と表記されるべきだった。自分の妻じゃなかったらクレジットしていたよ」ってね。
母は涙ぐんでいたよ。
そのあとパティとジェシー・スミスが『IMAGINE』を演奏してくれたんだ。
忍耐は美徳だね。
PS.『イマジン』は『レノン/オノ』の楽曲だと正式に認定されたよ。母に二つ目の賞をくれたんだ」ーショーン・レノンのインスタグラムメッセージより。

NMPA 2017: Patti Smith performs "Imagine"

2017年 NMPA式典にて、パティ・スミスが『イマジン』を歌唱。

②アルバム『ロックンロール』制作の経緯

ミュージシャン自身は発売を望んでいるのに、いろんな複雑な事情があって、発売(というか制作自体)が遅れるというアルバム。

『ロックン・ロール』ジョン・レノン 1975年 レーベル アップル/EMI
プロデュース ジョン・レノン、フィル・スペクター 7thアルバム

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