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Ep.29 【アウトプット】人に教えられて初めて「習得」となる

どうも!若手の研修兄さんこと、
海先輩です!

このマガジンでは、毎朝更新しているPodcast番組「MORE CASUAる ~スキルアップはカジュアルに~」の内容を記事として発信しています!

「勉強になった!」「もっと具体的に聴いてみたい!」「海先輩ってどんな声?」と思った方は、ぜひPodcastもチェックをお願いします!



■はじめに

ビジネスの場面ではインプットは何も成果を生みません。インプットした情報をアウトプットして始めて何かしらの結果が出て、それが良い結果であれば「成果」となります。そして、アウトプットは多ければ多いほど、フィードバックや反応がたくさん得られるので、改善につながり、より質の高いアウトプットができるようになります。






ビジネスに限らず成果を求める以上はアウトプットは避けられないわけです。本を読むだけで仕事の成果が出ないのは、恋愛術だけでモテないのは、アウトプットしていないからです。インプットだけでOKなのは、娯楽やエンタメ目的の場合のみです。

■今日のお話は──「アウトプット」について

おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。今日は【アウトプット】についてのお話です。

社会人になると上司や先輩から耳にタコができるくらい「どんどんアウトプットしよう!」と言われると思います。これ本当に大事で、成長スピードはほぼ間違いなくアウトプット量と相関関係があります。

なぜかというと、人が学習や成長をするためには「結果」が不可欠だからです。ここで言う結果は良い結果という意味ではなく、自分が行動したことで起きた何かしらの反応のことを指します。

赤ちゃんは歩こうとして何度も転びますが、諦めずに挑戦し続け、やがて一歩を踏み出します。受験生は模試の結果から弱点を知り、学習方法を改善することで目標達成に近づきます。このように、失敗を恐れず挑戦し、結果から学ぶ姿勢が、人としての成長には欠かせないのです。

しかし実際は本を読んだだけで学んだ気になったり、セミナーを受けただけで成長した気になったりしちゃうんですよね。かくいう僕もそうです。本を読んで満足しそうになりますが、「あかんあかん」と言い聞かせて、日々の生活や仕事で実践するようにしています。

最近は「思考法図鑑」という様々なビジネスフレームワークが掲載された本を読んだのですが、仕事で企画をするときにこの本を参考にしています。

特に「ロジックツリー」と「水平思考」は企画やマーケティングをしている方にはおすすめのフレームワークなので、ぜひご一読いただければと思います。

■行動が変わって初めて──学びが活かされたと言える

僕が企業研修や講義、セミナーを企画する際に意識することは、「受講者の行動が変わって初めて、学びが活かされた」ということです。

会社に勤めていると、ときどき「若手社員向け研修」や「マネージャー研修」などが開催されたりしませんか?外部から講師を呼び、セミナーやワークが行われるアレです。

どうでしょう。「研修を受けて、自分の仕事ぶり変わったわ〜」という方、どれくらいいらっしゃいますか?おそらくほとんどの方が「受けたけど特に変化は無い」状態だと思います。

もしくは研修を受けた直後は学んだ気になるが、時間が経つと研修前と何ら変わらないという方もいると思います。

これでは研修のゴールを達成できていません。研修のゴールは「知る」ことではなく、「知ったことを普段の業務で実践できるようになる」ことです。

このことは以下の本に詳しく載っているので、特に人事部の研修・育成担当の方、研修が多い若手の社員の方に読んでいただきたい一冊です。

研修を作る側としては、頭の理解にとどまらず、「仕事で早く実践したい!」というモチベーションまで高めることが重要なんですね。受講者側も、行動して初めて意味があるんだと理解しておくことが大事です。

■自分が習得したことを──人に教えられたときが本当の習得

本書にも載っている中国のことわざを紹介させてください。人がスキルを習得するプロセスを鳥の親子で例えています。

「ママ鳥がパパ鳥に何かを教え、パパ鳥ができるようになったら終わり、ではなく、パパ鳥がさらに子どもに教えて、子どもができるようになった時点で、パパ鳥は本当に習得したと言える」

というものです。そのため、習得したことの成果を測りたいときは、誰かに教えてその人ができるようになるかを見るのも1つの手かもしれませんね。

まずは自分が本などで学んだことを人に話してみたり、noteなどにアウトプットしてみるというところから始めると良いと思います。

僕自身毎日noteやYouTubeでアウトプットしまくっているわけですが、最近は「これは本当にアウトプットなのか?」という疑問も湧いてきたんです。

「おいおいたった今noteでアウトプットせい言うてたやんけ」とお思いかもしれません。確かにアウトプットなんですが、ん〜少し違和感もあって。

例えば僕が「演繹思考」を学んだとします。noteで「演繹思考とは〜〜で」と書くことは果たしてアウトプットと言えるのでしょうか。

仕事の会議で「演繹思考でアイデアを出そう」とした時が「演繹思考」のアウトプットだと思ったんですよね。これはどうなんでしょうか。いずれにせよ学びを記事や音声、動画で発信すること自体は意味があると思うので、ぜひお勧めさせてください!

■おわりに

最後になぜアウトプットが大事なのか、別の理由を1つ。アウトプットするということは絶対に考えが整理されている必要があります。逆に言うとアウトプットしようとすることで、頭の整理ができるというわけです。






何か悩み事があるときはぜひ大きめの紙に書き出してみてください。本当はホワイトボードが良いのですが、無ければスケッチブックがおすすめです。悩みを書き出していくと、みるみる気持ちや頭が整理されていきます。これも立派なアウトプットです。


■海先輩のおすすめ本コーナー

今日も記事を読んでいただきありがとうございます。ここからはおまけ。

このコーナーでは、年間200冊以上の本を読む僕が、最近読んだ本の中から「おもしろかった!」「ためになった!」という本を紹介していきます。

今回ご紹介するのは…


杉山 直隆さん
『文章は「つかみ」で9割決まる』

▼おすすめの理由は?

全noterの必読書です!noterに限らず人に読んでもらうための文章を書く習慣のある方は絶対に読んでおくべきですね。文章の書き出しは、髪型や清潔感などの第一印象のようなもの。そのノウハウが事例をもとに全て凝縮された1冊です。

▼どんな人が書いた本?

杉山 直隆さん。1975年生まれ。専修大学法学部卒業後、カデナクリエイト入社。ビジネス誌やビジネス書、企業の社内報・PR誌の執筆・編集を主に手がける。2016年に独立(屋号:オフィス解体新書)。社会人インターンシップ情報を紹介するブログメディア「30歳からのインターンシップ」を立ち上げ、取材活動をしている。共著に『課長・部長のための労務管理 問題解決の基本』『図解&事例で学ぶ入社1年目の教科書』『クイズ商売脳の鍛え方』など。

▼何が学べる?

文章においてなぜつかみが大事なのか。良いつかみと悪いつかみの違い。良いつかみを書くコツ。つかみを意識した上で文章を書く具体的な流れ。

▼読む前と後でどんな変化があった?

なんとなく殴り書きでnoteを書いていたが、この本を読んでつかみを実践していくことで作品としてのクオリティが上がり、スキやフォローが格段に増えました!「創作」の楽しさも倍増し、毎日更新のモチベーションも上がっって良かったです!

僕が思考や習慣を変え、自分の好きなことができるようになったのも間違いなく読書習慣のおかげです。ジャンル問わずいろんな本を読んで、ともに人生に彩りを添えていきませんか?ご興味ある方は、↑のリンクからぜひ!


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