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Ep.44 【海先輩と考えよう】音楽はなぜ思い出を呼び起こすのか

どうも!若手の研修兄さんこと、
海先輩です!

このマガジンでは、毎朝更新しているPodcast番組「MORE CASUAる ~スキルアップはカジュアルに~」の内容を記事として発信しています!

「勉強になった!」「もっと具体的に聴いてみたい!」「海先輩ってどんな声?」と思った方は、ぜひPodcastもチェックをお願いします!



■はじめに

高校生の頃音楽の授業でメジャーコードとマイナーコードを習った時、「メジャーコードは明るい雰囲気で、マイナーコードは物悲しい雰囲気になります」と教わったんですよ。






でも不思議なんですよね。明るくてポップな歌のはずなのに、悲しい気持ちになったりすることがあって。ただの音楽的な要素だけでない何かが働いているんでしょうね。

■今日のお話は──「音楽と思い出」について

おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。今日は【音楽と思い出】についてのお話です。

時々やっている「海先輩と考えよう」のシリーズです。特にアドバイスや知識を提供するわけではないのですが、僕がふと疑問に思ったことを皆さんに投げかけ、みんなで議論し合う回です。

音楽が好きな人は多くいらっしゃると思います。僕も大の音楽好きで、隙あらばSpotifyやラジオで音楽を聴いています。音楽を聴いているとふと思うのが、音楽の持つ力ってスゲーよなーということ。

落ち込んでるときに聴くと励まされるし、カフェやバーのBGMは空間を良い雰囲気にしてくれるし、カラオケで歌うと楽しいし。音楽がある世界に生まれて良かったなと思います。

今日はそんな音楽と「思い出」の関係について話したいのですが、みなさんとある音楽を聴いたとき、「この曲聴くと〇〇を思い出すな〜」と思った経験はありますか?

僕はこれがしょっちゅうあって、小学生の頃運動会で踊った曲や、好きだった人がよく聴いていた曲、学生時代にハマっていた曲を聴くと、その当時のことや思い出が一気にフラッシュバックしてくるんです。

ベタですが、僕あの「エモさ」がちゃんと好きでして。海辺で風に当たりながら懐かしい曲を聴いたりすると、少し目頭が熱くなったりしますね。(だいぶ臭いですね)

この感覚っておそらく人間特有なのかなと思ったりもするのですが、実際科学的な根拠があるのか、少し調べてみました。

■音楽を聴くと──「自伝的記憶」が呼び起こされる

「音楽 思い出」と検索すると、結構研究が出てくることに驚きました。大学などの教育機関でも本格的な研究テーマとして取り扱われているようで、心理療法の分野での実用化もされているようです。

多くの研究で言われているのは、「懐かしい音楽を聴くと、心理的にポジティブな効果がある」ということです。過去の楽しかった思い出から来る「快活感」や、過去の切ない思い出を受け入れ、心を落ち着かせるという意味でのポジティブな効果も示唆されていました。

懐かしい音楽を聴いたときに思い出すような記憶のことを「自伝的記憶」というそうですね。これは「出来事の起こった時や場所の想起を伴う鮮明な個人的記憶」という意味で、エピソード記憶とも言われております。

きつい練習に励んだ部活や自分が自分じゃなく感じた恋愛、友達と朝まで飲み明かした大学時代など、感情が大きく揺れ動いた経験は自伝的記憶として残りやすいです。

様々な論文で、音楽を聴いて自伝的記憶を呼び起こすことは、ある種快楽であると言われていますが、僕は無意識のうちにこの快楽を得ようとしていたんだと思いました。

僕はどちらかというと楽しかった思い出よりは、仕事でミスが続いたときや、失恋したときなど、どちらかというとネガティブな記憶を思い出すような音楽を聴くことが多いんですね。

おそらく先にも話した「過去のせつない思い出を受け入れる」ということをしているんだと思います。たしかに「あのとき本当に辛かったな」という気持ちと同時に「よく乗り越えたじゃん俺」という自画自賛もあるんですよ。

ネガティブな感情は揉み消したくなる気もしますが、実は真っ向から向き合うことで落ち着かせられるのかもしれないですね。その後押しをしてくれるのが音楽であると。

■誰かの言葉よりも──音楽に励まされてきた気がする

辛いことや悲しいことがあったとき、友達に相談して励ましてもらうことは大事だと思います。僕自身も友達に何度も助けてもらいました。

が、誤解を恐れずにいうと、僕は正直誰かの言葉よりも、音楽に励まされて生きてきたような気がするんですよ。

もちろん家族とか恋人とか親友からの励ましはこの上なく生きる源になりましたが、そうでない人の励ましの言葉はあまり響いたことがないんですよね。

食事や飲み会のときに誰かに言われる言葉よりも、自分の好きな音楽を聴く方がよっぽど元気になれる自分がいて、果たしてこれは人の子として良いのか?と思ったりもします。

でも音楽ってそれくらいの力がありますよね。音楽って言ったら空気みたいなもんじゃないですか。形もないし、耳で聞こえるだけのもので。

しかもお腹がいっぱいになるわけでも、怪我が治るわけでも、頭が良くなるわけでもないのに、みんなお金を出してソレを楽しむわけですよ。

誕生日に「おめでとー!」と言われるのも嬉しいですが、「ハッピバースデートゥーユ〜♪」と急に歌われると、もっと嬉しいですよね。これも音楽の力だと思います。

今聴いている音楽を数年後に聴いた時、「ブログを始めた頃に聴いたやつだな〜」と思い出すんでしょうね。

■おわりに

「この曲を聴いたらあのときのこと思い出すな〜」っていう曲はありますか?僕たくさんあるんですが、最近ハッとした曲があって。たぶん知らない方が多いかもしれませんが「遠き山に日は落ちて」というドヴォルザークの曲です。






なぜ?と思うかもしれませんが、大学時代のバイト先の閉店ソングだったんです泣 これどうですか!バイト先の閉店ソングはエモいでしょ!みなさんのバイト先の閉店ソングは何でしたか?共感した方コメントお待ちしております。


■海先輩のおすすめ本コーナー

今日も記事を読んでいただきありがとうございます。ここからはおまけ。

このコーナーでは、年間200冊以上の本を読む僕が、最近読んだ本の中から「おもしろかった!」「ためになった!」という本を紹介していきます。

今回ご紹介するのは…

坂口 恭平(著)
『継続するコツ』

▼おすすめの理由は?

「継続=辛いもの」のイメージが払拭されます。「目標のために継続しているけど、なかなか結果が出ない」と悩んでいる人には特におすすめです。これを読むことで結果が出ないことへの焦りが無くなります。これでいいんだ!と前向きな気持ちにもなります。

▼どんな人が書いた本?

坂口 恭平
1978(昭和53)年熊本県生れ。2001(平成13)年早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年に日本の路上生活者の住居を収めた写真集『0円ハウス』を刊行。その後、『TOKYO 0円ハウス 0円生活』『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』を発表し、「都市の幸」をもとに金を使わず生きる術を示す。東日本大震災後の2011年5月、故郷熊本で独立国家の樹立を宣言し、新政府総理大臣に就任。その経緯と思想を綴った『独立国家のつくりかた』が話題となった。文筆のほか、音楽、イラストレーションの分野でも多彩な活動を行う。2013年に『幻年時代』で熊日出版文化賞を受賞。他の作品に『徘徊タクシー』『躁鬱大学』など多数。

▼何が学べる?

本当の幸福が学べます。変化が激しい時代で努力して周りに差をつけなきゃ!と焦る気持ちがありますが、そんなものは必要ないと。自分は今ここに居て今を生きている。今やりたいことをただただやること、やれることが幸せなんだと気付かされる1冊です。

▼読む前と後でどんな変化があった?

目標に向かって継続することに焦りを感じなくなり、素直に楽しめるようになりました。僕は書くこと、話すこと、学ぶことが好きで、それを仕事にしているわけですが、とはいえ「しんどい」とか「めんどい」とか思うことがあるですね。でも本書を読んで、継続しなきゃ!というよりは今日も楽しいからやってるんだと思えるようになりました。

僕が思考や習慣を変え、自分の好きなことができるようになったのも間違いなく読書習慣のおかげです。ジャンル問わずいろんな本を読んで、ともに人生に彩りを添えていきませんか?ご興味ある方は、↑のリンクからぜひ!


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