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Ep.21 【思考術】「極端」を上手く使うと見えてくるものがある

どうも!若手の研修兄さんこと、
海先輩です!

このマガジンでは、毎朝更新しているPodcast番組「MORE CASUAる ~スキルアップはカジュアルに~」の内容を記事として発信しています!

「勉強になった!」「もっと具体的に聴いてみたい!」「海先輩ってどんな声?」と思った方は、ぜひPodcastもチェックをお願いします!



■はじめに

学校の理科室の椅子。背もたれの無い木製の椅子だったのではないでしょうか。実はあの椅子が使われていたのには理由があるんですね。答えは、万が一事故があったとき、子供たちが逃げやすいように。






理科室って懐かしいですよね。アルコールランプを付ける担当がやりたくて仕方なかったあの頃は、まだ子供だったなと感じます。そんな「理科」ですが、社会人にも役立つ思考の基礎を教えてくれていたんです。

■今日のお話は──「思考術」について

おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。今日は【思考術】についてのお話です。

理科の実験を思い出してみてください。例えば朝顔を育てる実験で、与える水の量や使う肥料を変えて育てることで、元気に育つためにはどのような要素が必要になるか分かります。

このときに、水も肥料も変えて実験をしてしまうと、どっちの効果で成長に変化が出たのか分からないですよね。また水の量だけ変えたとしても、コップ一杯分だけの差で行うと、誤差の範囲なのか影響があったのかが分かりづらいです。

実験で何かを調べるときには、1つの条件だけを極端に変化させることが重要になります。

この「理科的思考」は社会人になってからも非常に重要な考え方なんですね。「一部に限定してみる」や「極端にやってみる」ことは、ビジネスシーンでも役立ちます。

例えばあなたがメーカーに勤めている社員で、パートナー企業である御取引先に勉強会を開くことになったとします。

色々考えることがありそうですが、初めての取り組みのときなどは、「あれ?何から始めればいいんだ?」となりますよね。

そういうときは「明日やれと言われたらどうするか?」と極端な設定で考えてみると、必要なことが見えやすくなります。ぜひ考え方のヒントにしてみてください。

■新しい試みは──極端にやると効力が分かりやすい

「極端」は新しいことを試すときにも役に立ちます。時代の流れが早い時代、企業も新しいことにどんどん挑戦していくことが求められています。

例えば今まで紙の書類で対応していた業務があり、それをペーパーレスにしたいとき。「もしかすると紙じゃないとだめなこともあるかも…」と心配し、一部だけペーパーレス、一部は紙で残す、ということをしがち。

しかし本当にペーパーレスにしていきたいと思うのであれば、まず思い切って全てペーパーレスにしてみるんですね。もしそれで不都合があるのであれば紙に戻す。不都合が無ければペーパーレスで問題ないと分かります。

無駄な業務を減らすときもそうです。少し減らすのではなくまずは全部やめてみる、やっぱり必要なら戻す、とすることで、本当に無駄か必要なのかが分かりやすいです。

極端にやって出た結果をもとに次のアクションを決めていく方が、効率よく進めることができます。ちなみに僕はToDoリストを完全にやめました。

もともとToDoリストがいつもびっしりなタイプなのですが、1つ1つの業務が作業になってしまっていて、仕事の本来の目的を見失うことが多々あったんです。

それを上司に相談したら「一回ToDoリスト全部やめてみたら?」と言われたんですね。お客様との予定だけスケジュールに入れ、それをもとに必要なことを考えるようにすると、目的意識を持って仕事ができると。

最初はポカしそうで不安でしたが、思い切って完全にやめてみても、意外と支障はないものです。むしろ1つ1つ仕事の意味を考えながら取り組めています。ただこれは合う合わないがあるかなと思いました。

■新しい習慣も──一歩目から極端に

仕事以外でも何か新しい習慣を始めたいというときには「極端」に始めるのが良いかなと思います。極端とのはつまり「毎日」ということです。

「初めは無理せずに週末だけ」とか「2日に1回で」など少ないペースで始める方が多いですが、僕は「小さくを毎日」から始める方がいいと思っています。

理由は、たまにだけだとすごくサボりやすいんですね。そしてだんだんやらなくなっていくからです。

まずは小さく毎日やる習慣を付けると、「やっぱり2日に1回にしよう」や「週末だけにしよう」と変えた後も継続しやすいんです。出だしは毎日が圧倒的におすすめです。

いつかやりたいことを考えるときにも「極端」が後押ししてくれることがあって、それは「明日死ぬとしたら、やらないと後悔しない?」と自分に聞いてみることです。

「明日死ぬ」こそ究極の極端かもしれませんが、実際どうか分からないのも事実ですよね。もし本当に死ぬとしたら今日、今、やっていることを続けるでしょうか。

何か迷っているものがある人はこうやって思い切って極端に考えることで行動できるようになったりするものです。僕もこう考えたからこそ ブログやPodcastを始められました。

様々な場面での「極端」の活用を出しましたが、この思考術は考えを前に進めたいときに非常に有効です。もちろん必ずベストアンサーが出るとは限りませんが、参考にしてもらえたら嬉しいです。

■おわりに

「考え方」を知っているだけで、物事が前に進みやすくなります。As Is -To Beやロジックツリーなど、ビジネスフレームワークと呼ばれる思考方法をいくつか持っておくと、ふと考え事をするときに役立ちます。






ちなみに僕は仕事中すぐに見て考え事ができるように、主要なビジネスフレームワークをいくつか並べてPCの壁紙にしました。上司に見せたら引いてました。


■海先輩のおすすめ本コーナー

今日も記事を読んでいただきありがとうございます。ここからはおまけ。

このコーナーでは、年間200冊以上の本を読む僕が、最近読んだ本の中から「おもしろかった!」「ためになった!」という本を紹介していきます。

今回ご紹介するのは…

渡辺 克之さん
『「伝わる資料」デザイン・テクニック』

▼おすすめの理由は?

仕事をする上で避けては通れない「資料作成」の極意が1冊に凝縮されており、ビジネスパーソンなら1冊は持っておきたい本としておすすめ!ダメな例と良い例を比較しながら解説しているので、改善点も一目瞭然です!

▼どんな人が書いた本?

渡辺 克之さん。テクニカルライター。コンサル系SIer、広告代理店、出版社を経て1996年に独立。エディトリアルデザインを中心に出版書籍の企画と制作、執筆で多くの経験を積む。企業取材や販促企画の分野でも活動。OfficeアプリやWindows、VBAに関する実用書を数多く執筆しており、本書で50冊目。

▼何が学べる?

プレゼン資料、報告書、LPなどにも使える「人に届けるデザインの極意」が丸っと学べます。フォント、色、図の使い方など、すぐに実践できるノウハウが満載!

▼読む前と後でどんな変化があった?

今までなんとなく自分の"感覚"で資料を作っていましたが、人に伝わるデザインにはロジックがあるんだと分かり、早速実践。資料を作ることが目的になってしまっていたのが、読む人にどういう行動を取ってもらいたいのか「目的意識」を持って資料を作成できるようになりました!

僕が思考や習慣を変え、自分の好きなことができるようになったのも間違いなく読書習慣のおかげです。ジャンル問わずいろんな本を読んで、ともに人生に彩りを添えていきませんか?ご興味ある方は、↑のリンクからぜひ!


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