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Ep.22 【コミュ力】話す力でも聞く力でもない

どうも!若手の研修兄さんこと、
海先輩です!

このマガジンでは、毎朝更新しているPodcast番組「MORE CASUAる ~スキルアップはカジュアルに~」の内容を記事として発信しています!

「勉強になった!」「もっと具体的に聴いてみたい!」「海先輩ってどんな声?」と思った方は、ぜひPodcastもチェックをお願いします!



■はじめに

人は髪型や服装などの第一印象で「この人はこんな人かな?」と決めますが、継続的なその人の印象はコミュニケーションの取り方で判断するものです。その点あって、コミュ力が高い人は、仕事でも恋愛でも優位ですよね。






巷にはコミュ力を高めるためのビジネス書が多くあり、「コミュ力が高い人は『挨拶に+一言』を意識している」とか、「コミュ力は実は聞く力で、相手の話に共感することが大事」とか書かれています。が、大事なのは本質を理解することです。

■今日のお話は──「コミュ力」について

おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。今日は【コミュ力】についてのお話です。

「コミュ力高い人って、どんな人?」と聞かれたとき、何と答えますか?「話しやすい人!」や「話が上手な人!」、「相槌が上手い人!」など色々出てきそうです。

「コミュニケーション」というと「話す」と「聞く」の2つの動詞で語られることが多いですが、実はコミュ力が高い人というのは話す力がある人でも聞き上手でもなく、「傾聴力がある人」なんですね。

「聞く」と「傾聴」がやや似ていますが、ここでは次のように棲み分けたいと思います。まず「聞く」は、「=内容を理解すること」に対して、「傾聴」は「=気持ちを理解する」こととします。

コミュニケーションは1人でできるものではありませんよね。必ず相手がいて、双方の気持ちのキャッチボールを行うことで初めて成立するのがコミュニケーションです。

そう【キャッチボール】がポイントです。みなさんはキャッチボールの何が1番楽しいですか?きっとボールを投げるときですよね。

自分が投げたボールを相手がバシっと良い音を鳴らして受け止めてくれたときが、1番気持ちいい瞬間です。

言い換えると、「投げる=話す」で、「キャッチする=聞く」になるわけですが、ただボールをキャッチするのが「聞く」で、「ナイスボーール!!」とミットをバシンと鳴らしてキャッチしてくれるのが「傾聴」ですね。傾聴は意識しないとできないものなんです。

■「傾聴力がある」とは──何でも話していいよオーラのこと

コミュ力を高めるには傾聴力が大事だと話しましたが、なぜ傾聴力が大事なのか。それは良いコミュニケーションには「信頼」が不可欠だからです。

信頼とはつまり「この人になら任せられそう(=話しても良さそう)」と思ってもらうことです。相手にこのように思ってもらうために必要なことは、話す力でないことは想像しやすいですよね。

相手の気持ちを理解しようとする傾聴力が大事なわけですが、では傾聴とはどのようにすれば良いのでしょうか。

傾聴ができている状態から先にお話しすると、「何でも話していい雰囲気」を相手が感じている状態こそ、傾聴ができている状態です。

つまり傾聴とは雰囲気作りなんですね。意識すべきは「全て受け止めること」です。そして傾聴の1歩目は、静かな時間を作ること。

沈黙が怖いという方が多いですが、無理してぎこちない会話をしてしまう方が怖いです。相手がすぐに話すタイプではないのであれば、「今日は〇〇さんのこんな話を聞きたいな」と一言伝え、あとは相手が話し出すのを待ちます。

そして相手が話し始めたら、くどくないタイミングで相手の発言を復唱し、ジブンゴト化していきます。これは小手先のテクニックではなく、相手の話に共感するためにやりましょう。

相手が心のうちを出し切るまで、決して話を遮ったり、自分の意見を言おうとしてはいけません。相手が話し切ったら最後に、相手を承認する一言を短く伝えれば、相手はホッとしてくれます。

■シゴデキもモテるあの人も──傾聴してましたわ

例えば新入社員の後輩が仕事の容量が悪く、最近悩んでいるとします。それに気づいたあなたは話を聞いてあげようと飲みに誘うんですね。

乾杯するやいなや、「最近ミスばっかりじゃない?ちゃんとタスク管理してる?」なんて言ってしまった暁にはおしまいです。

まずは「最近大変そうだから、もし何か悩んでいるなら、聞かせて欲しいなと思って…」とだけ伝え、あとは相手のタイミングを待ちます。

すると「実は最近、家族のことで大きな心配事があって、そのことを考えてしまってタスクを抜かしてしまうことがあるんです」と話してくれました。

「家族の心配事があったんだね」と復唱しジブンゴト化し、「大変ことがあったのに、仕事に向き合って頑張ろうとする姿勢ほんと立派だよ!」と承認してあげましょう。

きっと新入社員はホッとして「この人には何でも話していいんだ!」と思ってくれるはずです。

思えば女の子にいつもモテてるあいつも傾聴してましたね。「絶対俺の方が喋り上手いのに!」と思っていましたが、僕には傾聴力のかけらもなく、豪速球ばかり投げていました(反省

「コミュ力=傾聴力=雰囲気作り」これを胸に刻んで、仕事やプライベートのコミュニケーションを意識していきたいと思います。ポイントは「沈黙を恐れない」ですね。

■おわりに

何でも思い切ってやってみるのって大事ですね。僕は今企業で営業をしているものの、髪を金髪にしているんです。「会社に怒られるかな?」と思いましたが、見た目の印象がどう周りに影響を当たるか試したく、思い切って染めちゃいました。






そこから1ヶ月以上経ちますが、まず上司や会社には1mmも触れられませんでした。むしろいつもよりフランクで仲良くなれたんですよね。お客様にも「いつも丁寧ですね」と言っていただくこともあり、「髪色だけで判断されることは無いのかもな」と感じました。


■海先輩のおすすめ本コーナー

今日も記事を読んでいただきありがとうございます。ここからはおまけ。

このコーナーでは、年間200冊以上の本を読む僕が、最近読んだ本の中から「おもしろかった!」「ためになった!」という本を紹介していきます。

今回ご紹介するのは…

渡辺 克之さん
『「伝わる資料」デザイン・テクニック』

▼おすすめの理由は?

仕事をする上で避けては通れない「資料作成」の極意が1冊に凝縮されており、ビジネスパーソンなら1冊は持っておきたい本としておすすめ!ダメな例と良い例を比較しながら解説しているので、改善点も一目瞭然です!

▼どんな人が書いた本?

渡辺 克之さん。テクニカルライター。コンサル系SIer、広告代理店、出版社を経て1996年に独立。エディトリアルデザインを中心に出版書籍の企画と制作、執筆で多くの経験を積む。企業取材や販促企画の分野でも活動。OfficeアプリやWindows、VBAに関する実用書を数多く執筆しており、本書で50冊目。

▼何が学べる?

プレゼン資料、報告書、LPなどにも使える「人に届けるデザインの極意」が丸っと学べます。フォント、色、図の使い方など、すぐに実践できるノウハウが満載!

▼読む前と後でどんな変化があった?

今までなんとなく自分の"感覚"で資料を作っていましたが、人に伝わるデザインにはロジックがあるんだと分かり、早速実践。資料を作ることが目的になってしまっていたのが、読む人にどういう行動を取ってもらいたいのか「目的意識」を持って資料を作成できるようになりました!

僕が思考や習慣を変え、自分の好きなことができるようになったのも間違いなく読書習慣のおかげです。ジャンル問わずいろんな本を読んで、ともに人生に彩りを添えていきませんか?ご興味ある方は、↑のリンクからぜひ!


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