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Ep.28 【アイデア術】「誰が聞いても良いアイデア」である必要はない

どうも!若手の研修兄さんこと、
海先輩です!

このマガジンでは、毎朝更新しているPodcast番組「MORE CASUAる ~スキルアップはカジュアルに~」の内容を記事として発信しています!

「勉強になった!」「もっと具体的に聴いてみたい!」「海先輩ってどんな声?」と思った方は、ぜひPodcastもチェックをお願いします!



■はじめに

みなさんボードゲームはお好きですか?僕はめっちゃ好きで、特に頭脳戦系のゲームが好きなんですが、なかなか弱いです。人狼とかすぐ顔と挙動に出ちゃいますね。でも好きです。






最近素晴らしいと思ったゲームは「ito」という数字を用いたコミュニケーションゲームで、ゲームのアイデアに感動しました。詳しくは調べていただきたいんですが、数字の割り当てだけでここまで盛り上げるゲームはなかなか無いんじゃないかなと思います。

■今日のお話は──「アイデア」について

おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。今日は【アイデア】についてのお話です。

グループワークで「それいいね!」というアイデアを出せると気持ちがいいですよね。アイデアマンには憧れます。個人的には、シンプルな仕組みで価値を生み出すアイデアにそそられます。

それこそ冒頭の「ito」も使うのは数字だけ。それぞれの人に数字を割り振って、お題に合わせてトークをするだけ。飲み会やアイスブレイクに持ってこいなんですよね。

考えた人すげーなーと思うわけですが、アイデアってひとくちに言ってもいろんなパターンがあります。

多くの人が「イイね!」と思えるアイデアもあれば、一部は「イイね!」と思うけど、他の人には「え、何それ要る?」とか「むしろ変じゃない?」と思われるようなアイデアもあるわけです。

僕は最近自分の事業に活かそうと以下の本を読んだんですが、この本にアイデアの考え方で非常に参考になりました。

この本に「誰が聞いても良いアイデア」の弱点」という章があり、目から鱗の発想でしたね。

■誰もが良いと言うアイデアは──良くないかもしれない

人は基本的に反対意見を言われることに敏感で、良い気持ちはしません。だからこそみんなが良いと思うアイデアや意見を言おうとします。

みんなが「それいいやん!」と言ってくれるのは嬉しいですし、気持ちいいですよね。飲み会でボケた時、全員が爆笑するのと、1人だけ変なツボの人が爆笑で周りは無言なのだと、やっぱり前者が良いですもんね。(いや、場合によっては後者か)

ビジネスに話を戻しまして。例えばスタートアップと大企業では「良いアイデア」と言われる要素が違います。本書ではスタートアップの場合は、「誰が聞いても良いアイデア」は適さないとのこと。

スタートアップではむしろ、意見に対して反対する人がいる方が成功しやすいんだそうです。その理由は、先に考えている人がいるから。

みんなが良いというアイデアが思いつき、ネットで調べても競合がいないようだ。だとしても、みんなが良いと思うようなアイデアは、世界のどこかで優秀なチームが着々とビジネスを進めているんです。

また製品化して世に出したとしても、すぐに競合が現れて、価格勝負になりがちです。このような状況では大資本が非常に有利です。そのため、誰もが良いと言うアイデアは、大企業向きなんですね。

誰もが良いというアイデアの多くは、既存製品のアップデート版が多いです。例えば「長持ちするモバイルバッテリー」は、大企業が取り組むべきですが、スタートアップが取り組むべき課題ではない、ということです。

スタートアップが取り組むべき課題は、「充電がいらないスマホを作る」です。既存製品の常識を根底から覆すようなアイデアを追求するということですね。

■「絶対うまくいかないよ」──これはチャンスの兆しかもしれない

起業や独立、新サービスの提案を人に話した際に、「それは上手くいかないんじゃないか?」と言われて落ち込んだ経験はないでしょうか。

「やったこと無いくせに。反対だけしやがって」と内心は思うかもしれませんが、落ち着いて。これ実はチャンスかもしれません。

特に起業やスタートアップで取り組む課題は、一般的に言語化されていない課題を探すことが、重要な視点です。つまり、その課題に対して取り組んでいる企業が他にいないか、いてもごく僅かか、そのような課題に取り組むべきなんですね。

イメージで言うと、100人中99人からは別に魅力的で無いような課題くらいでいいとのこと。家族や恋人に話した時に「やめといたら?」と言われるのは、もう理想中の理想らしいです。

実際一見悪いアイデアで成功したスタートアップは世界に数多くいます。例えばとある企業は、犯罪大国とも言われているアメリカで、赤の他人を家に宿泊させるサービスを立ち上げました。

しかも今は当たり前の本人確認のシステムも、立ち上げ当初はありません。創業者は周りから、赤の他人の家に泊まるのも、赤の他人が家に泊まりにくるのも、受け入れられるわけがない、と言われたそうです。

そして資金調達に苦しみながらも、自分たちの創業の目的や理念を思い出しながら、今や世界で利用されるサービスになりました。それが「Airbnb」です。

人に「できるわけない」と言われれば、そりゃー落ち込みますけど、「ってことは競合がいない超ブルーオーシャンじゃん!」とポジティブに捉えた方が良さそうですね。

■おわりに

これたぶん僕だけじゃないと思うんですが、シャワー浴びてるときって良いアイデアが浮かびませんか?僕趣味で作曲とかしたりするんですけど、いつもメロディはシャワーを浴びているときに浮かぶんですよね。そして出たら忘れるっていう。






あれなんなんでしょうね。おそらく何かしらの作用が働いているんだとは思いますが、個人的に考え事はシャワー中にやるといつも捗ります。そしてアイデアや考えの源泉になるのは、いつも本ですね。引き出しが多いと、人生も楽しくなりますよ。


■海先輩のおすすめ本コーナー

今日も記事を読んでいただきありがとうございます。ここからはおまけ。

このコーナーでは、年間200冊以上の本を読む僕が、最近読んだ本の中から「おもしろかった!」「ためになった!」という本を紹介していきます。

今回ご紹介するのは…

杉山 直隆さん
『文章は「つかみ」で9割決まる』

▼おすすめの理由は?

全noterの必読書です!noterに限らず人に読んでもらうための文章を書く習慣のある方は絶対に読んでおくべきですね。文章の書き出しは、髪型や清潔感などの第一印象のようなもの。そのノウハウが事例をもとに全て凝縮された1冊です。

▼どんな人が書いた本?

杉山 直隆さん。1975年生まれ。専修大学法学部卒業後、カデナクリエイト入社。ビジネス誌やビジネス書、企業の社内報・PR誌の執筆・編集を主に手がける。2016年に独立(屋号:オフィス解体新書)。社会人インターンシップ情報を紹介するブログメディア「30歳からのインターンシップ」を立ち上げ、取材活動をしている。共著に『課長・部長のための労務管理 問題解決の基本』『図解&事例で学ぶ入社1年目の教科書』『クイズ商売脳の鍛え方』など。

▼何が学べる?

文章においてなぜつかみが大事なのか。良いつかみと悪いつかみの違い。良いつかみを書くコツ。つかみを意識した上で文章を書く具体的な流れ。

▼読む前と後でどんな変化があった?

なんとなく殴り書きでnoteを書いていたが、この本を読んでつかみを実践していくことで作品としてのクオリティが上がり、スキやフォローが格段に増えました!「創作」の楽しさも倍増し、毎日更新のモチベーションも上がっって良かったです!

僕が思考や習慣を変え、自分の好きなことができるようになったのも間違いなく読書習慣のおかげです。ジャンル問わずいろんな本を読んで、ともに人生に彩りを添えていきませんか?ご興味ある方は、↑のリンクからぜひ!


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