見出し画像

Ep.33 【問題解決】正しいなぜなぜ分析

どうも!若手の研修兄さんこと、
海先輩です!

このマガジンでは、毎朝更新しているPodcast番組「MORE CASUAる ~スキルアップはカジュアルに~」の内容を記事として発信しています!

「勉強になった!」「もっと具体的に聴いてみたい!」「海先輩ってどんな声?」と思った方は、ぜひPodcastもチェックをお願いします!



■はじめに

社会人になって4年目。4つの企業でいろんな業務、いろんな人とお仕事をさせていただきました。僕は就活時代意識が高く、活躍できる社会人になるために必要な能力は何だろうと考えていました。






OB・OG訪問などで「コミュニケーション能力」「可愛がられ力」「素直さ」などが大事と言われたのですが、実際に丸3年あらゆる企業でお仕事をしてみて思うのは、社会人で1番大事な能力は「論理的思考」だということです。

■今日のお話は──「なぜなぜ分析」について

おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。今日は【なぜなぜ分析】についてのお話です。

社会人になるとあらゆるビジネス思考を学んでいきますが、「なぜなぜ分析」は多くの若手社会人が初めてに身につける思考法だと思います。

なぜなぜ分析は物事の目的や原因を追求するための思考法で、トヨタの生産方式をルーツに持つビジネスパーソン必須のビジネスフレームワークです。

なぜなぜ分析を行うことで、物事に対して極めて論理的に考えることができるので、理にかなったアイデアや意見を出すことができるようになります。

僕は丸3年会社員としてお仕事をさせてもらって、「論理的思考」こそ社会人として早急に身につけるべきスキルだと感じています。

コミュニケーションスキルや可愛がられ力といった「対人スキル」の方が大事かと思っていたのですが、コミュニケーションスキルがどんなに高くても、人間関係の悩みって必ず出てくるんですよね。

僕はコミュニケーション能力のトレーニングを意識的にしたので、比較的コミュ力がある方かなと思っていて、周りからもそう言っていただけます。

が、そんな僕でも人間関係での悩みはつきません。いくらコミュ力を上げても一生つきまとうものなんですよね。しかし「論理的思考」は仕事の成果に直結してくれます。

■「目的」を認識するための──なぜなぜ分析

ではどのようになぜなぜ分析を行えば良いのか具体的な話をしていきます。まず押さえておくべきことは、「目的認識」のためか、「原因追求」のためかで、やや異なる点です。

まずは「目的認識」のためのなぜなぜ分析から。僕がほぼ毎日のように言っている「目的と手段を履き違えるな」を意識しながら物事を考えるのが、まさに目的認識のためのなぜなぜ分析です。

そもそも目的とは何かというと、ここでは「最終的に達成したいこと」です。その目的を達成するための方法が「手段」となります。

問題解決とは本来「目的」があり、その達成のためにクリアすべき「課題」があり、クリアするための具体的な「手段」を考えることです。

しかし、目の前の業務に追われていると、つい手段が目的化してしまうことが多いんですよね。例えば業務日報を書くこと自体が目的となってしまって、「とりあえず埋めよう」という思考になってしまうなどです。

手段が目的化してしまうと、成果に繋がらないことにリソースを割いてしまう事態が起こりがちです。考え方として、まずは取り組む課題を決定しましょう。

例えば「SNSのフォロワーを増やす」などです。次に、その目的を考えます。間違っても目的無しで手段を考えてはいけません。

目的は「ファンへの訴求力を高めたい」だとします。ここまで明確にしてから、それを達成する手段を考えるんです。例えば「プレゼント企画」などができそうですね。

■「原因」を追求するための──なぜなぜ分析

続いて「原因追求」のためのなぜなぜ分析です。おそらくこちらの方が入ってきやすいかなと思います。

もともとトヨタの生産ラインで問題が発生した際に、なぜを5回繰り返すことで根本の原因が分かるというものでした。

ただ、このなぜを5回繰り返す時に、1ルートだけでなぜなぜしてしまうと、根本からずれてしまうことがあるんですね。

大事なことは、複数ルートでなぜを5回繰り返すことです。例えば「営業部の成績が悪い」という問題があるとします。これに「なぜ?」と問いかけると「商談数が減っている」と分かったとします。

そこからさらになぜを繰り返すと「テレアポ件数が少ない→時間が確保できていない→他の業務に追われている…」と分析できるかもしれません。

しかし「営業部の成績が悪い」に立ち返り、別のルートでなぜ?を問いかけると、「新人が多く営業スキルが足りていない」という原因もあることが分かりました。

となると、先ほどのテレアポの時間が無い問題とは別の根本原因に辿り着きそうです。1ルートだけを深掘りすると的外れな原因に行き着いてしまう可能性があるので、多面的にアプローチすることがポイントです。

問題が発生した際に複数の「なぜ?」を最初に問う癖をつけておくと、本質に近づきやすくなります。

■おわりに

問題解決は原因と課題を見つけることがほぼ全てです。これが分かれば問題が9割解決したようなものです。解決策自体はネットで調べるなり、生成AIに聞くなりすればいくらでも答えてくれます。






つまり問題を見つける力が重要だということです。特に「みんなが問題と認識していない言語化されていない問題」を見つけたときには、速攻で起業すべきですね。


■海先輩のおすすめ本コーナー

今日も記事を読んでいただきありがとうございます。ここからはおまけ。

このコーナーでは、年間200冊以上の本を読む僕が、最近読んだ本の中から「おもしろかった!」「ためになった!」という本を紹介していきます。

今回ご紹介するのは…

株式会社アンド(著)
『思考法図鑑: ひらめきを生む問題解決・アイデア発想のアプローチ60』

▼おすすめの理由は?

シンプルに頭が良くなるからです。頭が良くなるというのは、悩みや課題に直面したときに、その解決策がサクッと見つけられるようになるということです。問題解決能力が高い人は、生まれ持った頭の良さがある人だけでなく、思考のフレームワークに当てはめて考えることで難しい問題を解決している人も多いんですね。本書に載っているフレームワークを1つ自分のものにするだけでも、かなり頭が良くなるので非常におすすめですね。

▼どんな人が書いた本?

小野 義直
大学卒業後、6年間勤めた広告代理店の倒産を機に独立。仮説検証と実践サイクルをスピーディーに回し、段階的に完成度を高めていくことを強みとする。これまで小売・サービス業を中心として構造設計からコミュニケーション戦略構築まで1,000社以上を支援。幾多のプロジェクトを支援する中でプロジェクトリーダー養成と組織開発の重要性を感じ、現在は個人と組織の変容支援にも従事している。

宮田 匠
コンテンツマーケティング領域を中心に、クライアント企業の企業立案・運営を支援している。課題整理・アイデア発想の思考促進を得意とし、企業向け研修の設計業務も行う。

▼何が学べる?

論理的思考や問題解決、アイデアを生み出すための思考フレームワークが60個も学べます。論理的に構築したいときはコレ、突飛な発想をしたいときはコレ、分析をしたいときはコレなど、全ての「考える」場面において本書に必ずヒントが載っている本になります。

▼読む前と後でどんな変化があった?

普段仕事をする中で、明らかに思考力が向上したと実感しました。企画を出すような会議でもポンポンアイデアが出たり、すらすら話を進められるようになり「う〜ん」と頭を悩ませる時間が減りましたね。働く全ての人に読んでほしい一冊です。

僕が思考や習慣を変え、自分の好きなことができるようになったのも間違いなく読書習慣のおかげです。ジャンル問わずいろんな本を読んで、ともに人生に彩りを添えていきませんか?ご興味ある方は、↑のリンクからぜひ!


#blog #海先輩 #若手の研修兄さん #MORECASUAる #Podcast #ポッドキャスト #音声配信 #毎日更新 #新卒 #新入社員 #ビジネススキル #仕事術 #恋愛 #美容 #健康 #習慣 #マーケティング #企業note #歴史 #哲学 #ビジネス #文学 #マインドセット #人的資本経営

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?