見出し画像

『アマゾンのスピード仕事術』から学ぶ!顧客第一主義がもたらす成功の秘訣とは

世界のトップ企業の仕事の仕方はどうなっているのか?それを知りたくて『アマゾンのスピード仕事術』を読んでみました。

読んだ感想を簡潔に言うと、
・お客様第一主義
・お客様にとってそれがメリットになるかが判断ポイント
が徹底されているなと感じました。

本書は2018年に佐藤将之さんが書かれた本です。佐藤将之さんは最初セガに入社され、その後Amazon Japanを立ち上げるべくAmazonへ転職、その後はコンサルタントとして活躍されています。

アマゾンのスピード仕事術は、ビジネスマンにとって、学ぶべき価値のある事ばかりでした。今日は、その中でも特に印象深かったことを書き留めておこうと思います。


スピードアップはお客のため|社長や上司のための速さは求めない

仕事をスピートアップするのはお客様のためです。

アマゾンの基本はお客様第一です。大切なお客様に喜んでもらうサービスを生み出したり、提供したりするための時間は惜しみません。お客様の要望に応えるため、できるだけ多くの時間を割こうとします。

しかし、時間は有限です。社員も有限です。その中でお客様のために最高のサービスをするためには、お客様のためにならない時間は極力削る努力をするのです。そのため、無駄な会議や慣例は極力廃止していくようになりました。

一方で、「社長の方針として〇〇せよ」という命令があるからとか、部長・課長から各スタッフに無駄をなくすようにと言われているからなどと、社内事情によるスピードアップはしません。その理由がお客様のためと理由が明確なもの以外は、そもそも無駄なことという概念があるからです。

お客様のためなら、躊躇なくリリースは遅らせる

スピードアップばかりがアマゾンのすごいところではありません。想定通りのサービスが開始できそうもないとき、その原因が時間である場合、もちろん間に合わせようと最善を尽くしますが、それでも間に合わないときは、ちゅうちょなく納期を遅らせるようです。

その理由は、もし勇み足でサービスを公表して、満足な品質つでサービスを提供できなければ迷惑をこうむるのは、お客様だからです。お客様第一に考えて遅らせた方が良いと判断されれば躊躇なく遅らせます。

一般企業の場合、同様の状況だと遅らせたりしないことが多いでしょう。納期は決まっていて、他の業者さんにも迷惑がかかるから、多少不便でも納期通りにすべきだとか、「上司の顔をつぶす気か、うちの社の顔に泥を塗る気か」など、義理的、人情的な理由は、たしかに現実に存在してやらざるを得ないとこですが、アマゾンではそんな理由ならさっさと遅らせます。

全ては、お客様のためという姿勢が、トップのジェフベゾスから、一般社員に至るまで共通意識が通っているからです。

週単位でPDCAを回す企業文化

企業では、一般的には月で物事を見ることが多いと思います。今月の目標はどうとかです。

そして今月もがんばるぞとスタートします(のんびりモード、よしやるぞモード)。そして日々目の前の業務に忙殺されていき、月末が近づくと、やばいぞ何もできてないぞ。目標が未達になりそうだどうしよう・・・なんて焦りモード。フォローアップも月ごとが多いと思います。

アマゾンでは週単位が基本です。1年を52周に分けるのだそうです。新年がはじまると、さぁWEEK1が始まったからがんばろう。そして1週間が終わるころに、WEEK1はどうだった。未達だったかな?では、WEEK2はどうしようかみたいなことです。月単位の調整は1年で12回ですが、週だと52回です。どちらが修正しやすいか、目標達成しやすいかは一目瞭然の週です。

1年の目標があると、それを達成するためのシナリオを作ります。シナリオを52に分けるわけです。毎週やることが決まっています。実際は、さらに日単位にばらし、1日も時間単位にばらします。それらを全て達成していくと理論上は目標がだまっていても達成するわけです。

もちろん絵空事でもあるので、現実に即して方向修正は行います。それを週ごとに行うからより確実に、早く目標に達成するようです。

お客様第一を企業理念とし、実際に社員全員に浸透させているからこそできること

アマゾンにはOLPと呼ばれる、企業理念に相当するものが存在します。
14個のOLPが、全社員の判断基準のよりどころになっています。(2018年当時は14個でしたが、増えて今は16個になっていると思われます)

Amazonでは、OLPは様々な場面で登場します。判断をするときは、OLPに従って判断されるのです。一般の企業だと、企業理念はそれを読むとき以外はあまり登場しません。だから、浸透しないのですが・・・。

アマゾンは、会議のときも、何するときも判断するときは、胸に手を当ててOLP的にはどうなのかを常に考えます。

そのOLPの筆頭に来るのが「Customer Obsession」
お客様のニーズに合わせて行動しようです。普段からCustomer Obsessionを気にしているからこそできるのですね。

#3行日記 :そんな素晴らしいことはアマゾンという超巨大企業だからできるのでは?

お客様が一番大事という視点は言うは易しです。実際行うとなると、そうとう頭が切れる人材が必要になるような気がします。

その予感は合っていて、実際、アマゾンの社員数は多いですが、基本は少数精鋭部隊をそろえることを目標にしています。雇用面接が管理職の仕事の半分以上を占めるくらい採用活動は毎日のように行っています。採用試験と面接はかなり厳しく、アマゾンへの入社は狭き門なのです。

なので、本書で書いてあることをそっくりそのまま実行に移すのは難しかもしれません。考え方こそ学ぶべきと思いました。

#1年前 :自分なりの記事をスムーズに書く方法を見つけたようです

当時は143日目の投稿らしく、記事をスムーズに書く方法を見つけたようです。この頃と今とを比べると、たぶんその通りかもしれません。だけど案外と忘れていることがあります。一気に思ったまま書くというのは、効果があると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。もし、記事が気に入られましたらフォローやサポートをいただけると嬉しく思います。また、お気軽なコメントもお待ちしております。


この記事が参加している募集

最後まで読んでいただきありがとうございます🙇‍♂️ 記事が気に入られましたらサポートをよろしくお願いします。 いただいたサポートはnoteクリエーターとしての活動費に使わせていただきます!