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子ども達の『片付け力』を育む

昨日、我が家史上最大の『お片付け』をしました。
末っ子が、今日、入学式です。

年度の変わり目でありつつ、全員が小学生以上になるという、我が家の時代の変わり目です。

散らかり放題の子ども部屋。。。
大量のおもちゃ等が放り込まれているような状態であったクローゼットを開け(最初は開くことさえ、ままならなかった(笑))ひとつひとつ片付けていきました。

そんな歴史的行事(笑)を、学びとりながら振り返ってみたいと思います。
子育て投稿のようでありながらも、どなたにも通じるように記載してみます。


冒頭の可愛いイラストは、ARIKA|noteさんの描かれた作品を使用させていただいています。ありがとうございます。

実際の『現場』はこんな可愛いものではなく、地獄絵図(笑)、そして怒号が飛び交う(笑)ものでした(笑)

キレイにスッキリしましたので!さぁ!行ってみましょう!


①妻を動かした一言・・・

元来、ぼくは片付けが好きです。
好きというよりも、片付いていないとイヤな感じです。
4S(整理・整頓・清掃・清潔)でいうと、整理・整頓までが好きです(笑)
妻は逆に、清掃・清潔を徹底するタイプですね。

我が家の散らかる大敵は、4人の子どもの達の物です。
工作だったり、おもちゃだったり、謎の物であったり(笑)

ぼくは容赦なく片付けていきます。
一番片付く方法は捨てることです(笑)
オブラートに言うと、「モノを減らしていくこと」ですね。

また、遊びにくくなろうと、片付けるためには、収納用の箱やカゴの中にどんどん放り込みます(笑)

だがしかし、その片付け方法には、ぼく1人に対して5人の敵対勢力が現れます(笑)

「いつか遊ぶ」「これは要る」
何かしらの理由を述べて、キープします。
もちろん、無碍には捨てられませんから、残していくわけですね。
進まな~い。

長年にわたり、この戦いを続けてきた我が家に、だんだんと変化が出てきました。
それは敵対勢力の影の支配者である妻様の心持ちの変化だと思います。

~以前に書いた『片付けのコツ』の記事~

この文中にもありますが、
『スペースも大切な資源』

この一言がすごく響いたそうです。

場所やスペースを埋めてしまってはいけません。
そこにゆとりがでてきたり、スペースが空くことは次の大切になるものが入ってくる余白ができます。

必要以上に、使用してしまっている場所やスペースの削減に取り組みました。


②片付けの取り掛かりには、いったん全部出して

まず始めたことは、これです。
『いったん全部出して』

ちまちま片付けるんではなくって、いったん全部出します。

そのためには、作業する広いスペースが必要です。
なので、棚を片付けるなら、棚の前を広く空けてから開始します。

全部出していくうちに、見分けがつくようになります。
カタチの揃うものは揃えていきます。
ジャンルの近いモノは寄せ集めます。

そして、子ども本人に、要る? or 要らない?を決めてもらいます。

ぐわ~っと大量に出されたモノ達ですが、どんどんと捌かれて片付いていくから、子ども本人もノッていきます。
あれよあれよといううちにキレイサッパリ。
子ども自身も何だか得意気でした。


③自分で捨てさせる

ここで気をつけた点はこれです。
必要かどうかを子ども本人に判断させました。
「要らない」って言ったものは、なるべく自分の手でゴミ袋にいれてもらいました。

判断も大切です。
それに加え、
捨てるっていう行為をすることによって自分に責任が増します。
今後に片付ける力が繋がっていくように思いました。


④もったいない、あげる、感謝

ありがたいことに、処分の仕方が主に3通りありました。

1つ目は、普通に捨てること。
2つ目は、近所の小さい子にあげること。
3つ目は、引き取りサービスのあるお店に持っていくことです。

2つ目、3つ目があることがありがたいです!!
まだまだ遊べそうなモノ。
特に、壊れたりしてないけど、年齢的にもう遊ばないっていうやつですね。捨てるには「もったいない」っていう気持ちがあります。

モノを大切にすること、もったいないっていう気持ちを育むことも大切です。
なので、これは捨てる、これは「あげられる」という風に、仕分けながら片付けました。

そして捨てるようなものは、容赦なくゴミ袋に入れるのではなく、特に思い入れがあったものや、大切にしていたものは「感謝の気持ち」をいったん持ってから捨てるようにします。
「ありがとうございました」、ひとこと言うぐらいの時間で良いので、そのモノと向き合ってから決別します。


⑤本当に大切なら・・・

片づけを進めていくと、必ず、遊び始めます。
久しぶりに見た、懐かしのおもちゃです。
昔よく遊んでました。
片付けの最中に、遊び始めます(笑)

(ここでぼくの怒号が飛びます(笑))

「それ、もう遊んでないけ要らんやろ?」って聞いても、
「要る」「まだ遊べる」って答えます。
「ずっと遊んでなかったやん、もう、せんやろ?」と重ねて問うても
「いや、そのうち、また絶対遊ぶ」って答えます。

本当に大切なら、大切に保管しなさいと。
新しいおもちゃがどんどん増えてもダメ。
数は少なくても、大切に大切にずっと使わないと。
モノが増えるより、そういう思いをもっておく方が大切です。


⑥一番教えないといけないのは『美意識』

ぼくも親として凄く悩んでいるところです。
どうやったら、我が子が片付けができるようになるんだろう?
正解は分かりません。
いったん、今のところのぼくの考えです。

『片付け方』はこれまで記載のとおり、色々と教えてきたつもりです。
こうしたチカラを身につけていってほしいなと思います。
テクニック、スキルの課題ですね。

また、『片付けの習慣』も必要です。
きっとぼくなんかは、母がどんどん片付ける人だったので、それを見て学んできたのだろうと思います。
その都度その都度、きちんと片付けする習慣があれば、それが当然のものとして子ども達にも身についていくことと思います。
親として、そうした姿勢を見せつつ、一緒に片付けていくという習慣をつくっていかねばと思います。

でも・・・
毎日のように子どものペースに合わせて片付けするなんて、不可能!(笑)

そこでぼくは思ったんです。
大切なのは『美意識』じゃないかなって。

キレイに片付いた後は、子ども達も喜んでいます。
終わってみれば、大量のゴミ袋も、何だか嬉しそうです。

見通しがきくようになった棚。
大切なものがすぐ手にとれるようになった姿。
広くなった床の上、
引き出しの中も、クローゼットの中も、整っています。

こんなキレイな状態が、とっても嬉しい。
教えてもいないのに、そんな感性はもっているようです。
これは本能なのでしょうか。

この喜びや快適さという感性を育てていかないといけないのかなと思いました。
これは美意識とも呼べるのかもしれません。
「トキメキ」っていう言葉での片付けも流行っていますよね。

子ども達が育んでいくべきは、こうした感性なのかなと思います。
まだまだ幼い子ども達はこうした感性がキレイです。
こうした芽を摘まないように、もっともっと大切に育んでいけたらと思いました。



いったんキレイになった我が家。
いつまでこの状態をキープできるのか・・・。
子ども達の『心を育てる』と思って頑張ってみます・・・。



今日もご覧いただきありがとうございました。
片付け関係の記事だけ貼っておきますね。


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