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2021年3月の記事一覧

【読書】新型コロナワクチン 知らないと不都合な真実

【読書】新型コロナワクチン 知らないと不都合な真実



多分コロナ関連では日本一信頼できると思っている峰宗太郎さんの本を読んでますが,結局市民としてコロナ予防に関してできる事は下記の事しかなく,下記のこと以外を言っている人がいたらその人はニセ専門家だ…との事です。もちろん政府や自治体がとるべきことは山ほどありますが,一市民として気を付けておくべき点が下記の事です。

■今できる最大のコロナ予防(やったから絶対にかからないわけではない)
栄養と睡眠を

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【読書】激震

【読書】激震



実際のフリーのライターが講談社をモデルにしたような出版社の月刊雑誌に関わり,色々記事を書いていく。
巻頭に「阪神大震災」が発生し,その現場に飛んで行くのだが,そこで震災の被害者とは違った目をした若い女性を見かける。
この目はどこかで見た事がある…。そうだ前に取材した戦場でよく見た目だ。どうしてこんな所でこんな目をしているのか…

しかし1995年というのはとんでもない年だったのだな。1月に阪神

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【読書】 新宿ナイチンゲール 小原周子

【読書】 新宿ナイチンゲール 小原周子



先日紹介した「わたしはだれも看たくない」があまりにも衝撃的な本でしたので,この作者の本をもっと読もうと思い,Amazonでいっぱい買ってしまいました。まずは第一弾「新宿ナイチンゲール」。主人公は,ある理由で病院勤務をやめ「派遣」としてお呼びがかかれば家庭に出向き,家族が旅行などで家を空ける際に泊まり込みで介護をするという仕事。(途中でその病院をやめた理由も出てくる)

面白いのは,この子が家に

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【読書】邪宗門

【読書】邪宗門



民子さんから「読め」と指名され,はっ!と了解して読み始めたが…。哲学・宗教的な内容なので,筋は面白いのだが読むのに大変な苦労がある。しかも面白いと言っても明るいシーンがほとんどなく,常に虐げ続けられている宗教団体…という感じで暗く読み続けるのが相当苦痛で,読むのが速い私でも相当時間がかかった,途中で気分転換で別の本読んだりしてて,しかも上下とあるので2か月くらいかかって読み終わりましたが,結局

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【読書】わたしは誰も看たくない  小原 周子



大学生の息子と旦那の三人暮らしの主人公。今は都会に住んでいるがもともとの実家は山の中の温泉民宿。その民宿は両親と妹が頑張って切り盛りしている。ただし妹はその仕事を望んだわけではなく,ある事情から姉に押し付けられた形。そのため結婚も出来ず日々の仕事に追われる生活をしている。そのある事情というのが,とんでもない話なのだが,それを理由に姉は妹にいじめの限りを尽くす。
その旦那の方は実家に母がいて姉家

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【読書】風致の島 赤松利市

【読書】風致の島 赤松利市



この人は「ボダ子」で初めて読んで、おったまげました。多分この人は裏社会の人から殺されるだろうと思うほど。その「ボダ子」のエピソードゼロ的な小説で「女童」というのも読み,さらにオッたまげた。されからこの作者には注目していたのだが,今回の「風致の島」,今までのボダ子の流れとは全く違って,バリ島で世間を避けて暮らしている元大手ゼネコンのエリート社員の話。これがまたもういきなり吹っ飛んでいる。バリ島で

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【読書】ウイルスに負けない生き方 新型コロナウイルスの真実 刈谷真爾

【読書】ウイルスに負けない生き方 新型コロナウイルスの真実 刈谷真爾



専門家という肩書の本だったので,勉強の意味で気合い入れて読んでいたが,前半は普通に出回っている情報の整理がしてあり,それはそれでまあ復習的に良かったのだが,次にたばこの害についての解説が入ってくる。とにかくすべてにおいてタバコは害だからやめよと。タバコ吸っている人の方がコロナにかかりやすいというデータでもあるのだろうか。まあ私はタバコは吸わないので関係ない。次にスルフォラファンというモノを食べ

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【読書】もう一つの幕末史 半藤一利



先日お亡くなりになった半藤さん。前に「日本のいちばん長い日」を読んで感動したことがあっただけに残念。この本は明治維新前後の司馬遼太郎史観に毒された人々に対する挑戦状のような本である(笑)

私も毒された方ではあるが、NHKの大河の「八重の桜」で会津藩ってなんかとてつもなくかわいそうだ…と感じた。その意識を持ってこの本読むと薩長はとんでもない悪者であり、今の日本の基礎を作ったとしたらその大罪を背

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