見出し画像

【読書】新型コロナワクチン 知らないと不都合な真実

画像1

多分コロナ関連では日本一信頼できると思っている峰宗太郎さんの本を読んでますが,結局市民としてコロナ予防に関してできる事は下記の事しかなく,下記のこと以外を言っている人がいたらその人はニセ専門家だ…との事です。もちろん政府や自治体がとるべきことは山ほどありますが,一市民として気を付けておくべき点が下記の事です。

■今できる最大のコロナ予防(やったから絶対にかからないわけではない)
栄養と睡眠をしっかり取る
手指衛生の徹底
咳エチケット
三密(密集、密接、密閉)を避ける
体調不良者と接触しない
体調不良なら外出しない
マスクの着用
十分な換気
うがいは水で十分

さらに,「知らないと不都合な真実」という事で,下記のようにまとめられています。

先行きを断言する発言はたいてい根拠がない
ぱっとしないけれど,「三密(密集、密接、密閉)」を避け,換気を意識する事が大事
当たり前の「良く寝る」「よく食べる」が感染症対策のゴールデンルール
患者が「効いた・治った」ことと,薬の有効性はイコールではない
「不活性化ワクチン」は実績があり安全性も高いが,量産と効果に限界が
ワクチンの効き目は大きな幅があり,事前に予測は出来ない
核酸ワクチンは実験では効果を見せているが,ワクチンも含め薬に副作用は付き物
世論が過剰にゼロリスクを期待すると,反動が非常に心配
新型コロナワクチンで免疫がどれくらい付くか,持つか,は現状では「分からない」
免疫系は「こうすればこうなる」という一対一対応,白か黒か,が非常に言いにくい
特効薬,ワクチンが出来れば,風邪と同じ,怖くない…はみな「神風願望」
ある程度の感染拡大は「あり」と受け止める姿勢が大事
淡々と対策強化・緩和を試し,フィードバックを繰り返すのが最も有効
神風を期待せず,ストレスをうまくかわし,安全なワクチンを待つ
PCR検査は感染しているか否かを100%確定できるものではない
PCR検査は検査前確率が高い時に有効
PCR検査が出来るのは「陽性の確定」まで
3割が偽陰性に診断される。
同じ言葉でも,その筋の専門家と一般の社会とでは意味が違う事が多々ある
歯切れのいい対策は,現実の一面だけを切り取った無責任なものであることが多い
無自覚感染者は検査を行っても見逃す確率が高い
欧米の対策で実際に効いているのは接触抑制
アイスクリーム理論
 ∟夏はアイスを食べる。夏は海の事故が多い→×アイスを食べなければ海の事故は起こらない
PCR検査を増やせば陽性率は下がる コロナ感染者が多い地区は死亡者も多い
 ∟×PCR検査を増やせば死亡者が減る

で,一番大事な事として,「この本の話をすべて本当だと思わない事」と書かれています(笑)

ちなみに,PCR検査だけとっても,この先生は「積極的に推進すべきでない」という立場です。私の一番尊敬する銀座のペインクリニックの青木先生はどちらかというと「推進派」です。どっちもそれぞれ主張があり,どっちを信じるかは自分が判断するしかない。

とりあえず,今のところは上記の予防をやったうえで,「大人数で飲み食いしない」を実践するしかないのですが,そうすると飲食店やホテル・旅行業界はどんどんつぶれてしまう。それを何とかする(手綱を締めたり緩めたりする)のが政府の仕事になるのだが,日本の場合は…(涙)

この記事が参加している募集

#読書感想文

189,023件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?