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連載ショート小説

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僕(優太)とじっちゃんや母ちゃんとのホッコリ連載ショート小説です。たまに父ちゃんも出演してます。
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連載ショート小説000「出演者の紹介•物語の背景」

連載ショート小説000「出演者の紹介•物語の背景」

出演者◎久甘優太(くあまゆうた)

見た目は普通の無邪気な小学6年生の男の子
サッカー好き
漫画大好き
初恋はまだ❤️

◎優太のじっちゃん

どうやら訳ありの480歳
サッカー日本代表経験あり
プロのピアニスト•ヴィオリニスト
複数の会社を経営してるが、詳細は不明

◎優太の母ちゃん

ごくごく普通の専業主婦
ただあり得ないヘソクリを持つ
一説には、◯億単位‥‥‥
父ちゃんとの出会いは大学のオー

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連載ショート小説057「じっちゃんとオーケストラ」

連載ショート小説057「じっちゃんとオーケストラ」

じっちゃん
なんでオーケストラってカッコいいの?
いろんな楽器があってさ

うむ、そうじゃが
ワシは小学6年の優太の
その言葉にビックリしておるぞ

そう?
だってカッコいいんだもん

やはりクラシック音楽を奏でるため
歴史ある楽器が集まっているから
荘厳であり重厚であり
つまりはカッコいいんじゃと
じっちゃんも思うぞ

そうだよね!

今度の日曜日に
ワシが音楽監督を務めておる
オーケストラの練

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連載ショート小説001「魔界は灼熱地獄!」

連載ショート小説001「魔界は灼熱地獄!」

じっちゃん
今日も暑かったねぇ

そうじゃな優太
じゃが魔界に比べたら涼しいもんじゃ

えっ
そうなの?
魔界はもっと暑いの?

そうじゃ
だいたい真夏で180度くらいじゃ
真冬でも50度超えじゃな
ワシの田舎の話しじゃがな

ええっ〜それじゃあ
人間は生きていけないね
灼熱地獄だよ~

そうじゃな
悪魔や妖精じゃないと無理じゃな

でもじっちゃんは
この日本の真冬は大丈夫なの?
寒くないの?

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連載ショート小説002【海水浴】

連載ショート小説002【海水浴】

じっちゃん
こんな暑い日は海水浴に行こうよ!

うむ、そうじゃな
久しぶりに泳ぎに行くか!

やった〜!
海だぁ!
海といったら海の家の焼きそばだ!

ワシはたこ焼きが食いたいのぉ

いいねぇ!
じゃあ早く行こうよ!
じっちゃん!

まぁ待て
焦らず
まずはラジオ体操からじゃ

えっ
海に着いてからで良くない?

車に乗るための準備体操じゃ

あらら
お年寄りは大変だな

こりゃ!
誰が年寄りじゃ

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連載ショート小説003「じっちゃんの青春」

連載ショート小説003「じっちゃんの青春」

じっちゃん見て
海岸の夕陽がきれいだね

うむ
若い頃を思い出すのぉ

えっ
夕陽を見て何を思い出したの?

うん?
な〜に、ばあさんとのことじゃ

ばあちゃんと?
何があったの?

そうじゃな
浜辺の夕陽を背に
プロポーズしたんじゃ

ひょえ〜
きゃぁ〜
青春だね!
じっちゃん!

うむ
ワシの青春時代じゃ

最後までお読み下さりありがとうございます‼️

次の話はこちらです❣️

連載ショート小説004「じっちゃんのプロポーズ」

連載ショート小説004「じっちゃんのプロポーズ」

じっちゃん
ばあちゃんに何てプロポーズしたの?

うん?
う〜ん、そんなに聞きたいか?

うん‼️
凄く聞きたい❗️

たしかな
「50年後もこの浜辺を手をつないで
一緒に散歩して下さい」
じゃったかな

へぇ〜〜!
ふ〜〜ん!
キザだね!
じっちゃん!

そうじゃろ
なんてったって
戦国生まれじゃからな

さすが480歳‼️

最後までお読み下さり
誠に有難うございます❣️

次の話はこちらです

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連載ショート小説005「ばあちゃんとの思い出」

連載ショート小説005「ばあちゃんとの思い出」

じっちゃん
プロポーズの約束の50年後はどうなったの?

うむ
50年間毎年な
同じ日にふたりで散歩したぞ
ちょうど今日じゃな

へぇ
ロマンチックだね

まぁな
じゃあぼちぼち
ばあさんの墓参りに行こうかのぉ

うん
お花たくさん買ったしね
でもなんで菊ばっかなの?

それはな
話せば長くなるが
千年以上も伝統のある花なんじゃ
由緒正しい
と言えばカッコいいじゃろ

そうだね!
じっちゃん!カッ

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連載ショート小説006「読書感想文」

連載ショート小説006「読書感想文」

じっちゃん大変だぁ!

優太
そんなにあわてて
どうしたんじゃ?

夏休みの宿題の
読書感想文が終わらないんだよ〜

うむ困ったもんじゃな
ふむふむ
たったの1200文字が埋まらんか

だってさ〜じっちゃん
そんなに感想って書けないよ〜
【面白かった!】
の一言で終わっちゃうんだよ〜

ほうかほうか
まぁ、じっちゃんも同じようなもんじゃったな 

えっ?
じっちゃんも読書感想文書いたことあるの?

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連載ショート小説007「自由研究」

連載ショート小説007「自由研究」

じっちゃん大変だぁ!

またまたどうしたんじゃ優太よ

読書感想文はなんとか出来たけど
自由研究が残ってたんだ〜

そんなことか
どれ、魔界にでも行って
珍しいキノコの採集とかするか?

えっ、キノコは嫌い

うむ、そうかぁ
じゃあ妖精たちの形態とか
生活様式とかの研究はどうじゃ?

学校で変な目で見られちゃうよ〜
魔界に行けることも信じてもらえないと思うから
友達の誰にも話してないし

う〜む

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連載ショート小説008「夏休みの余韻」

連載ショート小説008「夏休みの余韻」

じっちゃん
もう夏休みが終わっちゃったよ〜

うむ
時間が経つのは早いのぉ

でも
昨日の花火は綺麗だったね〜

そうじゃな
3万発もあると壮大じゃったな
また来年も楽しみじゃな

明日からまた学校かぁ
早く冬休み来ないかなぁ

優太よ
タイムリープの魔法で
夏休みの最初の日に戻るか?

ううんやめとくよ
だってじっちゃんとの沢山の思い出が
なくなりそうだから

泣けること言うのぉ

連載ショート小説009「謎の転校生」

連載ショート小説009「謎の転校生」

じっちゃん
今日から学校始まったんだけど
少し変わった転校生がやって来たんだ

うむ
どう変わっとるんじゃ?

青いバンダナをずっとつけててさ
なんだか怪しい雰囲気なんだよね

なるほどのぉ
今度優太とツーショットの写真でも
撮ってきてくれんかのぉ

えっ!
ツーショット?
う、うん分かったよ

他には何かあるかのぉ?

なんかね
前はヨーロッパに住んでたみたいで
ドイツ語やフランス語を話せるみた

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連載ショート小説010「バンダナに隠された秘密」

連載ショート小説010「バンダナに隠された秘密」

じっちゃん聞いて
あの謎が多い転校生なんだけどね
本当に1日中バンダナを外さないんだよ

ほぉそうか
それは何かありそうじゃのぉ

極め付けは
プールの時も外さないんだよ!

なるほどのぉ
よっぽど見られたくない何かがあるんじゃな

バンダナで隠すってことは
オデコに何かあるの?

うむそうじゃな
オデコに秘密を抱えておるんじゃろ
ところで
ツーショット写真は撮れたかのぉ?

あっ忘れてた
ごめん

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連載ショート小説011「母ちゃんのヘソクリ」

連載ショート小説011「母ちゃんのヘソクリ」

母ちゃん
うちに屋根裏部屋ってあったの?

あちゃ〜
ついに見つかってしまったか

どういうことなの?

入り口を巧妙に細工してたのに
優太、あんたよく見つけたね!

じっちゃんと隠れんぼしててさ
良い隠れ場所探してたら
なんか怪しい天井のくぼみがあったんだ!

そういうことかぁ
まぁしょうがない!
優太!屋根裏部屋には入ってないでしょうね?

え、えっと、入っちゃったけど
まずかった?

まぁ入

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連載ショート小説012「母ちゃん億万長者?」

連載ショート小説012「母ちゃん億万長者?」

母ちゃん
ヘソクリっていくらあるの?

そ、それ聞いちゃうの?
父ちゃんには絶対内緒よ!
約束出来る?

うん
約束する!

現金で10億円
仮想通貨が約5億円よ

億って初めて聞いたから
ピンと来ないや!
ポテチが何個買えるの?

何百万個と買えるわよ!

ひぇ〜
それは凄い!
母ちゃん億万長者だね!

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