見出し画像

#6 いくらの家を買えるのか問題5。

#6 いくらの家を買えるのか問題5


前回、「#5 いくらの家を買えるのか問題4」でライフプランシミュレーションの改善を行いました。人生を終えるまでの全期間で資金(預金残高)はプラスになりました。
前回の記事はこちら↓
https://note.mu/inatch/n/n873682b3dddf

改善したライフプランシミュレーションのEXCELは以下です。

2019年から2044年。

2045年から2070年。

ここから「いくらの家を買えるのか」を把握していきたいと思います。

EXCELの家賃の項目を横に足していってみて下さい(2019年から2070年の52年分)。これが生涯の住居費の合計となります。9,360万です。

持ち家の場合、土地と建物以外にも、固定資産税とか修繕費とか住宅ローン利息とかがかかるので、それらの合計が9,360万以内に収まればOKということになります。以下の①〜⑤です。

①土地+建物
②諸費用
③住宅ローン利息
④修繕費
⑤固定資産税および都市計画税


①土地+建物

土地と建物です。今回判明させたい金額です。変数xと置きます。

②諸費用

家を購入する際の諸費用です。登記費用、仲介手数料、銀行事務手数料、印紙代、火災保険料などです。物件価格によりますが300万程度を見込んでみます。

③住宅ローン利息

金利によりますが、2019年1月現在割と低金利なので、融資額の30%程度で見てみます。

④修繕費

1回修繕するとして300万程度を見込んでみます。

⑤固定資産税および都市計画税

土地と建物にかかる税金です。住宅を取得すると毎年払うことになります。物件価格によりますが年額15万程度で見込んでみます。厳密には建物分は減っていきますがここでは一旦一律15万とします。

今回の計算では、住宅ローンは①土地+建物の全額融資を受ける前提とします。

そうすると、計算式は以下となります。

計算式

x(①土地+建物)
+300(②諸費用)
+x×0.3(③住宅ローン利息)
+300(④修繕費)
+15(⑤固定資産税および都市計画税)×52年間
=9,360

この式を解くと、

x(①土地+建物)=6,138万

となります。この額がこの家庭における「いくらの家を買えるのか問題」の答えです。

どうでしたでしょうか?結構長い道のりでしたが、本来はこのくらいやらないと答えが出ない問題なのでした。


※当ライフプランシミュレーションはあくまで私(素人)の収集した情報や経験に基づいて一例を記載したものです。みなさんの生涯にわたる資金予測や住宅取得を保証するものではありません。ライフプランシミュレーションは家庭によって全く異なります。当事例は参考とお考えいただき、みなさんご自身でご自身の人生をシミュレーションしていただければ幸いです。

次の記事はこちら↓



この記事が参加している募集

自ら体験したことをベースに、世の中の思考をアップデートしたいという志で活動してます。ハートマーク「スキ」を押してもらえたり、SNSでシェアしてもらえると励みになります!