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ミャンマー人夫との波乱爆笑記

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ミャンマー人夫との出会い、恋愛、結婚、マレーシアでの生活など。
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記事一覧

第13話 付き合ったとたん、早速問題勃発

第13話 付き合ったとたん、早速問題勃発

色々周り道しながらも、付き合いをスタートさせた私たち。周り道していたので残りの滞在日数はあとわずかだ。もう1分1秒でも惜しい。仕事なんてそっちのけで24時間一緒にいたいというのが本音だ。

しかし…現実は上手くいかないものだ。

付き合って1日目で問題発生したのだ。普通、付き合い立てというのはキラキラしていて、相手のことをずっと考えてて、怖いものなど何もないというものだと思っていた。そう、夏子とシ

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第12話 メモの解読と彼の気持ち

第12話 メモの解読と彼の気持ち

私がなぜぺぺとの恋愛に踏み込めずにいたかというと。

①まずは言語の問題

当時、私は英語があまり得意ではなかった。というか使う必要がなかったために英語の勉強は大学受験までで終わっていた。一応受験英語は経験していたから、相手が何を言っているかはなんとなく聞き取れるレベルだったが、それを返すほどの会話力はなかった。

そしてぺぺ。ペペも前述のとおり英語はあまり得意ではなかった。彼はそもそも学校で英語

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第11話 踏み込めない気持ち

第11話 踏み込めない気持ち

濃厚(?)なキスを連発されて涙目で耐えた後、やはりというか何というか、流れがセックスの流れに。

キスで異文化を感じた私は、少し身構えた。どんなセックスをかまされるんだろうか…もしかしたらセックス自体の概念が違うかもしれないと、期待と不安が入り混じる。

不安はすぐに解消された。色々と少しきつめに吸われるが、通常(?)の流れで始まったのだ。

もうこのまま身を任せようとした。なんせ私たちには一緒に

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第10話 初キスは涙の味

第10話 初キスは涙の味

さて、初めてペペがホテルの部屋へ来ると言いだした。

私は迷った。時は昼間である。こんな昼間から男を部屋に連れ込むなど、さすがに抵抗がある。ホテルのスタッフには、ただでさえ以前服ビショビショのまま帰ってきて、冷ややかな目線を送られている。

少し迷って、こっそり連れ込むことにした(笑)まずペペにはビーチ側の入り口で待っていてもらって、私だけでフロントからルームキーを取ってくる。無事に取ってこれたら

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第9話 砂浜に書いた2人の想い

第9話 砂浜に書いた2人の想い

晴れてカップルとなった夏子とショーン。カップルとなった2人は見てられないくらいラブラブだ。

どちらかというとショーンの方が熱を上げているっぽかった。夏子と一瞬でも離れたくない。夏子に色んなことしてあげたい。そんな気持ちが行動に表われている。実際に、ショーンは夏子といたいがために仕事を休んだりしている。少し日本人には考えられない行動だ。

これも人によるかも知れないが、ミャンマーの男性はすごく一途

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第8話 関係が動き出した

さて寺デートが終わったあと、一旦解散し、彼らの仕事終わりにまた集まることにした。

集合先はショーンの部屋だ。ペペはお店の上に住んでいたけれど、ショーンは、お店の先にあるマンションに住んでいた。夜中に男の家に行くなど何があっても文句言えない危険な行為だが、彼らがただの遊びで一緒にいるようには思えなかったし、どうせ男のためにマレーシアに来たようなもんだから今更そんなことこだわってらんないという理由で

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第7話 爆笑撮影大会

若さゆえの、服のまま海へダイブするという荒行をやってのけた次の日、私たちは彼らの仕事前に会うことになった。

言われるままバスに乗り込み、向かった先は…

寺!

(一応)ダブルデートで寺って!渋っ!

しかし中に入ってみると、日本のような全部木でできた真っ茶色の寺とは違い、ベースが金ぴかで、日本ではあり得ないカラフルな色使いの寺だった。なかなか目が楽しい。しかし寺…

とりあえずお参りをすること

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第6話 星がきれいだから…?!

さて始まったマレーシア旅行第2弾。この旅の目的は、ペペとどうなりたいのかを考えることである。だからなるべくたくさん会って、答えを出す必要がある。夏子もショーンに対してそんな感じだ。

ということでこの旅行中は、ペペ達と過ごすことに重きを置いた。といっても、いきなり来たもんだからペペ達は休みをとっていない。だから仕事が始まる前や、仕事の後会うのがメインであった。歓迎会を開いてもらった次の日も、彼らの

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第5話 再び…マレーシア?!

3月某日ー

卒業旅行から早1か月。

私と友人夏子は、再びマレーシアの地に足を踏み入れた。

もわっとする空気が私たちを迎える。

ああ、帰ってきたのだ。マレーシアに…

なぜまたマレーシアに来たのか。

それは1か月前にさかのぼる。

卒業旅行からの帰りの飛行機で、隣に座っている夏子と、マレーシアの思い出に花が咲いたのだ。そして、私も夏子も、ペペとショーンに消化不良にな部分があることに気が付い

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第4話 ショッピングと帰国

人身売買疑惑もなくなったことだし、私たちはショッピングを楽しむことにした。

マレーシア…もう10年以上前になるが、当時のマレーシアの物価は日本人にとってとても安く感じた。しかも、服も思ったより可愛いものが多い。アクセサリーやリゾートワンピース、サンダルなど、奇抜なものではなく、日本人好みのものが結構ある。ただ、注意してほしいのは縫製の甘さだ。買う前から、縫製が結構甘いのだ。日本の服などは滅多なこ

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第3話 ハラハラショッピング

彼と約束をした次の日。

10時にバス停で待ち合わせだったので、日本人らしく10分前にはバス停に着いた。

彼はまだ来ていない。まあ、時間前だしね。そういいながらじっと待っていた。

時間は10時ちょうどになった。まだ来ない。

時間は10時10分になった。まだ…来ない。

そして時間は10時20分………

あれ、もしかしてこれって…からかわれた?

急に自分たちが、旅行先で浮かれてだまされてる軽

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第2話 運命の出会い?物語が始まる

「ねぇ、あの人かっこよくない?」

「声かけてみちゃう?」

友達がそんな話をし出した。うん、それは私が一番思ってると心の中で。

でも、日本でいきなり初対面の男の人に話しかけることなんてゼロだから、ちょっとためらう気持ちがある。

そんな私たちが話かけることができたのは、常夏マレーシアの熱帯気温でボーッとしていたからに違いない。

代表して私ともう一人の友達で話かけに行く。

「こんにちは。ココ

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第1話 初めましてマレーシア

「スラマッダタンクマレーシア…」

初めて聞く言葉が飛行機のアナウンスで流れる。

ふと窓から外を眺めると、飛行機が下降しており、たくさんのヤシの木が目に飛び込んできた。

飛行機は無事にマレーシアに着陸。飛行機から降りると、ムッとした熱気と独特の匂いが飛び込んでくる。

初めての南国を実感した瞬間だ。

「マレーシア、どんなところなんだろうね」

横にいた友達が尋ねてくる。

「すごく暑いね。女

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