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takase
2024年4月27日 10:14
最近(といっても、ここ半年ほどで)出会った本の中から、特に印象的だったものをレビュー形式で思い出しながらフワッと紹介します。やはりエッセイが多めですが、詩集や短歌などの他ジャンルにも手を伸ばして色々読んでみました。計12冊あるので、1冊/月ペースで丸1年間かけて読んでみるのもよいかも??✳︎✳︎●民藝雑論民藝店『やわい屋』店主、朝倉圭一さんの思考や感情を通して、民藝と日常と
2023年6月16日 16:25
自分の嗅覚を頼りにして、近頃はエッセイを堀りに掘っている。紙の手触りが心地よくて次々と新しい本を買い漁るものの、置き場にそろそろ困ってきた。財布と空間とを占領しつつある、そんな愛すべき我が家の新入りエッセイたちを雑感と共にまとめて紹介いたします📚✳︎●珈琲の建設・珈琲は固有の文化圏を獲得しているのかも。・珈琲に対する自分の姿勢がまだ幼いと感じた。・かといって、のめり込んで
2023年3月5日 09:00
髪を切ってきた。長い間お世話になっている美容師さんに髪を委ね、その小気味良いカットのリズムを感じながら雑誌を読む時間は、数少ない癒しの時間である。雑誌は常に新しい発見をもたらしてくれる。紙媒体がインターネットによって駆逐されかけている時代だからこそ、雑誌にある情報はワンランク上の洗練された質を帯びている。雑誌を読むことで、SNS等からの膨大な情報で埋もれてしまっていたであろうニッチ
2022年8月12日 23:13
来るべき試験に向けて学業に勤しむ日々。精神的な余裕が無くなってくると、まとまった趣味の時間が確保しにくい。けれど、さすがに煮詰まって勉強したくない時もある。そんなタイミングで小説を一気読みした。やはり小説は読みやすくて良い。✳︎●これはただの夏6月あたりに燃え殻さんの存在を知り、今夏はこれを読もうと決めていた。圧倒的な熱量を伴って訪れ、いつの間にか過ぎ去ってしまう夏
2022年6月2日 09:13
自分の中でビジネス書ブームが到来して1年以上。最近は、学術的な読み物や"名作"といわれる作品に興味が傾いてきました。それらの読み物は、自分自身の力では到底辿り着き得ない境地の思考へと僕を導いてくれるのです。✳︎●物語のあるところ 月舟町ダイアローグ吉田篤弘さんの最新作は月舟町シリーズの番外編。小説の舞台である月舟町に著者自身が赴き、登場人物らと対話を重ねるという異色のコンセプト
2022年2月15日 20:43
自宅以外の場所、電車やカフェなどで本を読んでいる人って素敵ですよね。ほぼ全ての人がスマホに目を落とす世の中だけに、本を読む姿はそれだけで際立った存在になります。読書をする目的には大きく分けて3種類あると思います。1) 知識や方法を学ぶため2) 文章の美しさや内容を楽しむため3) 自分の心の支えを得るためそして、個人にとって"バイブル"となる本は多くの場合、3)に該当するのではな