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【詩を食べる】木蔭が人の心を帰らせる(谷川俊太郎)/新じゃがのヴィシソワーズ
溢れる光の季節に5月。新緑の季節。
樹々が圧倒的な生命力を見せだす初夏。
あまりに溢れる光のなかで、なぜか、
しんと黙っていたいような気持ちにもなる。
そんなとき、谷川俊太郎さんの『62のソネット』を取り出す。
木蔭が人の心を帰らせる
今日を抱くつつましさで
ただここへ
人の佇むところへと
空を読み
雲を歌い
祈るばかりに喜びを呟く時
私の忘れ
私の限りなく憶えているものを
陽もみつめ
工業地域の荒れ果てた崖線林に、サンプルガーデンを作った話②
購入した神奈川県厚木市の工業団地の端にある崖線林(を含めた土地)は約400㎡。そのうち傾斜地が約70%である。前述の通り傾斜地の樹木は、択伐して残すことに決めていた。建築家の谷尻誠さんに依頼すれば、樹木を残しながら傾斜地に素晴らしい店舗を建てることができると思うが、当然現実的ではない。残り30%の平地約120㎡に、店舗を建て、駐車場とサンプルガーデンを作らなければならない。2014年11月まであと
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