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Vol33 知らなかった!「空き家バンクの盲点⑨」「自治体名」より「掲載件数」!

近年、全国の多くの自治体が「空き家バンク」に取り組んでいます。その一方で、空き家の登録件数は自治体によってマチマチです。どこの自治体も空き家問題を抱えているのに何故でしょうか?

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 「空き家バンク」の盲点をお伝えする理由 



 2017年「空き家相談士」の資格を取得。
(一社)リアンをの創立に参加し、空き家の有効活用に取り組みました。
そして「空き家と移住希望者のマッチング事業」をスタートし、自治体が運営する「空き家バンク」を活用し、これまでに300件近くのマッチングに成功をしました。

しかし、自治体の運営する「空き家バンク」では、トラブルにつながった事例も多くあります。
そこで、私のこれまでの経験から、「空き家バンク」の活用時の盲点として、注意していただきたいポイントをお伝えしていきます。
これまでに、聞いたこともない、目から鱗のような事案もあるかもしれません。

2⃣ 「空き家バンク」の登録件数が自治体によって異なる理由

例えば、民間大手サイトの2社から、全国自治体の「空き家バンク」を見ることが出来ます。
この2社を見ると、都道府県別に各自治体の「空き家バンク」掲載件数が、一目で確認することが出来ます。

① アットホーム株式会社
空き家を地域から探す - 都道府県選択【アットホーム 空き家バンク】 (akiya-athome.jp)
② 株式会社LIFULL
https://www.homes.co.jp/akiyabank/towns/

これらのサイトを見ると、2つのことに気付きます。
1点は、各自治体の登録件数が少ないこと
もう1点は、自治体によって登録件数にばらつきがあること

例えば、顕著な例で行くと、鹿児島県の自治体の掲載状況を確認してみます。
アットホーム株式会社
鹿児島県の空き家を地域から探す【アットホーム 空き家バンク】 (akiya-athome.jp)

掲載件数の一番多い自治体が、肝属郡肝付町66件、一方、掲載件数の一番小さな自治体が姶良市2件です。

しかし、実際の人口(自治体規模)で見ると、肝属郡肝付町が人口約14,000人、姶良市は66,0000人です。
おそらく、推定空き家件数は、肝属郡肝付町が2,000件、姶良市は10,000件になります。

結果、一番登録件数の多い肝属郡肝付町でも、2,000件中66件しか掲載できて異なことになります。

3⃣ 「自治体名」よりも「掲載件数」


「空き家バンク」を活用して、空き家を探すことは有効です。
しかし、自治体によってバラツキがあることを前提にしなければなりません。
すでに移住先を決めているのであれば、その自治体の「空き家バンク」を見ると良いでしょう。
しかし、空き家がほとんど掲載されていないことも覚悟しなければなりません。
一方で、鹿児島県に興味はあるが、自治体を決めかねているのであれば、掲載件数の多い自治体から、確認していくことが効率的となります。
登録件数の多い自治体の方が、希望する物件に巡り合える確率が上がるからです。

4⃣ TOPの画像

最後に私のおススメ移住地をご紹介します。


鹿児島県長島町。
鹿児島県の最北端に位置し、本土と黒之瀬戸大橋で結ばれた長島町は、雄大な東シナ海と島々に囲まれています。
早くから、移住支援や地域活性化に積極的に動かれている町として有名です。
このまちの、私のおススメは「道の駅黒之瀬戸だんだん市場」と、針尾公園にある空中展望トイレ。
日本一眺望の良いトイレで、インスタ映え間違いなし!

東シナ海に沈む、美しい夕日を眺めながら暮らせたら、幸せですよね。

最後まで読んでいただき有難うございました。
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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで17年間2000組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。