三本足の系譜

疫病退散でお馴染みのアマビエは、三本足である。

その理由は、おそらくアマビエ本人にも分からないだろう。

となると、系譜を辿るしかない。

 

私が知る限り最古の三本足キャラは、『古事記』(712)や『日本書紀』(720)に登場する八咫烏(ヤタガラス)だ。

しかも、サッカー日本代表のエンブレムになっている。

間違いなく、アマビエの先輩と言える。

 

また、『もののけ姫』(1997)のシシ神は三本足ではないが、蹄が三つある。

アマビエは海担当で、シシ神は山担当だ。

 

その昔、三本足のリカちゃん人形という怪談めいたものが流行ったが、とくに御利益は無さそうだ。

 

そして、『スター・ウォーズ』シリーズ(1977-)のR2-D2も、見方によっては三本足である。

三本足には、宇宙規模の普遍性があるらしい。

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