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ストレングスファインダーの活用法。誰でもカンタンに自分の強みを伸ばす方法

前回は、ストレングスファインダーで人生が変わった話をしました。

「いや強みを知る重要性もわかったし、資質を探す方法もわかった。でもたかが診断で人生が変わる訳ないだろ?」
と思われている方もいるでしょう。

今回は、【ストレングスファインダーの活用法】ということで、
診断結果をどのように分析すればいいのか、それをどうやって日常で実践していけばいいかについてお話します。


●前回のおさらい

・「才能」とは?

資質…Gallup社が定義する、34種類の能力。これが「才能」になる。
才能…生来の考え方、感覚、行動。
投資…訓練、スキル開発、知識構築にかける時間。
強み…常に完璧に近い成果を出す能力。これを伸ばすことがゴール。

才能×投資=強み

・ストレングスファインダーで自分の「才能」を知ろう

ストレングスファインダー診断をすることで、34の「資質」に順位がつけられる。
つまり、自分の「才能」にあたるものを見つけることができる。

・「才能」を伸ばすことで「強み」になる

「才能」を知るだけでなく、それを伸ばしていくことが目的である。
(今回詳しく解説します)

・キャリアに悩んでいる人は「強み」をベースに考えてみては

自分が目指していた業界が、実は向いていなかったことが判明。
ストレングスファインダーに沿って就活をやり直した結果、納得いく内定を得ることができた。


●自分の「強み」をどのように解釈したか?

就活時に行った分析は今考えるととても簡単なものでした。
自分の強みの上位2つである【戦略性】【着想】を説明できそうな過去のエピソードを引っ張ってきただけです。

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なぜ5つではなく2つだったかというと、面接という限られた時間内で5要素をアピールするのは難しいから。

実際に面接で話したことはこんな感じ。

<自己PR>
自分は好奇心が旺盛で、誰もやったことがないことに挑戦するのが好きです。実際に、こんなイベントを思いつき、学生時代に実施しました。→【着想】

そのイベントを開催するにあたっては、多くの人を巻き込まなければいけないので大変でした。その困難を、こんな工夫をすることで解決し、成功に導きました。→【戦略性】

<志望動機>
未知の領域でも創意工夫しながら果敢に挑戦していく自分の性格は、クライアントに変革を起こすことがミッションであるコンサルティング業界とマッチしていると思います。

・・・なんかそれっぽくないですか?(手前味噌)
プロセスを言語化すると、こんな感じの手順になります。

1.「強み」という抽象的なものを具体化し、「エピソード」にする。
2.エピソードを抽象化し、「志望動機」として業界にマッチさせる。

更に入社後のキャリアに活かすには、抽象化した志望動機を再度具体化すればいいわけです。


●「投資」で「才能」を伸ばす方法

就活のときはすでに「強み」となっているエピソードを持ってきましたが、本来であれば、「投資」によって「才能」を伸ばしていく必要があります。

要は、どのように行動したら自分の「才能」が活かせるか?を考えようということです。

<再掲>
資質…Gallup社が定義する、34種類の能力。これが「才能」になる。
才能…生来の考え方、感覚、行動。
投資…訓練、スキル開発、知識構築にかける時間。
強み…常に完璧に近い成果を出す能力。これを伸ばすことがゴール。

才能×投資=強み

筆者は、最近2回目のストレングスファインダー診断を行ったのでそちらを例に考えてみましょう。
結果はこんな感じでした。

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<1回目(2014/4/25)>

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<2回目(2020/12/31)>

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それぞれの資質の説明は割愛しますが、上位下位ともに基本的な傾向は大きく変わらないようです。
ここから、以下の質問で分析していきました。

1.上位の資質のどんなところを良いと感じているか?
2.下位の資質についてどう理解しているか?
3.自分では気付かなかったことはあるか?
4.過去に上位の資質が活かされた場面は?
5.どうすれば上位の資質を伸ばすことができるか?
6.資質を伸ばすために、周りの人にどう関わってほしいか?
7.弱みを補うために、周りの人にどう関わってほしいか?

これらの質問は、
過去↔未来
主観的↔客観的
で4象限に分類することができます。

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1.上位の資質のどんなところを良いと感じているか?

<問いの目的>
強みの分析。

<筆者の場合>
バランスが良い。
【学習欲】→【着想】→【活発性】で、Input→Process→Outputへの流れができている。
【自己確信】でInternalの自信があり、ベクトルが合致した人を【個別化】で仲間にしたいというExternalな考え。
スタートアップのリーダー向きなのでは…?

2.下位の資質についてどう理解しているか?

<問いの目的>
弱みの分析。

<筆者の場合>
努力不足を自己責任論と捉えがち→【成長促進】【公平性】【包含】
解決する気のない愚痴を聞き続けることが苦手→【成長促進】【共感性】
凡庸だと言われること、凡庸な生き方をさせられることが苦手→【公平性】【調和性】

3.自分では気付かなかったことはあるか?

<問いの目的>
現状理解。

<筆者の場合>
【学習欲】が高いのは意外だったが2つの理由がありそう。
20代はInputフェーズで、全ての経験がプラスになると考えていること。フィットネスに関するInputを日々行っていること(本業に関してはちょっと足りないところもあるので頑張りたい)。

【戦略性】が落ちたのは、"What's happened, happened"*のような思想が強くなったことによる。
【最上思考】が落ちて【慎重さ】が上がったのは、広い世界を知って上には上があるとわかったことによる。
【指令性】が落ちたのは、謙虚になったからと組織の最下層から再スタートになったことによる。
【親密性】が上がったのは、長期で仲良くしている友達が増えたことによる。

*映画『TENET』のセリフ。「起きたことはしょうがない」と訳されていた。

4.過去に上位の資質が活かされた場面は?

<問いの目的>
過去理解、強みの具体化。

<筆者の場合>
【個別化】…異なる立場からの意見をひとまずは否定せず聞く。旅行などアクティビティの効率化を図る。人の要件を聞いてそれを実現させる。
【学習欲】…知識(フィットネス、ロジシン、ファッション等)を得るのが好き。自分の意見の根拠を明確にする。会話するときに、相手の意見の背景を知りたがる。
【活発性】…新しいことをやるのが好き(note、シンガポール移住)。誰もやらないことを進んで行う。出先で知らない人とコミュニケーションを取る。
【自己確信】…自分の意見をOutputすることに引け目を感じない。難しいと思われることでもやってみる(バンド、野球からサッカー、転職)。人前で緊張しない。
【着想】…noteのネタが思いつく。アイデアを出す(仕事、旅行など)。何かを説明/理解するときに例え話をする。

5.どうすれば上位の資質を伸ばすことができるか?

<問いの目的>
アクションプランの策定。

<筆者の場合>
Input-Process-Outputのサイクルを高速で回す。→【学習欲】【着想】【活発性】
自己反省をする。→【自己確信】
アイデアや施策を周りの人にぶつけてみる。→【個別化】【着想】

6.資質を伸ばすために、周りの人にどう関わってほしいか?

<問いの目的>
周囲の協力を得るための方針策定。

<筆者の場合>
おもしろそうだと思ったらでいいので、乗ってほしい。
意見、疑問があれば臆せずにぶつけてほしい。
アイデアやロジックに関するフィードバックがほしい。

7.弱みを補うために、周りの人にどう関わってほしいか?

<問いの目的>
周囲の理解を得るための方針策定。

<筆者の場合>
問題解決ではなくemotionalなケアがほしい場合はその旨を伝えてほしい。
突拍子もないことをしても一度は受け入れてほしい。
平等を強要せず、違いを尊重してほしい。


●まとめ

・「才能」を「投資」によって伸ばすと「強み」になる
・「才能」を知るだけでなく、「投資」によってそれを伸ばす方法を考えよう
・7つの質問で「資質」を分析しよう


●終わりに

今回は、ストレングスファインダーの具体的な実践方法についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。
みなさんが、自分の「資質」を知り、「投資」の方法を考えてみるきっかけになれば幸いです。



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