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プロジェクトマネジメント

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PMP取得時に学んだ内容や、アップデートした情報をまとめた情報です。 少しでも分かりやすいよう、そして「プロジェクトマネジメントなんて関連がないよ」という方にも、有益な情報となる…
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2023年3月の記事一覧

多様性について

多様性について

(概要)

多様性(ダイバーシティ/diversity)とは、幅広く性質の異なる群が存在すること。性質に類似性のある群が形成される点が特徴で、単純に「いろいろある」こととは異なる。(Wikipedia)

(解説)

よく目にする「多様性(ダイバーシティ/diversity)」ですが、皆さんは言語化することはできますか?
詳細な解釈としては、「ある集団の中に異なる特徴・特性を持つ人がともに存在する

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紛争管理(コンフリクトマネジメント)

紛争管理(コンフリクトマネジメント)

紛争管理とは、メンバー同士の対立や利害関係者同士の対立の際の手法です

優先順位の高い手法から紹介します
協力や問題解決(ベスト)
妥協や和解(ベター)
鎮静や適応(できれば避けたい)
撤退や回避(避けたい)
強制や指示(NG)

では一つずつ概要を解説していきます。

■協力や問題解決(ベスト)

→根本的解決を目指す手法 当事者間のWin-Winの結果を得られる
→主に「1on1で状況、背景を

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感情的知性を評価する3つの質問

感情的知性を評価する3つの質問

【感情的知性を評価する方法】
デビッド・プリマー氏は、感情的知性(EQまたはEI)を評価するための質問は、ダニエル・ゴールマン氏が分類した4つの“感情的能力”を、すべて見抜けるものであることが必要だといいます。その3つの質問は次のとおり。
・感情的知性を評価する質問1:信頼の確立
・感情的知性を評価する質問2:自分の弱点
・感情的知性を評価する質問3:信念という概念

■感情的知性を評価する質問1

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感情的知性とは(後編)

感情的知性とは(後編)

感情的知性の内的領域と外的領域を詳細に示す以下の4つの象限もあります。自己認識、自己管理、社会的認識、関係管理です。
それぞれについてみていきましょう。

・自己認識

→個人の能力の一側面で、自分の行動が他者にどう影響するか、他者の行動が自分の感情にどう影響するかを認識することを指します。

・自己管理

→これも個人の能力の一側面で、自分の感情をコントロールし、変化に適応し、逆境にあっても耐え

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感情的知性とは(前編)

感情的知性とは(前編)

【感情的知性】

→感情的知性(EQまたはEI)とは、自分自身の感情的な反応を識別し、表現して管理する能力を指し、他者の伝える感情を知覚し、評価して対応する能力も含まれます。また、感情知能や感情指数、感情知性とも呼ばれます。

別の言い方をすれば、「世渡り上手」とも言える能力で、人の心を読み、そのニーズを掴む力が IQ の高さやいわゆる一般的な頭の良さを補完するプラスの力となります。高学歴だけで成

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時間を捻出するためには(後編)

時間を捻出するためには(後編)

前回に続き、「時間を捻出するために」というテーマで活用できる考え方を紹介します。

今回は「Moscow」という考え方です

■Moscowとは

(1)Must(絶対にすべき業務)
(2)Should(対応すべき業務)
(3)Could(出来れば対応する業務)
(4)Won't(対応不要)
の順で業務をカテゴライズしていく方法です。

前回でも言った「人が一人いなくなっても業務は回っていく不思議

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時間を捻出するためには(前編)

時間を捻出するためには(前編)

まず知ってほしいのは、パーキンソンの法則、ECRS(イクルス)、タスクのマトリクス(個人タスクの優先順位付け)です。

■パーキンソンの法則

・「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
→「仕事が忙しいから人を増やす」は愚策です 結局増えた人数の分だけ仕事も増えます(意図しなくても)
 逆に、人が1人いなくなっても仕事は回ります 誰かが補うからです。
 元々全員が10

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プロジェクト提案について

プロジェクト提案について

人や組織を変えていこう、と推進していくことは非常にバイタリティを要します。なぜなら、人間には「ホメオスタシス」という恒常性(生物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のこと)があるからです。

「責任を負いたくない」「労力を増やしたくない」「新たなモノを覚えたくない」といった様々な要因が考えられますが、どれも人間として当たり前の感情です。

そんな中でもプロジェクトを推進して

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