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時間を捻出するためには(後編)

前回に続き、「時間を捻出するために」というテーマで活用できる考え方を紹介します。

今回は「Moscow」という考え方です

■Moscowとは


(1)Must(絶対にすべき業務)
(2)Should(対応すべき業務)
(3)Could(出来れば対応する業務)
(4)Won't(対応不要)
の順で業務をカテゴライズしていく方法です。

前回でも言った「人が一人いなくなっても業務は回っていく不思議」とはまさにこの原理といえます。
必然と「Must」に焦点を当てその他を柔軟に切り捨てていった結果と考えることが出来ます。

ちなみに頭文字だけ取ると「Moscw」ですが、これは「モスクワで作られたフレームワーク」のため、「Moscow(モスクワ・モスカウ)」と呼ばれています。

もちろん大前提として、「本来すべき業務(要求)」をしっかりと理解・分析しておく必要があります。

■要求アナリシス


1.要求の優先順位をつける
2.要求を体系化する
3.要求の仕様化とモデリングを行う
4.前提条件と制約条件を定義する
5.要求を検証する
6.要求の妥当性を確認する

これらをしっかり上司と意識合わせを行ったうえで、Moscow方法を活用して、時間を捻出していきましょう。何度も言いますが、細部にまでこだわりすぎて100%の結果に拘るのではなく、80%の完成度で妥協し、20%は新たな挑戦・変化への対応・リスク対策に充てるべきです。

ちなみに、すべき仕事の内容は、役割・役職・プロジェクトのコンセプト等により変わるため、一概に例は出せませんが、同じ業務同士の仲間たちとカテゴライズしてみるのが有効的です。

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