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捨てるための日記

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個人の日記って残しておくほどのものでもないです。捨てるために書いてるようなものです。
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捨てるための日記36_「ゴヤ《戦争の惨禍》(国立西洋美術館)」

捨てるための日記36_「ゴヤ《戦争の惨禍》(国立西洋美術館)」

ゴヤの「戦争の惨禍」が見たくて国立西洋美術館へ行った。企画展には何度か足を運んだけれど、常設展を見るのは初めて。

一つ一つの版画について語ることは避けるけれど、このタイミングで「戦争の惨禍」をまとめて見ることができて良かった。
ロシアによるウクライナ侵攻、パレスチナでの虐殺がなおも続いている現在、この展示がされたのは意義あることだと思う。

ゴヤの「戦争の惨禍」はスペイン独立戦争を描いたものだ。

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捨てるための日記35_「彩の国シェイクスピア・シリーズ 2nd Vol.1 『ハムレット』を観る」

捨てるための日記35_「彩の国シェイクスピア・シリーズ 2nd Vol.1 『ハムレット』を観る」

初めて劇場へ芝居を観に行った。吉田鋼太郎演出、彩の国さいたま芸術劇場での「ハムレット」

みんな早口

初観劇なので、まず登場した人物がすごい早口でしゃべるなと思った。多分シェイクスピアは台詞量が多い? 状況とか全部一気にしゃべる。TVの字幕表示に慣れすぎっちゃっているから、耳からの情報を取得するのにけっこう集中した。吉田鋼太郎さんの低音ボイスは聞き取りやすい。

シェイクスピアはメタが好き?

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捨てるための日記34_「2024春M3に行ってきた」

捨てるための日記34_「2024春M3に行ってきた」

去年の秋に初めて訪れたイベント、音系・メディアミックス同人即売会M3。今年の春も行ってきました。
11時頃に着いて当日券販売の列に並びます。25分くらい並んでいたかな。

去年の秋は、お目当てのブース1つ行くという予定だったので、他は全然チェックしてなくて所在なくうろうろしてました。さすがに、せっかく行ったイベントはもうちょっと楽しみたかったなーと思って、イベントが終わってからサイトのサークル一覧

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捨てるための日記_33「今年の抱負」

捨てるための日記_33「今年の抱負」

博多へ行く

東京の神社で御朱印をもらう

ジョギングの習慣をつける

筋トレの習慣をつける

DDRをやる回数を増やす

鎌倉へ行く

noteを書く頻度をあげる

ゲームセンターのエッセイを書く準備をする

会えそうでなかなか会えていないフォロワーと会う

高校数学のやり直し
#今年やりたい10のこと

博多は、インスタで知り合ったお洋服友だちに会うためにずっと行きたいと思っていた場所だ。関

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捨てるための日記_32「大晦日に」

2023年の大晦日である。大つごもりとも言うけれど、そもそもつもごりって何だろ? と思って調べたら月が隠れる日のことをさしているようだった。旧暦だと一日(ついたち)は必ず新月と決まっている。晦日もつごもりも同じ意味で、新月の日の前日というわけだ。

現代は新暦なので、朔日(ついたち)は新月ではないことになる。じゃあ2023年の最後の新月はいつだったかというと、12月13日だった。2023年最後のつ

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捨てるための日記_31『書写という趣味』の連載を終えて

捨てるための日記_31『書写という趣味』の連載を終えて

人格OverDriveさんで連載させてもらっていた『書写という趣味』がひとまず完結した。読んでくださった皆様がたには本当に感謝します。

編集の杜さんから「にわさんの書写エッセイが読みたいので書いてみませんか」と言われたときは、請われて文章を書いたことがなかったので、とても驚いた。とても驚いたけど、引き受けてよかったと今は思う。
ただ書写を楽しんでやってTwitterにアップしていただけだったから

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捨てるための日記_30「映画『春画先生』覚え書き」

捨てるための日記_30「映画『春画先生』覚え書き」

予告をみたときから、春画をモチーフに出してくる映画なんて珍しいと思っていた。出演する俳優も豪華だし、どんなふうに展開する話なんだろう、と。
鑑賞し終わってみると、コメディ寄りのファンタジーという印象。物語としては普通だったと思う。

役をみるならば、柄本佑さん演じる辻村はすごく良かった。あのプレイボーイぶりは最高だ。たぶん彼は少なくとも1回は先生と試してるでしょ。先生を色んな方向からつついて研究の

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捨てるための日記_29「さいたまジョギングライフ」

捨てるための日記_29「さいたまジョギングライフ」

夏の暑さがようやくやわらいで、久しぶりにジョギングをしようかな〜という気分になったので、金曜日に職場からの帰宅ランを実行した。片道5.8km。

埼玉に引越して電車でバイト先まで通っているが、なにか災害が起きて電車が止まったときのために、家までのルートを確認しておきたかったという理由もあり、ようやく今回走ることができた。夏は暑すぎて歩くことすらイヤだったからね。

幸いなことに近くに幹線道路があり

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捨てるための日記_28「ホテルヴィスキオ富山に泊まった」

捨てるための日記_28「ホテルヴィスキオ富山に泊まった」

富山に帰省した際、駅前のホテルヴィスキオに宿泊したので、そのときの印象をメモ。2022年に開業した新しいホテルだね。

基本的に帰省したときのホテルは「夜寝るためだけに泊まる」(観光目的ではないため)ので、ぶっちゃけ安いビジネスホテルでいいと言えばいいんだけど、インドア志向が強すぎて旅行をほとんどしないものだから、こういうときくらいちょっと旅気分を味わいたい!
なので、大浴場があって朝食がちょっと

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捨てるための日記_27「ぐだぐだに疲れて寝た」

捨てるための日記_27「ぐだぐだに疲れて寝た」

特になんてことのない1日だったのに、ぐっだぐだに疲れて20時に寝て、9時半に起きた。こういう日もある。

こういうときに見る夢は、夢のなかでもものすごく身体が重くて、なんてことない道路を急傾斜をのぼるように歩いていたりする。今回は道路に引いてある白線をロープ代わりに引っ張って、アスファルトの道をのぼっていた。

夢のなかの私はよく歩く。
そしてよく子どもの姿でいる。

どこまでも続く団地のなかで、

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捨てるための日記_26「怪異の行き先」

捨てるための日記_26「怪異の行き先」

異界の場所やその行きかたは、わたしたちの日常によって変化する。

現実世界と異界の空間的な世界構造には、天界と地底界に現実世界が挟まれるという垂直的世界観と、山や海の彼方に異界があると考える水平的世界観がある。

例えば、小野篁が井戸から冥界へ行くのが垂直的世界観で、浦島子が常世の国へ行くのが水平的世界観である。

通常、他界と呼ばれる場所は死者の国なので一度行ったら戻ってはこられない。一方通行な

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捨てるための日記_25「本人確認の本人とは」

捨てるための日記_25「本人確認の本人とは」

ここ最近の行政のデジタル化推進の流れは、基本的に止められないと思っている。ただ、みんなが想像していた「デジタル化したらもっと便利になるんだろうなあ」というのとは違う方向で「前より不便なんですけど!」というのは実際出ていると思う。

私の記憶では、東日本大震災で紙ベースの色々な行政文書やら医療カルテやらが失われて、ご遺体の歯の照合するのにも難儀していた経験などから、バックアップも容易にとれるデジタル

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捨てるための日記_24「文具イベント・宇宙遊泳へ行ってきた」

捨てるための日記_24「文具イベント・宇宙遊泳へ行ってきた」

四国から関東へ住処を移したので、関東の文具イベントへ行けるようになった!
四国に居た3年間はばっちりコロナ禍と重なっていたのも相まって、全然イベント系に参加できなかった。そもそも文具イベント自体があまり行われていないのかもしれないけど。

A Space Walk 2023 Spring TOKYO(宇宙遊泳 東京)

4月22日(土)23日(日)に開催の「A Space Walk 2023 Sp

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捨てるための日記_23「泊まったホテルがよかった」

捨てるための日記_23「泊まったホテルがよかった」

ホテルREFに2泊した。レビューを書くつもりの宿泊ではなかったので、写真とかないです…。

REFは2021年に伊予鉄松山市駅の隣にオープンした新しいホテルだ。外部からでも使える大浴場と朝食バイキングが前を通るたびにちょっと気になっていたのよね。
他のVESSEL系のホテルには泊まったことはなくよく知らないけれど、好きなコンセプトのホテルだったので備忘録を書く。

1Fのエレベーターホール壁には伊

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