マガジンのカバー画像

大学教育

53
運営しているクリエイター

#成蹊大学

ヒントは成蹊大の特設サイトにあり!? “学び方のレシピ”の集積から考える「学修者本位の教育」への向き合い方。

ヒントは成蹊大の特設サイトにあり!? “学び方のレシピ”の集積から考える「学修者本位の教育」への向き合い方。

「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」で示された「学修者本位の教育への転換」は、これからの教育の方向性を示す指針として、どの大学も大いに意識しているように思います。とはいえ、これをどのようにすれば教育に実装できるのでしょうか。多くの大学が模索段階だとは思うのですが、このたび成蹊大学が公開した特設サイトは、この難問を考えるうえで、いいヒントになりそうに感じました。

複雑に絡まり合いながら

もっとみる
今だからこそ意味がある?成蹊大の「オンライン授業の取り組み」特設サイトがシンプルながら考えさせられる。

今だからこそ意味がある?成蹊大の「オンライン授業の取り組み」特設サイトがシンプルながら考えさせられる。

以前、成蹊大学とサイバー大学の連携についてnoteに書いたことがありますが、今回も成蹊大学のオンライン授業関連の取り組みについて紹介したいと思います。この大学はオンライン授業の受け取り方が、とてもポジティブで見ていて気持ちがいいです。

成蹊大学「オンライン授業の取り組み」特設ウェブサイト

どんっ。取り上げるのは、「『オンライン授業の取り組み』特設ウェブサイト」。名前ですぐわかるように、成蹊大の

もっとみる
変わらなければ、変われない。近大と成蹊大が先陣を切る、オンライン教育を加速させる教育連携が熱い。

変わらなければ、変われない。近大と成蹊大が先陣を切る、オンライン教育を加速させる教育連携が熱い。

今なお続く新型コロナの一連の騒動のなかで私たちが手に入れたものに、思いのほかリモートでやれるという実感と、それを支援するサービスやテクノロジーというのがあるように思います。大学の遠隔授業は、まさにその成果を象徴するものでした。この成功体験を踏まえ、遠隔授業が発展すると、大学のあり方が大きく変わるだろうと考える大学関係者は少なからずいるし、ネット等の記事にもそういった論調のものを目にします。私も、そ

もっとみる
対面授業復活後の遠隔授業のあり方が、大学のこれからに大きく関わるんじゃないかという話。

対面授業復活後の遠隔授業のあり方が、大学のこれからに大きく関わるんじゃないかという話。

文部科学省の調査によると、後期授業では、およそ8割の大学が遠隔授業と対面授業を併用し、2割の大学が全面対面に踏み切るようです。キャンパスに足を踏み入れられないと学生たちの不満の声も多く出ていたため、リスクはあるけど舵を切らざるを得ないというのが大学の実情なように思います。

文部科学省「大学等における後期等の授業の実施方針等に関する調査」より

従来の大学の学びのスタイルに戻る動きがある一方、遠隔

もっとみる