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短編

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自分の短編集+ノートで見つけた短編集
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#愛

曖昧

曖昧

付き合うでもなく、お互いに好きだと口にすることもかったけれど好意を寄せ合っていたのは確かだった。

専門に入学してすぐの、先輩達からの挨拶でわたしはその人に目を向けた。初めの印象は格好いいな、だった。単純だけれど、お互いそんな感じの始まりだったのだと思う。

授業も終わり何となくひとり窓の外を眺めていたら、その先輩に声をかけられた。

「なに一人で黄昏てるの?」

内心、心が踊った。

他者承認に

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愛のひとかたまり

愛のひとかたまり

今日もいつもの様に部屋で冷房をかけて
薄っぺらいタオルケットに包まりながら
携帯を右手に勝手に流れ出す(友達)の物語を
一つ余す事なく見ていた。

あいつは旅行に行っていて
あいつは友達と飲んでいる
あの子は彼氏ができていて
あの人は仕事で出張してる

あれこの人は誰だったか思い出せない
こんな事も気にしてられないくらいに
目の前の画面はすぐ次へと移り変わる

愛は溶けて
恋は薄まる
言葉遊びの様

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