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【わたしの本棚】

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#推薦図書

クラフト•エヴィング商會

クラフト•エヴィング商會

『すぐそこの遠い場所』晶文社 (1998.12.25)

AZOTH事典「A 」アルファベットの第一文字
「Z」 ラテン語系の第一文字
「O」 ギリシャ語系の第一文字
「TH」 ヘブライ語系の最終アルファベット

意図:すべての最初であり、また最後であるもの。
アゾットは、7つのエリアと3つのサイドの合わせて21のエリアを持つ。

詳しくは、本文で。
pp.13〜121.

『ないもの、あります』

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BookCafe で出会った本

BookCafe で出会った本

先日(1/10)の BookCafe で購入した『雲をつかむような話』

僕が クラフト•エヴィング商會の本を好んでいる事を知る shokabooksの店主の薦め。

こう云うイベントでは、本に当たる(出会う)感動を、出店者(店主)と共有出来る楽しみがある。

『クラウド•コレクター 雲をつかむような話』
クラフト•エヴィング商會 著
筑摩書房 (1998.11.25)

【Ameblo】2022

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立花隆『知のソフトウェア』を読み返す

立花隆『知のソフトウェア』を読み返す

『知のソフトウェア』立花隆 著
講談社現代新書 (1984.03.20)

今回、1984年(昭和59年)の読書記録に加え、さらに加筆しました。

【情報のインプット】インプットの二つのタイブ p.17
① アウトプットの目的が先行していて、その目的を満たすためのインプット
② 取り敢えずインプットしている

▶ 情報の意味を読み取る能力 → 精神の集中力の関数
▶ 速読術 → ひたすら雑念を捨て

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梅棹忠夫氏と立花隆氏

梅棹忠夫氏と立花隆氏



梅棹忠夫氏と立花隆氏
「知の巨人」と言われた二人が亡くなった。

昨年 没後10年の【梅棹忠夫】
1920年6月13日〜2010年7月3日(90歳没)

Note【梅棹忠夫】2020.07.01.

Note【情報化時代とクリエイティブ】
2020.07.20.

Note【読書百遍】『知的生産の技術』
2020.09.21.

Note【読書百

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【読了】『歴史の屑拾い』

【読了】『歴史の屑拾い』


はじめに

著者 藤原辰史さん
1976年(昭和51) 北海道 旭川市生まれ。
島根県奥出雲町で育つ。
京都大学 准教授
専門は、食と農の現代史

【京都大学/公式サイト】

【関連】
「好書好日」2018.07.28 より
藤井誠一郎 『ごみ収集という仕事』

歴史の断片が、大きな歴史的物語に吸収されないように。
キーワードは、現場主義を貫く。
歴史は、危機の時代の勝者や生存者によってしか描か

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お題【わたしの本棚】④

お題【わたしの本棚】④

2016年から携わらせて頂いている「ヘルン子ども塾」
その関係で、小泉八雲に関する著書や資料が増えてきた。

これまでに 出版された本などは、自分で買い求めたりしているが、中でも『西田千太郎日記』や『ヘルン先生 生活記』『ヘルン先生こんにちは』など写真左側の出版物は、ありがたいことに頂いた。(感謝)

最近は【怪談】をテーマにした出版物が多いように思う。

『小泉八雲の怪談づくし』『小泉八雲の怪談

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お題【わたしの本棚】③

お題【わたしの本棚】③

今回の「お題/わたしの本棚」を書くにあたり、井上ひさしの著者を取り出した。現役時代に電通のコピーライター(Cr.D)井上優さんから薦められた本2冊。

広告の文章は、文学的な文章と違い流れる情報(広告)の中からパッと目を惹き、この先 読んで見たいと思ってもらう。

SNSでは、140文字をベストとしている理由が、なんとなくわかる気がする。

情報が洪水のようにあふれている中で、メッセージを絞り込む

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お題【わたしの本棚】②

お題【わたしの本棚】②



「伝える」「伝わる」ことを頭に入れ読んだ本の数々。
やはりポイントは「習うより慣れろ」だと思う。

いつまでも、手もとに置いておきたい本たち。

左側2冊は、余録(笑)

『小さな雑誌で町づくり』 著者 森まゆみさん「谷根千ねっと」

http://www.yanesen.net/books/mayumi/mayumi_10.html

向井敏の『文章読本』を読む

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お題【わたしの本棚】①

お題【わたしの本棚】①

これまで、読んだ本を備忘録的にNoteに書き込んできました。

ここらで、ちょっと趣きを変えて「 お題【わたしの本棚】」として、振り返ってみたい。

『木を植えた男を訓む』Jean Giono 著
高畑勲 訳著
徳間書店 (1940.07.31)

私が販売促進部(スタッフ職)に就いた時に、同僚から薦められました。

営業職(ライン)と違い、結果が具体的(数字)に現れない仕事。

▶ スタッフ職と

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「ほどほどの分かち合い」

「ほどほどの分かち合い」

経済学者 宇沢弘文さんの弟子を自認する神野直彦さん。

【読書百遍】神野さんの『分かち合い社会の構想』を読み返す。

『分かち合い社会の構想』
神野直彦・井手英策・連合総研 編
伊藤康・秀あや美(かむろ あやみ)
岩波書店 (2017.09.22)

【ブックレビュー】
ポピュリズムや排外主義が世界を覆うなか,人と人の絆は分断され,富の奪い合いが進む.他者の痛みを分かち合い,お互いが支え合える社会

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【読書百遍】『地域再生の経済学』

【読書百遍】『地域再生の経済学』

今回の コロナ禍を切っ掛けに、都市と地方の関係が見直されるだろうか?

これまでは、イソップ寓話の『都会のネズミと田舎のネズミ』のように スピードや競争に「ついていける者と、ついていけない者」と云う尺度で考えられていました。

人と人との繋がりが ある時代には、他者を蹴落としてまで 物質的欲望を充足しようとは思わなかった。

人々は、存在欲求が充足されていないから、所有欲求を満たそうとする。

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