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「ほどほどの分かち合い」

経済学者 宇沢弘文さんの弟子を自認する神野直彦さん。

【読書百遍】神野さんの『分かち合い社会の構想』を読み返す。

『分かち合い社会の構想』
神野直彦・井手英策・連合総研 編
伊藤康・秀あや美(かむろ あやみ)
岩波書店 (2017.09.22)

【ブックレビュー】
ポピュリズムや排外主義が世界を覆うなか,人と人の絆は分断され,富の奪い合いが進む.他者の痛みを分かち合い,お互いが支え合える社会はどうすれば可能か.労働と生活を研究するシンクタンクと気鋭の学者らが討議を重ね,労働,環境,生活保障,教育,地域,政治,財政の視点から,人間らしい社会への道筋を具体的に構想する.

この本をつうじて「共同体的な人間関係の分断」と「社会と自然の自己再生力の喪失」の諸相を追跡。
そのうえで「市場の拡大→社会の縮小」から「市場の抑制→社会の拡大」と云う路線を示し、欲望の「奪い合い」から幸福の「分かち合い」社会への道すじを示している。p.230より(抄)

wikipedia【神野直彦】

【山崎亮さんの書籍紹介より】
神野直彦さんの
『分かち合いの経済学』

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=148472863936359&id=100063209379498

2021.06.09.

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