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学校教育を、全ての子ども達が夢を描けるものに。~「ルポ 誰が国語力を殺すのか」を読んで~

こんにちは~honaです!毎日投稿中です!

今日は、学校教育の枠組みも、もっと子ども達が夢を描けるものにしたいと思ったことを残そうと思います。

いま、こちらの書籍を読んでいます。
絵画教室の先生が、子供の発達について様々に考えられている方で、こちらも紹介してもらいました。

まだ半分ほど読んだところですが、読んでいるだけで苦しくなります。

家庭、地域、学校。彼らを受け入れ守り育てていくはずの組織から、ことごとく放り出され、意志を無視され、権利を迫害され、生きていく意味も彼らの「言葉」も、その尊い命さえも奪われている現実。

著者は書籍の中で(ここまで読んだ中では)学校教育を否定していませんでしたが、わたしにはそれが逆に違和感を覚えさせました。

すでに、現在の学校教育制度には、限界があるのではないかと思うばかりです。

そして紹介されているフリースクール「エルート」の在り方が、子どもにとって良い教育そのものなのではないか?と思いました。

書籍から一部引用させていただきます。

エルートが子供たちに提供するのは、自主性を尊重した極めて自由な時間だ。午前中に二コマ、昼食を挟んで午後に二コマ、合計四コマにわかれてはいるものの、時間の間にチャイムが鳴るわけでもなく、何時に来るのか、何をするのかはすべて各自に任されている

今の通常の学校では、そうした時間配分はありえないですよね。その理由は、学校という大きな組織を運営するには、自由すぎることは非効率であることが、一番に挙げられるのだろうと考えています。
しかしながら、子ども本来の好奇心や探求心を最大限に発揮させるには、チャイムなんかで彼らの気持ちをぶった切ってはならない、と思うのです。ある程度の休息は必要かもしれませんが、それも好きな時間に取ればいいし、言ってしまえば興味のない分野は放っておいて、自分が楽しいと思う授業にどんどん参加するくらいでいいのではないか、と。

また、「やりたいことリスト」に関する記述も非常に興味深かったです。

ある程度集団に順応できるようになった子ども達は、「エルートタイム」という時間で自分の感覚や気持ちと向き合う機会を設けるのだそうです。
活動は、原則的に子供たちが決めて、子供たちはパッと頭に浮かんだ興味のあることを「やりたいことリスト」に書き留めておき、後日みんなでそのリストを前にして話し合い、一つずつ参加希望者を募って実現していくのだそうです。

最初は、自分の心が何をしたいのかが分からず、言語化できない子どもたちも、活動に参加していくうちに自然と「これ楽しいね」とか「なんか感動した」といった言葉を発するようになるそうです。

私が取材に訪れた時は、やりたいことリストには、「花火をつくって打ち上げる」「ISS(国際宇宙ステーション)に行きたい」「スポーツカーでレースをする」と壮大な夢が書かれていた。これこそが、西浦の言う言葉の回復なのだろう。

「やりたいことリスト」。
ここに、結局すべて詰まっているのではないかと思いました。
自分たちが心からやりたい事を考えて膨らませ、言葉にすることで誰かに伝えると同時に自分で再認識して、そしてそのすべてを受け入れてくれる場所があることが、彼らの成長を後押しするのではないでしょうか。

とはいえ、現在の学校教育制度が、優秀な人材を生み出していることを否定はしません。
「勉強したい」という希望を受け入れる基盤があることで、上記でいう「やりたいことリスト」を叶えてあげられるという大きなメリットもあります。
そうした歴史があってこそ、日本が経済大国として世界でも勝負できる国に成長し、私たちもその恩恵を日々受けていることは、理解しているつもりです。

だから、もっともっと学校教育の枠組みを、自由にしていくことはできないのでしょうか

彼らがやりたいことに日々めいっぱい取り組んで、好奇心のままに探求して、自分で目標を見つけて、少しずつ積み重ねて漸進していく。
大人はその遊びや活動をフォローして受け入れるだけで、充分。
先述のフリースクールのように、子どもたち1人1人が、大人の都合に振り回されない環境を与える。

これこそただの私の夢みたいな話ですが、、、そうやって夢を描ける環境を、もっともっと子ども達にも与えていきたいと思いました。


思いがただただ流れ出たようなお話で、すみません。
また読了したら、考えたことを残そうかな~。

では今日はこのへんで。

お読みいただきありがとうございました!


hona


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