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切粉(きりこ)のでる工場ですが、夏でも動きやすいようにエアコンを設置しています

こんにちは、製造部の松田です。

夏まっさかりですね。

当社が位置する石川県(北陸)では、
今年は8月1日に梅雨明けが発表されました。

なんでも8月の梅雨明けは4年ぶりだそうです。
(通常より遅いという意味で)


最近の暑さって尋常じゃないですよね。
日差しはもちろん、風すら熱い

数年前までは、まだ風はぬるい程度なので
風通しの良い状況でしのぐこともできましたが、

最近は熱い風が逆に暑さを加速させる感じです。


当社もこれまではシャッターを全開にして
風通しMAXで作業をしていましたが、

2年前に工場の全エリアにエアコンを設置しました


2年前というとかなり最近のことに聞こえますが、
設置するかどうか思案していたのには訳があります。


訳その1:断熱材が入っていないエリアがあった

工場なので天井高は高く、また床面積も広いです。
断熱材なしにエアコンをかけるのは、
ざるで水をくむに等しいのではないか?

という意見が昔からありました。


訳その2:木の切り粉が出るエリアでもあった

当社は小・中学校向けの理科実験机を製造しており、
木製品のため切断すると木の粉が舞います。
もちろん機械付属の集塵機で強力に吸ってはいますが
とても細かいものはどうしても空気中を漂います。
それがエアコンのフィルターをすぐに詰まらせて
壊してしまうのではないか
という不安もありました。


が、しかし、

最近の暑さでそんなこと言っていられなくなりました(笑)


無かったエリアにいざ2台を導入してみると、
やはり断熱材がないため温度がグッと下がりはしませんが、
湿度はかなり下がる(50%以下にキープされる)ので、

はじめは効果に懐疑的だった現場の皆さんも、
カラっとした空気に快適だと言ってもらえています。

窓辺に置いてある温湿度計でも47%
体感は30℃よりグッと低いです。


しかしせっかく導入しても壊れては大変なので、
エアコンの吸い込み部分に不織布をかぶせ
粉をなるべく吸わないようにしています。

またフィルター掃除も毎日分担で行っています。

見えづらいですがマグネットで不織布をとめ、
フィルター部分全体を覆っています。


ただひとつ難点があったとすれば、
2年前に設置したエアコンの室外機の位置。

配管の関係上、どうしても出入口の横にしか置けず、
その前を通るときは熱風にさらされます(笑)

室外機をドアより上の高さまで吊る方法もありましたが、
工賃がかなり高くなるとのことで床置きにしました…



製造業の現場はよく3Kと言われますが、
(きつい・汚い・危険)

「きつい」をさらに因数分解してみると
筋力的なものや、また作業環境もあるかと思います。

幅広い方にとって働く障害が少ない現場を目指しています。



また今後は環境問題への貢献が避けて通れない時代です。

エアコンを設置して働きやすさは改善されましたが、
その裏で気候変動に貢献していては元も子もありません。

今後5年や10年のスパンで太陽光パネル・蓄電池を導入し
自家消費の割合を増やせないかと模索しています。

(BCPの観点からも、とても重要ですしね。)



◆建築資材の製造外注・OEMは北陸マテリアル株式会社に!◆

大サイズ平面材(パネル等)の異種どうし貼り合わせ加工、
および切断加工を得意としています。


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