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『白虎の路』 甲州街道とうりゃんせ 1
その1 「プロローグ」
あらすじプロローグ1.中央道
土砂降りの豪雨の中,中央道を河口湖から大月を抜けて、八王子方面へと向かう一台の車があった。 時間は、午前零時を回っている。
「うぉーっ。。。」
青年は、流れる涙もそのままに、叫びながらステアリングを握っていた。
その絶叫と涙を掻き消すかのように、雨がフロントガラスを叩き付け、背後では直列4気筒DOHC16バルブのエンジンが地面を叩き付
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「愛と現実の逃避行」追ってくる おってくる
影のように 音もなく
走れ 逃げろ 全速力で
昨日の己が 追いつく前に
愛を食らう 蟲がいる
身を潜め 周りに うじゃうじゃ
うじゃうじゃと
奴らは 眼に見えない
食い尽くされる前に 手を伸ばせ
お前の 愛を 掴みとれ
##愛と現実の逃避行
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「文化祭の夜」秋めく 街路に
銀杏の 仄かな香り 舞う
銀杏の 異臭に 弾かれて
秋の想い出が 舞う
学生の屋台 怖くないお化け屋敷
講堂での ライブ
焚き火を囲んで 舞う
もう 終わりなのに
なにかが 始まりそうな気配
##文化祭の夜
どこにもない 答えを 探してた君に乾杯
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「何処に居るの」ギシギシギシ と音がする
頭の中で 音がする
頭の中・・
頭はどこだ と問いかけた
どこだか わからない
頭の中だと 思った場所は
心の中の 上の方
ギシギシギシ と音がする
頭の中で 音がする
考えてたのは 頭か 心か
##思考するのは何処の誰
何処に居るの
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「昨日の自分と比べよ!」リア充 なんて
所詮は 他人目線の 戯言
リアルが 充実してるかどうか
そんなこと 本人にしか判らない
なのに 皆 自分を さておいて
他人が リア充かどうか 評価を始める
リア充より 自己充だろ
##昨日の自分と比べよ
他人と 比べることに 意味などないのにさ
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「本能が理性を越える刹那」思春期の 強い性的欲望と
自慰のあとの 罪悪感と焦燥感
あの 鬼気迫る 脅威の感情を
なんと呼べば よいのだろう
他の人が どうなのか
わからない けれど・・
あまりの 罪悪感に
去勢まで 真剣に考えた
##本能が理性を越える刹那
あれも 青春 なのだろうか・・
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「透明人間達の森で逢う」君の中に 僕が居る
僕の中に 君が居る
誰かの中に 僕が居る
誰かの中に 君が居る
君が創った ボクが
誰かが創った ボクが
僕が創った キミが
誰かが創った キミが
キミは どこにもいない
ボクは どこにもいない
ダレも どこにもいない
##透明人間達の森で逢う
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「Love Forever」愛は 死なない
愛は 消えない
愛は 無くならない
この世から 光が 無くなり
昼が 闇に 包まれたとしても
朝が来なくとも 愛は 降り注ぐ
いつまでも どこまでも
其処に ひとが居る限り
##LoveForever
愛は 死なない
愛は 消えない
愛は 無くならない
永遠に・・
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「愛」小さな花が 咲いていた
名前は 知らない
名も知らぬ 君が
僕の心を 癒やしてくれる
僕は 誰を 癒やせただろう
僕は 誰を 癒やせるのだろう
夏に 凍りついた心が
冬に 向かって 熔けてゆくのがわかる
秋は 唯 君を想って
過ぎゆく時を 眺めていよう。
##愛
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「最初で最後のお願い」女ってさ やっぱ
生まれた時から 女なんだな
娘も 息子も 目に入れたって
痛くないけれど・・
息子なら きっと ぶん殴って
張り倒してるだろなって
思うようなことでも
娘となると しゃあねえなあ もう
と文句言いながらも・・
##何度もある最初で最後のお願い
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「僕は楽団の一員ぢゃなかった」いっしょに遊んだ あの頃
君たちは 三人兄弟で いつも いっしょ
ボクも いっしょ だったハズなのに・・
引っ越して 居なくなる
逢いたくて 自転車を漕いで
幾つもの街を こえて行った
逢いたかったのは ボクだけだと知るために
##僕は楽団の一員ぢゃなかった
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「モノクロームの夢」モノクロームの 夢
それが 普通なんだと 思ってた
在る時 サイケデリックで カラフルな
白昼夢 を観た
それ以来 時折 カラーの夢も見る
毎日観れたら 嬉しいのにな
友人は 皆 夢はカラーだと云った
だけど・・
僕は 色のない 夢を見る
##モノクロームの夢
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「ボクを 僕が 観ている」時々 僕は
ボクの すべてが
間違っているンじゃないかと 思い
時々 僕は
ボクの すべてが
正しかったンじゃないかと 思う
ホントは どっちでもない
そんなことくらい よくわかってるのにさ
ボクを 僕が 観ている
##観察対象を見つめる視点ですべては変化する